パラピック金メダリストが選んだ最後のゴールが安楽死だった。

Author:看護予備校KAZアカデミー

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ベルギーのパラリンピック選手フェルフールトさんが自宅で医師の投薬を受けて亡くなった。

彼女が選んだのは「安楽死」だった。

生前、彼女の戦績は華やかなもので、

2012年ロンドン大会・・・・車椅子レース(100メートル)で金メダル/200メートルでは銀メダル

2016年リオデジャネイロ大会・・・・車椅子レース(100メートル)で銅メダル/400メートル銀メダル

とパラリンピック会では知る人ぞ知る選手だった。

しかし、一方で彼女は、筋力が衰えていく脊髄(せきずい)疾患のために絶え間ない苦痛に悩まされ、

2016年のリオデジャネイロの大会では痛みがゆえに1日10分間しか寝られないこともあった。

「安楽死」を合法化している国

下記の国では「安楽死」が合法化されている。

安楽死が可能な国・・・オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、カナダ、アメリカの一部の州

「安楽死」の規制緩和に対する訴え

フェルフールトさんは、2016年のリオデジャネイロの大会の記者会見で

・(安楽死の)許可証がなければ自殺していた

・ 安楽死は殺人ではないく、むしろ、より長く生きるためのものだ

・ 安楽死が認められることで、苦みながら死ぬという事を恐れる必要がなくなる

と主張し、タブーなき議論を呼びかけていた。

まとめ

「安楽死」が認められていない中で、この痛みと一生付き合うのは、拷問に近いのだろう。

しかし、「安楽死」という選択肢があることで、「激しい苦痛を伴った死」を避けることができ、

さらに、「自殺による罪悪感」を感じることなく、一生を終える事ができるのかもしれない。

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