医療倫理に関する用語|知っておくと考えやすくなる用語(3-3)

Author:看護予備校KAZアカデミー

時間

出生前診断

出生前診断とは、赤ちゃんが生まれる前に、胎児の病気や体の状態などを調べる検査のことです。赤ちゃんの状態を早く知ることで、出産後の準備につながる場合があります。一方で、検査結果をどう受け止めるか、命をどのように考えるかという倫理的な課題もあります。

遺伝子検査

遺伝子検査とは、病気の原因や、将来病気になる可能性などを遺伝子から調べる検査のことです。治療や予防に役立つ場合がありますが、本人や家族の将来に関わる情報でもあります。そのため、検査を受ける前後に十分な説明と支援が必要です。

生殖補助医療

生殖補助医療とは、妊娠を望んでいる人に対して、医学的な方法で妊娠を助ける医療のことです。体外受精や顕微授精などが含まれます。子どもを望む人を支える医療である一方、命の始まりや親子関係について考える必要があります。

代理出産

代理出産とは、妊娠や出産が難しい人の代わりに、別の女性が妊娠・出産することです。子どもを望む人にとって一つの方法になる場合がありますが、産む人、育てる人、子どもの権利など、多くの倫理的な課題があります。

医療ネグレクト

医療ネグレクトとは、子どもや高齢者などに必要な医療を受けさせないことです。たとえば、病気やけががあるのに受診させない、必要な治療を受けさせない場合などが含まれます。命や健康に関わるため、早く周囲が気づき、支援につなげることが大切です。

身体拘束

身体拘束とは、患者や利用者の体の動きを制限することです。転倒や点滴を抜くことを防ぐ目的で行われる場合がありますが、本人の自由や尊厳を傷つける可能性があります。そのため、できる限り行わず、必要な場合も慎重に判断することが求められます。

虐待

虐待とは、暴力、暴言、世話をしないこと、必要なお金や医療を与えないことなどによって、相手の心や体を傷つける行為のことです。子ども、高齢者、障がいのある人など、弱い立場に置かれやすい人に起こることがあります。周囲が早く気づき、支援につなげることが大切です。

トリアージ

トリアージとは、災害や事故などで多くのけが人や病人が出た時に、治療の優先順位を決めることです。限られた医療資源を使って、できるだけ多くの命を救うために行われます。救急医療や災害医療で重要な考え方です。

医療資源

医療資源とは、医師、看護師、病院、病床、医療機器、薬、救急車など、医療を行うために必要な人や物のことです。医療資源には限りがあるため、必要な人に適切に届けることが大切になります。

公平性

公平性とは、すべての人をまったく同じように扱うのではなく、それぞれの状況に応じて必要な支援を行う考え方です。医療では、年齢、収入、住んでいる場所などによって必要な医療を受けられない人が出ないようにすることが大切です。

看護受験で知っておきたい医療用語集|小論文・面接で使える基本ワード

看護 予備校 KAZアカデミーが作成。看護受験に役に立つ学習一覧

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