医療倫理に関する用語|小論文・面接で使いやすい用語(3-2)

Author:看護予備校KAZアカデミー

時間

尊厳死

尊厳死とは、回復が難しい状態になった時に、本人の意思を尊重し、過度な延命治療を行わず、自然な最期を迎えられるようにする考え方です。命を軽く見るものではなく、患者が苦痛を少なくし、その人らしく最期を過ごせるように考えることが大切です。

安楽死

安楽死とは、治る見込みがなく強い苦痛がある人に対して、その苦痛を終わらせるために死を早める行為を指す言葉です。命に直接関わるため、医療倫理の中でも特に慎重に考える必要があります。尊厳死とは意味が異なるため、区別して理解することが大切です。

延命治療

延命治療とは、病気を完全に治すことが難しい状態でも、命をできるだけ長く保つために行う治療のことです。人工呼吸器、点滴、胃ろう、心臓マッサージなどが関わる場合があります。本人の意思や家族の思い、苦痛の程度を考えながら判断することが大切です。

終末期医療

終末期医療とは、病気の回復が難しく、人生の最期が近づいている人に対して行う医療のことです。病気を治すことだけを目的にするのではなく、痛みや苦しさを和らげ、本人が安心して過ごせるように支援します。患者本人の希望や家族への支援も大切になります。

臓器移植

臓器移植とは、病気などで働きが悪くなった臓器を、他の人の健康な臓器と入れ替える医療のことです。心臓、肝臓、腎臓、肺などが対象になることがあります。臓器を提供する人の意思、受ける人の命、家族の思いなどが関わるため、生命倫理と深く関係します。

脳死

脳死とは、脳全体の働きが失われ、回復する見込みがない状態のことです。人工呼吸器によって心臓が動いているように見える場合もありますが、自分の力で呼吸することはできません。臓器移植とも関わるため、命の判断について慎重に考える必要があります。

ドナー

ドナーとは、臓器や血液、骨髄などを提供する人のことです。臓器移植では、ドナーの意思や家族の意思が大切になります。医療では、提供する人と受ける人の両方の命や権利を大切に考える必要があります。

赤ちゃんポスト

赤ちゃんポストとは、さまざまな事情で赤ちゃんを育てることが難しい親が、赤ちゃんの命を守るために預けることができる仕組みです。赤ちゃんの安全を守る一方で、親への相談支援や、子どもが自分の出自を知る権利なども考える必要があります。

代理意思決定

代理意思決定とは、患者本人が自分で判断したり意思を伝えたりすることが難しい場合に、家族や関係者が本人に代わって医療やケアについて判断することです。その時は、家族の都合だけで決めるのではなく、本人ならどう考えるかを大切にする必要があります。

倫理的ジレンマ

倫理的ジレンマとは、どちらを選んでも大切な考え方がぶつかり、簡単に答えを出せない状態のことです。たとえば、命を延ばすことと苦痛を減らすこと、本人の希望と家族の希望が合わない場合などがあります。医療者には、一つの考えだけで判断せず、患者にとって何がよいかを丁寧に考える姿勢が求められます。

看護受験で知っておきたい医療用語集|小論文・面接で使える基本ワード

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