前回は、「一次関数の定義域と値域」について学びましたね。
今回は、その応用として 「二次関数の定義域と値域」 を学んでいきましょう。
まず問題を見てみましょう!
前にやったように、「𝑥」にいろいろな数字を代入して、
それぞれの「𝑦」の値を出していきます。
この表の5つの点をグラフに打って、曲線でつないでください。
2次関数のグラフは曲線(放物線)になりますよ!
定義域に注意!
問題では、「𝑥」の範囲が -1 から 2 の間 って言われていましたね。
だから、グラフはこの範囲だけを実線で描き、
それ以外の部分は点線や省略にして、書かないようにしましょう。
なので、「𝑥」の範囲以外の範囲は関係ないので、点線にしてあげます。
次は「値域」を見てみましょう!
値域とは、「𝑦」の値がどこからどこまで動くかです。
グラフを見るポイント:
一番下の「𝑦」の値 → 最小値
一番上の「𝑦」の値 → 最大値
表をもう一度見ると:
一番小さい「𝑦」の値 → 0(𝑥 = 0 のとき)
一番大きい「𝑦」の値 → 8(𝑥 = 2 のとき)
よくある間違いに注意!
例えば、両端の 𝑥 = -1(𝑦=2)と 𝑥 = 2(𝑦=8)だけを見て
「2から8」と答えてしまう人がいますが、これは間違い!
一番小さい「𝑦」の値はどこか?
一番大きい「𝑦」の値はどこか?
この2つのポイントをしっかり見て判断する必要があります。
従って、下記のようなグラフになります。
ポイントまとめ
🔵 定義域は「𝑥の動く範囲」
🔴 値域は「𝑦の動く範囲(一番低いところから高いところまで)」
グラフを書くときは:
・「𝑥」の範囲を守って点を打つ
・曲線をきれいにつなぐ
・「𝑦」の最小値・最大値をしっかり見る
◆ 看護受験の必須 二次関数を完璧に理解できる解説集 ◆
- Q1.2次関数とは
- Q2.グラフの見分け方のコツ
- Q3.グラフを書き方
- Q4.定義域・値域(1)
- Q5.定義域・値域(2)
- Q6.関数𝑓(𝑥)とは?
- Q7.上に凸と下に凸の見分け方。
- Q8.𝑦 = 𝑎𝑥² + 𝑞 の「𝑞」って何?
- Q9.𝑦 = 𝑎(𝑥 - 𝑝)² の「𝑝」って何?
- Q10.𝑦 = 𝑎(𝑥 - 𝑝)² + 𝑞 :「𝑝 , 𝑞」は放物線の頂点。
- Q11.平方完成って何?
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- Q14.放物線の平行移動②
- Q15.象限って何?
- Q16.最大値・最小値って何?
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- Q18.最大値と最小値の範囲を見極めよ②
- Q19.軸に文字を含む場合の最大値と最小値①
- Q20.軸に文字を含む場合の最大値と最小値②
- Q21.軸に文字を含む場合の最大値と最小値③
- Q22.共有点の求め方
- Q23.判別式を使いこなそう。
- Q24.放物線とx軸が「異なる2点で交わる」問題。
