本日も二次関数の勉強をしていきましょう!
前回はグラフの書き方を学びましたね。
今回は、グラフの「範囲」 について勉強します。
関数の「定義域」と「値域」って何?
「定義域」「値域」って聞いたことありますか?
ふだんの生活ではあまり使わない言葉ですよね。
簡単に言うと:
✅ 定義域 → 𝑥範囲(𝑥がどこからどこまで動くか)
✅ 値域 → 𝑦の範囲(そのとき𝑦がどこからどこまでになるか)
問題を解いて「定義域」「値域」を理解しよう
(1)グラフを書いてみる
1️⃣ 切片をとる
切片は「+3」なので、
(0,3) に点を打ちます。
2️⃣ 傾きを使う
傾き「2」
なので、横に1、縦に2進んだところに点を打ちます。
つまり (1,5)です。
では、グラフ書きます。
でも今回は範囲が決まっています!
今回の問題では、自由に線をのばすのではなく、
Xの範囲が 0 ≦ 𝑥 ≦ 3 と決まっています。
だから、この範囲の部分だけ実線にします。
点の位置が分からないときは?
確実に点を出したいときは、
𝑥の値を式に代入します。
𝑥 = 0 のとき
𝑦 = 2 × 0 + 3
𝑦 = 3
𝑥 = 3 のとき
𝑦 = 2 × 3 + 3
𝑦 = 9
だから、点は (0,3)、(3,9) です。
この2つの点を結んで、0~3の間だけ線を引きます。
続いて、値域を求めよう
値域は「𝑦の範囲」でしたね。
𝑥が「0」から「3」のとき、𝑦はどこからどこまで動きますか?
✅ 𝑥 = 0 のとき 𝑦 = 3
✅ 𝑥 = 3 のとき 𝑦 = 9
だから、𝑦は「3から9」まで動きます。
答え
✅ 値域:3 ≦ 𝑦 ≦ 9
まとめ
👉 定義域は 𝑥の範囲
👉 値域は 𝑦の範囲
👉 範囲が決まっているときは、その範囲だけ線を引く
次回は、いよいよ2次関数を使って範囲を勉強していきます。
◆ 看護受験の必須 二次関数を完璧に理解できる解説集 ◆
- Q1.2次関数とは
- Q2.グラフの見分け方のコツ
- Q3.グラフを書き方
- Q4.定義域・値域(1)
- Q5.定義域・値域(2)
- Q6.関数𝑓(𝑥)とは?
- Q7.上に凸と下に凸の見分け方。
- Q8.𝑦 = 𝑎𝑥² + 𝑞 の「𝑞」って何?
- Q9.𝑦 = 𝑎(𝑥 - 𝑝)² の「𝑝」って何?
- Q10.𝑦 = 𝑎(𝑥 - 𝑝)² + 𝑞 :「𝑝 , 𝑞」は放物線の頂点。
- Q11.平方完成って何?
- Q12.平方完成の応用編
- Q13.放物線の平行移動①
- Q14.放物線の平行移動②
- Q15.象限って何?
- Q16.最大値・最小値って何?
- Q17.最大値と最小値の範囲を見極めよ①<
- Q18.最大値と最小値の範囲を見極めよ②
- Q19.軸に文字を含む場合の最大値と最小値①
- Q20.軸に文字を含む場合の最大値と最小値②
- Q21.軸に文字を含む場合の最大値と最小値③
- Q22.共有点の求め方
- Q23.判別式を使いこなそう。
- Q24.放物線とx軸が「異なる2点で交わる」問題。
