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まず看護学校といっても、「准看護学校」「看護専門学校」「看護大学」この3種類があります。
それぞれ費用も異なれば、卒業するまでの年数も異なります。
このように、それぞれ卒業するまでにかかってくる学費も異なりますね。
准看護学校であれば、40万円
看護専門学校であれば、90万円
看護大学であれば、400万円
※学費は学校によって異なります。
但し、これは学費だけであって、施設維持費・教育充実費・その他もろもろの費用も掛かってきます。
それではそれぞれ学費にどんなカラクリがあるのか見てみましょう。
准看護学校と看護専門学校を比べてよう。
まず看護専門学校を卒業するには3年間かかります。
その間に、
准看護学校の学生は卒業し、正社員として1年間働くことができます。
それでは准看護学校卒の学生が、
3年間で得ることができる金額を見てみましょう。
准看護学校の魅力は何といっても
学生時代に働きながら学校に通うことができる
ですよね。それに比べ、看護専門学校は実習がハードなことから
バイトしながら学校に通うことは難しい
と言われています。
そこで、
准看護学校を卒業した学生の給料が・・・約25万円
看護専門学校を卒業した学生の給料が・・約30万円
※就職先により異なります。
だとした時、
月々の給料の開きは5万円ありますね。
しかし、准看護学校(准看護師資格を取得)を卒業して働いている方は
看護専門学校(看護国家資格)を取得して卒業する方と比べて
先に520万円のお金を得ることができています。
この費用に追いつくには、どれぐらいの日数がかかるのか?
こうして計算してみるとわかりやすいですね。
給料の差だけをみれば、
約9年後に看護専門学校を卒業した学生が
准看護師資格を取得した学生と同じスタートラインに立つこととなります。
もちろん、今回は給料に焦点を絞ってお話をしているので、
それ以外の実務に関しては異なりますが、
給料の差が約5万円だとすればこのような感じになります。
また、給料も5万円までの差とならないので追いつくまでにもう数年かかります。
それでは、続いて看護専門学校と看護大学で比べてみましょう。
看護専門学校と看護大学を比べてよう。
看護専門学校と看護大学の異なるところは、
看護専門学校は3年間
看護大学は4年間
看護学校に通うこととなります。
看護専門学校の学生は看護大学を卒業する学生よりも
1年間早く働けるので、1年分の給料の差が出ます。
そして、同じ看護国家資格を取得するのですが、
初めから学費に大きな開きがあります。
3年間にかかる学費・・・90万円
4年間にかかる学費・・・400万円
※学費は学校によって異なります。
たった1年間ですが、看護専門学校と看護大学とでは授業料の違いが大きく出ます。
もちろん看護大学には看護大学のメリットとして、
大卒としての称号を得れたり、保健師の資格が同時にとれたり大学院に進学など
メリットもあるので一概には言えませんが、卒業後
看護専門学校を卒業した学生の給料が・・約30万円
看護大学を卒業した学生の給料が・・・・約35万円
※就職先により異なります。
だとして考えれば、
これだけの差となります。こうして考えてみると、一般的には、
看護大学 > 看護専門学校 > 准看護学校
このような絵図で見られていますが、
今から15年間ぐらいで得れる収入だけで考えれば、
准看護学校 > 看護専門学校 > 看護大学
と見ることができるかもしれません。
さらに、看護大学では設備維持費など年間で学費と同じぐらいの金額が必要なので、
追いつくまでにもっと年数が必要となります。
まとめ
なぜ、今回このような話をしたかというと、
准看護学校も看護専門学校も徐々に減りつつあります。
いずれは、看護大学1本に絞られる!?
こともあるかもしれません。
看護師になりたいと思って学校にこだわりすぎると
社会人にとって今よりももっと、
看護師になりにくい時代に変わってしまうかもしれません。
まだ主要都市では「准看護学校」も「看護専門学校」も数多くあるので、
どちらにしても早く看護学校に合格して、
看護師資格を早めに取得することが良い選択しかもしれません。
看護 予備校 KAZアカデミーが作成。看護受験に役に立つ学習一覧