看護・医療系小論文の解答例|67.患者にかかわる看護師の不安やストレス

Author:看護予備校KAZアカデミー

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看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。

小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。

今回の看護・医療系小論文の解答例は「患者にかかわる看護師の不安やストレス」です。

小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。

また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。

今回は下記のような構成で小論文を作成しました。

導入

看護師のストレス増加の現状を紹介し、読者の関心を引く。

背景・問題提起

他の職種と比べ、看護師の職業がどれほど特別かを説明。

具体的なデータ・事例

研究結果やデータを元に、看護師のストレスの具体的な原因を示す。

結論・提言

看護師のストレス問題の重要性と、それにどう対応すべきかを提案。

患者にかかわる看護師の不安やストレス(800字)

【解答例】

近年、医療機関で働く看護師のストレスや不安感が以前よりも増していると言われている。多様化する医療ニーズ、患者からの期待値の上昇、そして職場での人間関係など、看護師が直面する問題は数多く存在する。特に、患者の看護を行う際にかかるストレスは、精神面の健康に大きな影響を及ぼす場合がある。そのような看護師のストレス問題に対応するため、医療機関やその所属地域の地方公共団体が、看護師の心の健康を維持・向上させるための支援を行う必要があると考える。

もちろん、商社などの一般的な会社員でもストレスはかかるため、看護師だけを特別視する必要はないのではないか、という意見もあるだろう。しかし、看護師は医療現場という特殊な環境に身を置く職業であり、日々の業務が人の生死に直結するという性質もあるため、優先的にサポートを行う必要があると考える。

実際に、「Journal of Advanced Nursing」に掲載された文献によれば、看護師は多様なストレス要因に直面しており、その中でも人手不足や過度な業務量、長時間労働が主な原因として挙げられている。また、「International Journal of Nursing Studies」における研究では、患者やその家族からの非難やクレームがストレス要因として挙げられており、このストレスが医療ミスを引き起こす要因として認識されている。こうした問題は、医療現場という労働環境ならではの問題も多く含んでおり、一般的な企業におけるものとはまた異なった対策が必要である。

以上のことから、看護師のストレスや不安は、患者に対するケアの質や看護師自身の健康に関わる重要な課題であり、所属する病院や公的機関、そして社会全体で対応していくべき問題であると私は考える。

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