命題で利用される記号
命題の問題では、よく「⇒」のような矢印を利用して
表します。
では、これが何を意味しているのか見てみましょう。
左側の「p」を「仮定」
右側の「q」を「結論」
とします。
命題に求めてられていることは、
です。
それでは、一つ例題を解いてみます。
この問題は
「真」だと思いますか?それとも「偽」だと思いますか!?
答えは・・・
「真」です。
確認のために
X=3をX^2=9に代入します。
3×3が9なので、
成り立っていることがわかります。
しかし、少し気になる数字の存在があるはずです。
それは、
確かに(-3)×(-3)も9なのですが、
命題では、「結論の中に仮定が含まれている」ことが重要です。
そこで図を書いてイメージすると理解しやすくなります。
「結論」の中に、「仮定」の「3」を含んでいるのがわかります。
そして、
と言えます。
では、次の例題を見てみましょう。
この問題の場合は、
「結論」の中に、「仮定(「3」と「-3」両方の数字)」を満たしていますか?
図を見ると満たしていないことがわかります。
この場合には、
となります。
なんとなく、命題の雰囲気を掴んできましたか?
それでは、次回の「命題 vol.3」では、
「偽」の時には、「反例」を一緒に答える必要があるので、それについて説明していきます。