看護学校の小論文にはどんな問題が出題されるの?

Author:看護予備校KAZアカデミー

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看護学校の受験で小論文が出題される意味とは

これから、看護学校の受験を考え、小論文の勉強していくとは思いますが、看護学校の受験で「どうして小論文が出題されてるのか?」その意味を知っておくと、看護学校の小論文のゴール地点が見えやすくなります。

看護学校の小論文で、皆様に求められていることは、小論文の問いに対して、きっちりした「事実の認識」と、どのようにそれを「伝達する能力」があるのかを求められています。

簡単に説明すると、小論文の中で、皆様が看護師として働いた時の人間性を見られているということです。

なので、できる限り「看護師としてどうあるべきなのか?」を小論文では、綴ってあげることが大切です。決して、違う職種にならないように気をつけて下さい。

看護学校の受験で小論文が出題される傾向①

看護学校の小論文にはどのような問題が出題されるのか、非常に気になるところですよね。基本的に、看護学校の小論文の出題形式は「課題テーマ型」「課題文型読解」「資料分析型」の3つに分かれています。

「課題テーマ型」とは課題が与えられ、それについて自分の意見を述べるものになります。看護専門学校では、「課題テーマ型」が一番出題されやすいです。

小論文の問いが単語一語で出題された場合

その単語の意味をまず考えましょう。その上で、「自分の理想像」を論じて下さい。小論文を書く時は、相手に自分がなぜそう思ったのかをしっかりと伝えなければなりません。

【例】
「看護」について、あなたの考えを述べよ。

記載例 ⇒ すべての患者に対して生命力の消耗を最小限度にすることが「看護」である。

小論文の問いが単語二語で出題された場合

看護学校の小論文で、もしお題に二つの単語が出題された時は、対立関係にあるものが多くなっています。二つの単語を上手く小論文に書いていくには、必ず単語両方を共存させましょう。共存させることで、文章が書きやすくなり、読み手にも伝わります。

【例】
「自由と責任」について、あなたの考えを述べなさい。

記載例 ⇒ 責任をもつから自由だと言える。

避けるべき解答例 ⇒ 自由であれば責任をとる必要はない。

小論文の問いが疑問文の提示で出題された場合

この場合、小論文では、あなたの解答を確かめられています。「賛成」か「反対」かきっちりと答えた上で、最後まで書き通しましょう。小論文は、決してブレてはいけません。

【例】
「延命治療は必要か」について、あなたの考えを述べなさい。

記載例 ⇒ ● 延命治療は必要ない。

記載例 ⇒ ● 延命治療は必要である。のどちらかを選ぶこと!!

避けるべき解答例 ⇒ 本人とって延命治療は必要ないが家族にとって延命治療が必要だと考える。

問いでは、必要か、不必要かを聞かれているので、両方の内容を論じてはいけません。

看護学校の小論文で出題されている例
【高齢化社会について】

「これからの高齢化社会」
「高齢化社会に向けて
「地域社会における高齢者への対応」
「高齢消費社会における看護の役割」
「高齢化社会の中で私ができること」
「高齢化社会における介護について」
「高齢化と少子化について」

【健康と心について】

「心と健康」
「青少年の心の健康について」
「心の病」「身体の病」についてあなたの思うことを論述して下さい」

【臓器移植と脳死について】
「院内感染」
「臓器移植法施行にあたって」
「臓器移植についてあなたの考えを論じてください」

【医療福祉について
「「保健」「医療」「福祉」についてあなたの考えを論述して下さい」
「あなたが求める学校保健室の役割」
「現代社会における看護師の役割」

【人間関係】
「思いやりについて」
「約束について」
「ペットと人間」

など、いろいろなパターンで出題されます。

看護学校の受験で小論文が出題される傾向②

次に看護学校の小論文で「課題文型読解」「資料分析型」が出題されることもあります。基本的には「課題テーマ型」がよく出題されますが、いきなり出題形式が変わることもよくあることなので、両方で対応できるようにしておきましょう。

「課題文型読解」のコツ

「課題文型読解」のコツですが、小論文のお題で、文章が与えられている場合は、とにかく、「筆者が何を皆様に伝えているのか」を読み取って下さい。そして、「賛成」「反対」を決めれば、そのまま最後まで突っ走りましょう。

「資料分析型」のコツ

「資料分析型」のコツですが、とにかく「変化のある所を見つけること」です。その変化に気づきさえすれば、そのことについて書いていけばいいだけです。そして、もしグラフ上に変化がなければ、「変化がしていない点」について書いていきましょう。

看護学校の小論文では、とにかく皆さんが看護師として、適性があるのかを見られていますので、看護師になったつもりで「責任を感じながら」書くことで、あなたの伝えたいことが、看護学校側にも伝わるでしょう。

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