It…to 構文(…するのは〜です)
不定詞の代表的な構文として、『It is 形容詞 to 動詞の原形~(~することは形容詞です。)』 があります。
『It』は『それは』と訳さないので「形式主語」と呼ばれます。
It…to 構文の例文
■ 英語を話すのは難しいです。
→ It is difficult to speak English.
※「to 動詞の原形」と『It』が同じ内容なので『It』を訳す必要がない。
It…for 人 to 構文の例文
■ 私にとって英語を話すのは難しいです。
→ It is difficult for me to speak English.
※「人にとって」という場合、『to 動詞の原形』の前に『for 人』を挿入する
It…of 人 to 構文の例文
■ その仕事を手伝ってくれて彼は親切だ。
→ It is kind of him to help me with the work.
『for』と『of』の使い分け。
『for A』と『of A』は、前の形容詞と『A』の関係によって使い分けます。
『for』の場合の例文
■ 私にとって英語を話すのは難しいです
It is difficult for me to speak English.
me = difficultは、成り立たないので『for』を使う。
『of』の場合の例文
■ その仕事を手伝ってくれて彼は親切だ
It is kind of him to help me with the work.
him = kindは、成り立つので『of』を使う。
副詞的用法によく使われる構文
副詞的用法では、下記の構文がよく出題されます。
形/副+enough to~~ = ~するのに十分
too+形/副+to~~ = あまりにも~なので…できない
『enough to ~ = ~するのに十分(例文)』
■ 飛行機を買うのに十分なお金持ちになりたい。
→ I want to be rich enough to buy a plane.
■ その問題は私が解けるほど十分にやさしい。
→ The problem is easy enough for me to solve.
(人が・人にとって ~ ) と言いたい場合には、『to』の前に『for 人』を挿入。
『too…to ~ = あまりにも…なので~できない(例文)』
■ 私はあまりにもお腹がすいているので走ることができない。
→ I’m too hungry to run.
■ 英語は彼にとってあまりにもむずかしいので解くことができない。
→ English is too difficult for him to solve.
too…toの構文は、can’tを使わなくても「できない」と訳せます。
enough toとtoo~toの書き換え
『enough to(~するのに十分)』と『too ~ to(あまりにも~なので…できない)』は、
『so 形/副 that+主語 can(can’t)+動詞 ~』で書き換え可能です。
『enough to ~ → so… that 主 can~』
■ 飛行機を買うのに十分なお金持ちになりたい。
I want to be rich enough to buy a plane.
→ I want to be so rich that I can buy a plane.
※『for A』がない場合、主語は同じでOK。
■ その問題は私が解けるほど十分にやさしい。
The problem is easy enough for me to solve.
→ The problem is so easy that I can solve it.
※『for A』を中心に主語を書くこと。また、複文になるのでitの追加も忘れずに!!
『too~to ~ → so… that 主 can’t~』
■ 私はあまりにもお腹がすいているので走ることができない。
I’m too hungry to run.
→ I’m so hungry that I can’t run.
『for A』がない場合、主語は同じでOK。
■ 英語は彼にとってあまりにもむずかしいので解くことができない。
English is too difficult for him to solve.
→ English is so difficult that he can’t solve it.
『for A』を中心に、主語を書くこと。また、複文になるのでitの追加も忘れずに!!