みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「動名詞の否定形と完了形」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 動名詞の否定形と完了形 ◆
それでは早速やっていきましょう。
動名詞の否定形
動名詞の否定形は簡単で「not」を動名詞の前に置くだけです。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・ありがとうを言わないことは無礼です。
「言うこと」は、「saying」を使います。この動名詞を否定形にするには「not+動名詞」の形にします。
従って、「not」を「saying」の前に置くだけなので、
答え. Not saying thank you is rude.
になります。
それでは、もう一つ例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・彼女は、彼が話さないことについて不満を言います。
「話すこと」は、「talking」を使いますが、今回は「話さないこと」は動名詞の否定形です。従って、「not+動名詞」の形にします。
従って、
答え. She complains about his not talking.
となります。
この文章の注意点は、「話さない」の意味上の主語は「彼」です。
なので、語順は〈所有格 + not +動名詞〉となります。
動名詞の完了形
動名詞の完了形の語順は〈having +過去分詞〉となります。
例えば下記の例文を見てみましょう。
・私は嘘をついたことを後悔しました.
→ I regretted having told a lie.
ここでは、完了形の知識が必要ですが、日本語から、
「嘘をついたこと」は「後悔した」ことよりも前の出来事であることがわかります。
比較して前の出来事がある場合、前の出来事には完了形を使います。
従って、「having told a lie」となります。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
私は彼がそのレースに勝ったことを誇りに思っている。
「彼がレースに勝ったこと」は「誇りに思っている」時よりも、前の出来事なので完了形にする必要があります。
従って、
答え. I’m proud of his having won the race.
になります。
この文章の注意点は、「レースに勝った」の「私」ではなく、意味上の主語は「彼」なので、語順は〈所有格 +having +過去分詞〉となります。
動名詞の慣用表現
動名詞では、たくさんの慣用表現があります。下記は代表的な慣用句なので必ず覚えておきましょう。
英文 | 日本語 |
---|---|
can’t help 〜ing | 〜せざるを得ない |
It is no use 〜ing | 〜しても意味がない |
There is no 〜ing | 〜できない |
Would you mind 〜ing | 〜してくださいませんか |
feel like 〜ing | 〜したい気がする |
keep[prevent]…from 〜 | …が〜するのを妨げる |
be used to 〜ing | 〜するのに慣れている |
look forward to 〜ing | 〜するのを楽しみにする |
慣用表現は、入試問題でよく出題されるので必ず覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。