「看護師に最も必要な能力はコミュニケーション力だ」と言われる理由をご存じでしょうか。
この記事では、なぜ看護師にコミュニケーション力が必要だと言われるのかを説明します。
◆ もくじ ◆
患者が安心して過ごすためには看護師のコミュニケーション力が必要
入院中の患者は毎日不安でいっぱいです。そして完全に殻に閉じこもってしまう患者も少なくありません。
そんなとき看護師がすべきことは、
他愛ない日常会話で徐々に患者の気持ちに寄り添い、コミュニケーションを取ることで、
殻に閉じこもってしまった患者の心を開き治療に前向きになってもらうのです。
このように看護師のコミュニケーション力で、患者の不安を取り除くことができるのです。
患者の変化に気付くためには看護師のコミュニケーション力が必要
人間は自身が感じる痛みやしんどさ等を客観的に測ることができません。
本人が「同じ痛み」と思っていても、実は日々痛みは増していたということも珍しくなく、
入院中の患者は、日々不安やストレスを感じているので余計にその変化に鈍感になってしまうことがあります。
なので看護師は、患者の表情、顔色や、話し方などを観察するために、毎日、患者とコミュニケーションをとり、
患者の身体に起こっている微妙な変化に気が付く必要があります。
医者ではなく唯一患者と毎日コミュニケーションをとっている看護師だけができることなのです。
患者とご家族の橋渡しには看護師のコミュニケーション力が必要
手術を行うことで完治する可能性が高くても、手術に対する不安から手術を頑なに拒否をする患者は少なくありません。
いくら家族が説得しても、本人にその気がなければ治るものも治りません。
そんな時は看護師の出番です。
家族の言う事にはついつい反発してしまう患者でも、
入院中一番時間を共にしてきた看護師の言う事には耳を傾けてくれやすいのです。
そして看護師は、ご家族の気持ちを代弁するだけではなく、医学的な見地からもアプローチすることができます。
患者にとって、「医者とご家族のイイとこ取り」の存在になれるのも看護師ならではです。
まとめ
病院は、ただただ医者が患者を治療する場所と思われがちですが、看護師の存在は非常に大きく、
中でも看護師のコミュニケーション力が医療現場には必要不可欠なのです。