みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「分詞構文の作り方➀(主語の一致と不一致)」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 分詞構文の作り方 ➀ ◆
それでは早速やっていきましょう。
主語が一致する場合の分詞構文
分詞構文とは,「分詞」が「接続詞と動詞」を兼ねた働きをする構文です。
(通常)
When he saw 〇〇〇 , he △△△.
この文章を分詞構文にする時は、
接続詞(When)と主語(he)を無くして、動詞(saw)を現在分詞にします。
(分詞構文)
Seeing 〇〇〇 , he △△△.
上記のように、前文と後文の主語が一致している場合、主語(he)も省略することができます。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の英語文を分詞構文に書き換えよ。
・Because I had no money, I didn’t buy the book.
(お金が無かったので、その本を買わなかった。)
上記の文章は、
● 接続詞 :(Because)
● 主語 :(I)で一致
● 動詞 :(had)
です。
従って、分詞構文にする場合、「had」を「having」にします。
答え. Having no money, I didn’t buy the book..
主語が異なる場合の分詞構文
次に、主語が異なる場合の分詞構文の作り方を説明します。
分詞構文を作る際、前文と後文の主語が異なる場合は、省略することができません。
(通常)
If it is 〇〇〇 , we △△△.
この文章を分詞構文にする時は、
接続詞(If)を無くして、動詞(is)を現在分詞にします。
(分詞構文)
It being 〇〇〇 , we △△△.
上記のように、前文と後文の主語が異なる場合は、主語(It)を英文の先頭に置きます。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の英語文を分詞構文に書き換えよ。
・As it was fine, we went on a picnic.
(天気が良かったので、ピクニックに行きました。)
上記の文章は、
● 接続詞 :(As)
● 主語 :(不一致)
● 動詞 :(was)
です。
従って、分詞構文にすると「was」を「being」にします。
答え. It being fine, we went on a picnic.
分詞構文の5つの意味
例えば、
Walking in the park, I met him.
この英文はすでに「分詞構文」で書かれているので、何の接続詞が使われているかわかりません。
そのために、5つの意味を覚えておく必要があります。
① 「時」→ 「〜とき」
② 「理由」→ 「~なので」
③ 「条件」→「〜すれば」
④ 「付帯状況」→ 「〜しながら」
⑤ 「譲歩」→ 「〜だけれども」
➀から➄を当てはめて、どれが1番しっくりくるか見てみましょう。
① 私が公園で歩いた時、私は彼に会った。
② 私が公園で歩いたので、私は彼に会った。
③ 私が公園で歩いたなら、私は彼に会った。
④ 私が公園で歩きながら、私は彼に会った。
⑤ 私が公園で歩いたけれども、私は彼に会った。
明らかにおかしな日本語は、②④⑤です。
③は、いけそうな感じもしますが、
「私は彼に会った。」ではなく「私は彼に会うことができた。」というのが一般的な日本語です。
従って、一番スムーズな日本語は、①の「〜とき」です。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の分詞構文は、「時」「理由」「条件」「付帯状況」「譲歩」どれに当てはまりますか。
・Listening to the music, I enjoy running.
(訳)音楽を聴きながら、私はランニングを楽しみました。
このように「付帯状況」→ 「〜しながら」を使った訳が一番しっくりときそうです。
従って、
答え.「付帯状況」
になります。
このように「分詞構文」では、どの意味が1番ふさわしいか考えましょう。
これで今回の説明を終わります。