看護・医療系小論文の解答例|16.日本のコミュニケーション低下について

Author:看護予備校KAZアカデミー

時間

看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。

小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。

今回の看護・医療系小論文の解答例は「日本のコミュニケーション低下について」です。

小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。

また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。

コミュニケーションの現状と課題

日本におけるコミュニケーションの現状や傾向について考察します。テクノロジーの普及や社会の変化による影響、人と人との距離感やコミュニケーションスキルの低下、言葉や表現の制約などの課題について触れます。

コミュニケーション低下の原因

コミュニケーションの低下につながる要因を考えます。スマートフォンやSNSの普及、仕事や学校の忙しさ、個人主義の強化、社会的な孤立感、コミュニケーション能力の欠如など、様々な要素を分析します。

コミュニケーションの重要性と意義

コミュニケーションの重要性やその役割について考えます。良好なコミュニケーションがもたらす人間関係や組織の効率性、相互理解や共感の醸成、問題解決や意思疎通の促進など、コミュニケーションの意義について論じます。

コミュニケーション改善のための取り組み

コミュニケーションの低下を改善するための具体的な取り組みを考えます。コミュニケーションスキルの向上や啓発活動、対話やコミュニケーションの場の提供、心理的安全性の確保、共感や思いやりの醸成など、改善策や実践方法を提案します。

社会的な変化と個人の役割

コミュニケーション低下に対する社会的な変化と個人の役割について考えます。教育や組織の文化改革、家庭や地域でのコミュニケーションの大切さ、情報メディアの質の向上など、社会全体や個人が取り組むべき課題や対応策を考察します。

お題:日本のコミュニケーション低下について(800字)

【解答例】

近年の日本社会においては、人々の対人コミュニケーション能力の低下が問題視されている。その原因は、SNSの発展やリモートワークの普及により、人と人との直接的な交流が少なくなっていることであると私は考える。

現在、多くの人々がスマートフォンやパソコンを持ち、日常的にSNSを利用している。SNS上では、顔の知らない相手であっても、お互いにメッセージを送りあうことで交流ができるため、直接会って話をする必要がない。また、自宅にいながら、最近話題になっている出来事などの情報をSNS上で収集できるようになり、外出する機会も減少している。このように、人と対面する頻度が低くなったことで、対人のコミュニケーションに慣れる機会が失われてしまっているのである。

さらに、働き方改革の進展によって、オフィスでの人と人との交流も減少している。また、新型コロナウイルス蔓延の影響から、リモートワークが増えたことにより、同僚や上司との直接的なコミュニケーションの機会が少なくなっている。その結果、企業を対象としたアンケートでは、現場のチームワークが低下し、業務の効率が以前より低くなったという声も上がっている。職場での会話は、多くの人にとって、日常生活における対人コミュニケーションの機会の大きな割合を占めるものであるため、こうした労働環境の変化もコミュニケーション力の低下の大きな要因となっていると考えられる。

以上のように、現在の日本社会において人々のコミュニケーション能力が低下しているのは、SNSの発展やリモートワークの普及により人と人との対面での交流が少なくなったことが主な原因である、と私は考える。スマートフォン等の情報媒体の進化によって日々の生活の利便性は向上を続けている。しかし、対人でのコミュニケーション能力については、やはり他者と直接交流することによってでしか向上させることができないものなのである。

クリックして詳しく見てみよう。

看護 予備校 KAZアカデミーが作成。看護受験に役に立つ学習一覧

関連記事