看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。
小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。
今回の看護・医療系小論文の解答例は「ヤングケアラーについて」です。
小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。
また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。
今回は下記のような構成で小論文を作成しました。
導入
ヤングケアラーとは何か、彼らの日常とその課題を簡潔に紹介。
ヤングケアラーの問題点
ヤングケアラーが直面している困難や課題に関する具体的な事例を挙げる。
支援の必要性
ヤングケアラーへの支援や対策を提案。さまざまな機関の連携や支援策の具体例を示す。
結論
ヤングケアラーの大切さを強調し、彼らをサポートすべき理由を再確認。
お題:ヤングケアラーについて
【解答例】
ヤングケアラーとは、病気や障害を持つ家族を支援するために、日常的に世話や介護を行う10代や20代の若者を指す。彼らは、日々の生活の中で家族のケアを担い、学校や社会活動とのバランスを取りながら、自分自身の成長や発展を追求している。こうした若者は、主に心理的な面において様々な問題を抱えている。
例えば、ヤングケアラーの多くは、自身の状況が周囲に理解されず、孤独や社会的孤立を感じているという調査結果がある。また、自身にのしかかる責任やストレスによって、心身の健康や学業成績に悪影響があるということも報告されている。
そのため、ヤングケアラーに対しては、支援や保護が必要であると私は考える。彼らを支援するためには、教育機関や医療機関、社会福祉団体などが連携し、適切な支援体制を整える必要がある。また、ヤングケアラーが自分自身の成長や発展を追求できるよう、自己肯定感や自己実現のための機会を提供することも大切だ。具体的には、ヤングケアラーのために専門のカウンセリングや心理支援、教育支援、社会支援、休息やレクリエーションの機会を与えることなどが考えられる。また、彼らが気軽に相談できる専用の相談窓口やコミュニティーを形成することも有効な支援策の一つである。
ヤングケアラーは、家族を支援することで、貴重な経験やスキルを身につけている。しかし、その中で彼らが抱える負担は非常に大きく、彼ら自身の生活や未来にも影響を与える可能性がある。よって、ヤングケアラーに対する支援は不可欠であり、社会全体で彼らを支え、保護していくことが求められると私は考える。(600字)