看護師になるには、次の3つのステップが必要です。
① 看護学校への入学
② 看護学校で「看護師国家試験の受験資格」を取得
③ 看護師国家試験の受験と合格
では、これらのステップをもう少し詳しく見てみましょう。
看護学校への入学方法
看護学校には「看護専門学校」と「看護大学」という二つの選択肢があります。どちらも、学校が実施する入学試験に合格することが求められます。
試験はいつ行われるの?
試験の時期は6月から翌年の3月にかけて入試日程は分散しています。
高校生が受験できる入試は「総合型選抜(旧AO入試)」「公募推薦入試」「一般入試」があります。
社会人が受験できる入試は「総合型選抜(旧AO入試)」「社会人入試」「一般入試」があります。
試験科目は?
試験科目には「国語」「数学」「英語」「生物」「小論文」「面接」などがあります。
受験する看護学校によって、試験科目の種類やその数も異なります。
参考:「国語、数学、面接」を試験科目に採用している看護学校が多いです。
難易度は?
看護学校の難易度は幅広いです。特に人気のある学校の競争は激しく、看護受験専門の予備校に通う受験生も少なくありません。
看護学校で「看護師国家試験の受験資格」を取得する
看護学校で3年間または4年間の学習を経て、「看護師国家試験の受験資格」を得ることができます。
学校生活では何をするのか?
看護学生中には、看護師としての基本的な知識や技術、実践的な訓練を繰り返し学びます。
学費はどれくらいかかるの?
学費は年間で約72,000円から1,280,000円の間で、学校によって異なります。
看護学校にもよりますが、「病院奨学金」や「専門実践教育訓練給付金」のような制度を利用することで、学費を無料で通学することも可能です。
看護師国家試験を受験
看護師国家試験の受験資格を得た後、卒業年の2月に試験を受けます。
看護師国家試験の合格率は?
「第112回看護師国家試験」では、新卒者の合格率は約95.5%でした。これは、看護学校を卒業すれば、ほぼ全員が看護師国家資格を得られることを意味します。
まとめ
看護師になるためには、看護学校への入学、看護師国家試験の受験資格の取得、試験の受験と合格という3つの重要なステップがあります。
看護学校の受験機会は複数あり、看護師国家試験も卒業すればほとんどの人が合格できるため、看護師という資格は意外と身近なものです。