みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「変則的な助動詞(used to とwould)」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 変則的な助動詞(used to とwould) ◆
です。
それでは早速やっていきましょう。
used to とwould の違い
今回は助動詞の中でも使い分けのややこしい「used to」と「would」について解説します。
「used to」と「would」は、どちらとも「以前はよく〜していた」と訳しますが、使い分ける必要があります。
「used to」を使う時
「used to」は、「以前はよく~したが今はそうではない」という意味が含まれています。
つまり、「過去」のことを言っていますが、「今はそうではない」という「現在」のことを伝えています。
・状態動詞(be,have,likeなど)のときには必ず「used to」を使います。
・「used to」は動作動詞でも使えます。
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・この歌手は以前は人気がありました。
日本語文から、「過去は人気があったけど今は人気がない」ことがわかります。
従って、
答え. This singer used to be popular.
となります。
「would」を使う時
「would」は、「~したものだった」と「過去」のことを懐かしんで述べる表現です。
「would」は状態動詞(be,have,likeなど)が使えません。
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・私は毎朝ランニングをしていたものだ。
日本語文から、「現在」ではなく、「過去」のことを懐かしんで述べているのがわかります。
従って、
答え. I would go for a run every morning.
となります。
もう一つ例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・彼女はよく祖父母に手紙を書いたものでした。
この文の「よく(often)」も「現在」ではなく、「過去」のことを懐かしんで述べているのがわかります。
従って、「would」を使って、
答え. She would often write to her grandparents.
となります。
強い意志を表すwould
「would / wouldn’t」には、上記以外にも「どうしても~しようとした/しなかった」と強い意志を表す意味があります。
それでは例題をやってみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・彼はどうしてもその仕事をしようとしなかった。
「どうしても~しなかった」は、「wouldn’t」を使います。
従って、
答え. He wouldn’t do the work.
となります。
この表現は、長文でよく出題されます。
needの使い方
「need」は、「動詞で使用する場合」と「助動詞として使用する場合」があります。
「need」が動詞として使用される場合
「need」は、肯定文のときには動詞として使われます。
→ She needs a new phone.
「need」が助動詞として使用される場合
「need」は、「否定文・疑問文」で助動詞としても使われることがあります。
→ She need not buy a new phone.
→ Need she buy a new phone ?
これで今回の説明を終わります。
今までの助動詞の内容をしっかり復習しておきましょう。