看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。
小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。
今回の看護・医療系小論文の解答例は「人の利便性を追求し、ゆとりと豊かさを手に入れることができた。これについて、反対意見を含めて書きなさい。」です。
小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。
また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。
利便性追求が何を意味するのか、具体的な定義や要素について考察します。また、その背景や動機についても論じます。
ゆとりと豊かさの手に入れ
利便性追求によって実現される「ゆとり」と「豊かさ」の具体的な意味や要素について考えます。また、それが個人や社会にどのような影響をもたらすのかを考察します。
反対意見の考慮
利便性追求とゆとり・豊かさの手に入れに対して、反対の意見や懸念点について考慮します。例えば、環境への負荷や資源の枯渇、社会的格差の拡大などの課題が浮かび上がるかもしれません。これらの反対意見や懸念点を明確に提示し、その根拠や理由について論じます。
利便性追求とバランスの取り方
利便性追求とゆとり・豊かさの手に入れのバランスを取る方法や、社会的課題への対応策について考えます。持続可能性や倫理的な観点から、利便性追求だけでなく他の価値や利益も考慮する必要があることを示します。
お題:人の利便性を追求し、ゆとりと豊かさを手に入れることができた。これについて、反対意見を含めて書きなさい。(800字)
【解答例】
現代社会において、人々は常に利便性を追求し、快適な生活を送ることを目指している。それにより、様々な分野において技術革新が進み、生活にゆとりと豊かさが生まれたと考える人々もいるが、果たしてそれは本当だろうか。
確かに、利便性を追求し、技術革新を進めることにより、新たな社会的問題が引き起こされるという側面もある。例えば、車社会の進展によって、歩行者や自転車利用者の安全は日々脅かされている。また、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及によって、人々のコミュニケーションや人間関係が希薄になっているという意見もある。しかし、利便性の追求は、それらのデメリットを上回るようなゆとりや豊かさを社会全体に与えてきたと私は考える。
例えば、交通機関の発展によって、都市間の移動がスムーズになり、人々は時間や労力を節約することができるようになった。また、情報通信技術の進化によって、今では手元のスマートフォン1つで友人や同僚と連絡を取ったり必要な資料を共有したりすることができるようにもなった。これらの変化により、移動にかかる時間が大幅に短縮され、多くの人々の生活の中にゆとりが生まれている。
さらに、インターネットの普及により、その人が住んでいる地域に関わらず、様々なものを入手することが可能となった。今では、例え離島に住んでいたとしても最新の家電などを手に入れ、使用することができるのである。そうした最先端の技術が使われた商品を用いることにより、人々の生活はこれまでより豊かなものとなっている。
よって、人々は利便性を追求することにより、ゆとりと豊かさを手に入れることができたと言える、と私は考える。日々の生活の利便性を向上させたいという人々の思いが、技術革新を生み、その新たな技術が使われたサービスや製品を利用することで、人々の生活はより豊かになったのである。