医療系小論文の解答例|13.高齢者と健康について

Author:看護予備校KAZアカデミー

2023年 第2回〆切まで
47 days 11 hrs 22 mins 50 secs

医療系小論文の解答例は、AO入試・公募入試・社会人入試を控える受験生に向けて、少しでもヒントになればと考え提供しております。

是非参考にして下さい。

今回の医療系小論文の解答例は「高齢者と健康について」です。

このテーマの小論文を書く上で求められていることは、

・高齢者にとって健康とは何か、身体的側面と精神的側面を含めて書くこと。

・高齢者が健康を保つために必要な要素や取り組みについて、具体的に書くこと。

・地域社会における高齢者の健康への支援について、考えや提言を述べること。

・高齢者にとっての健康に関する現状や問題点について、調査結果やデータを引用しながら分析すること。

・高齢者が健康を維持するための情報提供やサービスについて書くこと。
(例)定期健診、適度な運動の重要性、栄養バランスのとれた食事の摂取、薬の正しい服用方法など

です。

「高齢者と健康」のテーマでは、高齢者と健康に関する総合的な視点を持つことが求められます。

つまり、健康に関する身体的、精神的、社会的要素を総合的に捉え、高齢者の健康問題を解決するために必要な取り組みや支援策も考察して書くことでより説得力のある小論文となります。

小論文が上手く書けないという方は、解答例を読むだけでも小論文に慣れ親しむことができます。

お題:高齢者と健康(800字)

【解答例】

 高齢者にとって、健康とは自立的に生活する上で欠かせない重要な要素である。健康には身体的側面と精神的側面があり、両方がバランス良く保たれることが望ましく、高齢者の健康を保つためには、地域社会による協力も必要であると私は考える。

 技術革新が進んだ現代においては、健康に関する情報がインターネットやスマートフォンを通じて手軽に入手できるようになってきているのは確かである。また、血圧計など、自分自身の健康状態をチェックする機器も安価で簡単に手に入るようになった。しかし、だからといって地域社会によるサポートが不要になったわけではない。

 適度な運動をすることは、高齢者が身体的健康を保つために必要なことである。だが、そうした運動を自身の力で日々習慣化させるのは難しい上、孤独感やストレスを生む可能性がある。これらを防ぐために考えられるのが、地域のイベントやサークルなどへの参加である。地域の人々が主体となって行うボランティア活動等に参加することにより、社会的な繋がりを広げることができる上、一定の頻度で体を動かす機会を得ることもできるのである。

 さらに、高齢者が健康を保つためには、定期的な健康チェックも必須である。しかし、自身で行えるものには限度があり、また、測定機器があったとしても、適切に測定を行うことができないという場合も少なくない。そのため、地域の医療センターが中心となり、血糖値やコレステロール値などの測定に加え、がん検診や網膜検査等も含んだ定期健診を実施する必要があるのである。また、定期健診には、病気を早期に発見するだけでなく、高齢者に安心を与えられるという利点もある。

 以上のように、高齢者が心身ともに健康に生活していくためには、地域社会による協力が必要不可欠である。地域社会が一体となって支援を行うことが、高齢者の健康維持、増進に繋がるのだと私は考える。

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