看護・医療系小論文の解答例|13.高齢者と健康について

Author:看護予備校KAZアカデミー

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看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。

小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。

今回の看護・医療系小論文の解答例は「高齢者と健康について」です。

小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。

また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。

今回は下記のような構成で小論文を作成しました。

導入

・高齢者の健康の大切さを紹介。
・身体と心の健康の大切さ。
・みんなでサポートすることの大切さ。

技術革新と健康情報

・スマホやネットで健康情報が手に入ること。
・健康チェックの道具が手に入りやすい。
・それでも地域社会の役割の必要性。

適度な運動と地域活動

・運動の大切さ。
・1人で運動するのは難しいこと。
・地域のイベントなどで友達を作る楽しさ。

定期的な健康チェック

・定期的な健康チェックの大切さ。
・高齢者が自分だけで測るのは難しいこと。
・地域の病院でのチェックの役割。

結論

・みんなでサポートする大切さを再度強調。
・高齢者の健康を守るための提案。

お題:高齢者と健康(800字)

【解答例】

高齢者にとって、健康とは自立的に生活する上で欠かせない重要な要素である。健康には身体的側面と精神的側面があり、両方がバランス良く保たれることが望ましく、高齢者の健康を保つためには、地域社会による協力も必要であると私は考える。

技術革新が進んだ現代においては、健康に関する情報がインターネットやスマートフォンを通じて手軽に入手できるようになってきているのは確かである。また、血圧計など、自分自身の健康状態をチェックする機器も安価で簡単に手に入るようになった。しかし、だからといって地域社会によるサポートが不要になったわけではない。

適度な運動をすることは、高齢者が身体的健康を保つために必要なことである。だが、そうした運動を自身の力で日々習慣化させるのは難しい上、孤独感やストレスを生む可能性がある。これらを防ぐために考えられるのが、地域のイベントやサークルなどへの参加である。地域の人々が主体となって行うボランティア活動等に参加することにより、社会的な繋がりを広げることができる上、一定の頻度で体を動かす機会を得ることもできるのである。

さらに、高齢者が健康を保つためには、定期的な健康チェックも必須である。しかし、自身で行えるものには限度があり、また、測定機器があったとしても、適切に測定を行うことができないという場合も少なくない。そのため、地域の医療センターが中心となり、血糖値やコレステロール値などの測定に加え、がん検診や網膜検査等も含んだ定期健診を実施する必要があるのである。また、定期健診には、病気を早期に発見するだけでなく、高齢者に安心を与えられるという利点もある。

以上のように、高齢者が心身ともに健康に生活していくためには、地域社会による協力が必要不可欠である。地域社会が一体となって支援を行うことが、高齢者の健康維持、増進に繋がるのだと私は考える。

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