昨今、看護師を目指す高校生の方たちが年々増えています。これは非常に、嬉しいことですよね。現在高齢化社会から超高齢化社会に進んでいる中で、看護師の人材不足が悩みであります。しかし、看護師には、誰でもなれるわけではなく、国家試験を合格しなければなりません。現在、高等学校で看護コースなどがどんどん増えています。高校生から看護学を学ぶことに、通常よりも一年早く看護師として現場に立つことができます。
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高校衛生看護科に通うと看護師になれるの?
5年間学ぶことで看護師の受験資格が得れます。
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高校で准看護師資格がもらえますか?
准看護師資格受験資格がもらえます。
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高校の看護科は厳しいの?卒業できるの?
基礎から学ぶので、ほとんどの方が卒業できます。
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看護師になりたいけど自信がありません。
高校では看護師としての心構えを教えてくれます。
もくじ
- 1.大阪で看護師になりたいけど高校衛星看護科(5年)って何?
- 2.大阪で准看護資格も取得できる高校
- 3.大阪で看護師になるにはどの高校に行けばいいの?
- 4.大阪で看護学科の高校の授業はどんなの?
- 4-1: 看護学校の高校1年生で学ぶこと。
- 4-2: 看護学校の高校2年生で学ぶこと。
- 4-3: 看護学校の高校3年生で学ぶこと。
- 5.高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ6。
- 5-1: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ①。
- 5-2: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ②。
- 5-3: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ③。
- 5-4: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ④。
- 5-5: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ⑤。
- 5-6: 高校生から看護師を目指す大切な心構え ステップ⑥。
- まとめ
1.大阪で看護師になりたいけど高校衛星看護科(5年)って何?
高校衛星看護科とは、高校生の時から、看護師になるために、じっくりと看護学を勉強していきます。
通常、看護師になるためには、普通科の高校を卒業後、看護専門学校や看護大学を受験し、3年から4年間、学ばないといけないので最短でも6年間かかります。
しかし、高校衛星看護科では看護師養成課程を学ぶことができるので、高校で5年間学ぶことにより5年後の卒業時に看護師国家試験の受験資格が取得できます。もちろんですが、高校3年時には高校卒業資格も得ることができます。
基本的には5年一貫看護教育の場合、准看護資格取得が目的ではなく正看護資格取得が目的なので希望者以外は准看護師資格を取得できません。
2.大阪で准看護資格も取得できる高校
大阪の高等学校で5年一貫教育ではありませんが、藍野高等学校の(衛生看護科)では高校生の間に准看護師資格を取得することができます。
そして卒業後、そのまま系列であるの藍野大学短期大学部の第一看護科で2年間学ぶことにより、高校一年生から最短の5年間で国家資格である看護師の資格を取得することができます。
このように、将来の夢が看護師であれば高校から受験するのも一つの方法かもしれません。
3.大阪で看護師になるにはどの高校に行けばいいの?
大阪で高校生から看護師になるは3つの高校があります。
- ○ 大阪暁光高等学校
- ○ アナン学園高等学校
上記の高校では5年一貫教育で皆様を看護師として育成しています。卒業時の5年後に、看護師国家試験受験資格を得ることができます。
● 私立藍野高等学校
こちらの高校では高校卒業時に准看護資資格が取得でき、その後系列の短期大学に進むことにより看護師国家試験受験資格を得ることができます。
現在は高校生から看護学科に特化したコースもたくさんありますので、気になる高校には是非足を運んでみたり問い合わせてみたりして下さい。
4.大阪で看護学科の高校の授業はどんなの?
看護学校の高校1年生で学ぶこと
高校一年生では通常の授業も行います。例えば「 国語総合・数学Ⅰ・英語 」もちろん体育や音楽もあります。
その上で、家庭基礎疾病や看護についての基礎的な知識な知識をじっくりと学んでいきます。
高校一年生ですが看護の実習もしっかりとあり未来の看護師の第一歩を踏み出していきます。
看護学校の高校2年生で学ぶこと
高校一年生と同様に通常の学習も行いますが、徐々により深い看護学を学んでいきます。患者様の治療方法であったり、ケアなどをじっくりと学んでいきます。
通常の普通科では考えれませんがこの時に専門的な知識を学ぶことによりさらに看護師としての成長をとげていきます。実習も一年生では短期間でしたが、二年生になると2か月程度の病院実習があります。
ここでは患者様と触れ合い、大人と話すことにより人間形成もしっかりとしていきます。
看護学校の高校3年生で学ぶこと
高校で看護学を学び、二年間がたちましたよね。この頃になると大分と看護の知識が豊富になってきています。高校生から学ぶことにより、短期間で看護師になれますが、その分、勉強もしっかりとしていかなければなりません。
高校によっては准看護師資格の受験資格を得ることができますので、看護師として一人前に育っていく時期でもあります。
高校3年生で学ぶ看護学は
- ●成人看護
- ●在宅看護
- ●母性看護
- ●小児看護
- ●精神看護
- ●成人・老人看護学実習
- ●母子看護学実習
- ●精神看護学実習
など本格的な看護学を学んでいます。この時期にしっかりと学習と看護学を学ぶことにより、後の2年間で正看護師としてすぐに国家資格を取得できるかどうかも、かわってきますので、手を抜かず学んで頂きたい時期でもあります。そして、成人看護や老年看護などそれぞれの分野に応じたケアプランなどを、臨床現場で総合的に学びます。
5.高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ6
これから看護師を目指そうと思っている中学生の皆様、看護師資格を取得できる高校にむけ、受験勉強も大変だと思います。
現在看護師を目指されている方は、高校生だけではなく社会人も含めたくさんいらっしゃいます。この理由ととして、現在日本は、高齢化社会を超え、超高齢化社会になっていっています。
そのため看護師の人手不足がおきています。もともと、看護師を目指そうと思っていた方+仕事の安定を求めて看護師になろうと思った方があわさり、看護師になりたい倍率が非常に高くなっています。
しかし、看護師は少し勉強したからといって、誰でもなれるわけではありません。看護師になるために、しっかりと高校や大学また専門学校で数年間の実習を繰り返し、国家試験に合格し、晴れて看護師になることができます。
看護師になれば、高校卒業した方だけでなく社会をいったん経験した人も新人として扱われ色々な年齢の方が入り混じっています。
看護師とは、どのような職業でしょうか?
患者さんの命を預かる責任の重い職業ですよね。そして何より、患者様や患者様の家族にとって、一番安心を与えることのできる、近い存在の仕事でもあります。
これら医療現場は、他の職業と違い、看護師としてのチームワーク(報告・連絡・相談)そして、患者様に対して常に細かくチェックできる観察力の二つが常に求められています。これらを安定させておかなければ、看護師の判断ミス一つで、患者さんの命を奪うことも十分にありえます。
看護師になる前に心がけておくと非常に役に立つことがありますので筆記勉強だけではなく、高校生からすぐに看護師を目指すからこそ、頭にいれておきたいことがあります。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ1
高校を卒業し、新人看護師としての第一歩を踏み出していきます。実習でも看護師として訓練を行っていはいますが、実習だけでは一人前にはなれません。
そして、高校を卒業し、これから医療現場で働いていくには、学校という後ろ盾なくなります。
5年間という長い勉強期間も終わりこれから一人の看護師としての本格なスタートですよね。でも社会に出ていく前に、最も大切なことがあります。それは、基本中の基本の挨拶です。
絶対に「 挨拶 」は自分からできるようにして下さい。
高校の時もこれらのことは注意されますが、いざ一人で看護師として働いていくとなると「 挨拶 」ができない人も少なくありません。これは人間関係を悪くします。
この一言だけでも、これから皆様の先輩になる看護師やドクター、患者様、患者様の家族皆さんを気持ちよくさせます。そして、新人看護師はまだまだ知識も乏しくどうしても戸惑うことがたくさんありますが、挨拶一つでその医療現場の人間関係が非常によくなります。
まだ看護師として働いてはいませんが、予備軍として高校生の今から、恥ずかしがらず、やっていきましょう。普段から挨拶などが苦手で行っていな人は特に、自分のものにできるまで時間がかかりますので今から癖をつけておきましょう。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ2
高校生から看護師を目指して、これから社会に出て行きますが、一人前の看護師になるには、まだまだ、時間がかかるものです。そして、社会をまだ経験していない高校生が、これから先輩の看護師さんや患者様の家族など、上手にかかわっていかなければなりません。
そこで、大切なのが言葉遣いの存在です。
言葉は少し間違えれば相手を傷つけ、不快にさせてしまう恐ろしいものです。しかし、高校生の今から、先生や先輩に対して言葉遣いの練習を重ねていれば、問題なく人間関係を上手く過ごすことができます。
そして、常に言葉のイントネーションも気をつけておきたいですよね。優しく言葉をかけてもらえるだけで、患者様や患者様の家族に非常に好印象を与え、看護師として心のケアをしてあげることができます。
もちろん、知識が豊富な看護師になれることが一番ですが、医療の現場は、日々勉強ですので、そう簡単に一人前になることができません。その看護の世界で人間関係を上手にわたるためには言葉遣いは高校生の今から練習しておきたいところです。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ3
一度、社会にでていれば気づくこともたくさんありますが、高校生から直接看護師として働いていく場合には、どうしても今の職場で置かれている状況に焦ってしまい細かなことを気付かなくなってしまうことがあります。
そのようなことにならないように事前に対策を練っていく必要があります。自分自身が気になることや指導してもらったことは、必ずメモをとる癖をつけましょう。これは、看護師の世界だけではなくどの世界にもいえることです。
職場に入れば、高校生から上がってきた新人の看護師だからと言って多めに見てくれることはありません。看護師の世界は人の命を預かっていますのでミスすることは許されません。
そして、先輩看護師さんからたくさんのことを言われることもありますが、一度で覚えることは絶対に不可能です。その時、すぐにメモをとる姿が見えるだけでもこの子は熱心な子と思ってもらえるでしょう。
先輩から言われたことを忘れ、そのまま過ごしてしまうと二度と頼みごとをされることはなくなり、自分自身もその職場にいることが辛くなります。
普段から何事もメモをとる癖をつけておくだけで自分自身を立派な看護師に育ててくれるでしょう。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ4
少し前であれば、高校生から看護師を目指す方が、まだまだ多くありませんでしたが、昨今、高校生から看護を目指す方が非常に多くなりました。そして高校生だからこそ、医療現場でミスしてしまうこともたくさんあります。
例えば、何か学校で困ったとき皆様はどうしますか?すぐに先生に聞きますか?それとも自分で考えて解決しますか?
一度、社会人経験をしていれば、答えはすぐにわかりますが、高校生から看護師として直接、職場に入った場合には、どうしても自分で頑張って考え、解決しようとしてしまうのではないでしょうか?
これは学生の時の勉強では自分でしっかりと考えて答えを出すが正しいと教えられているからです。しかしこれは筆記の勉強に対して言えることで、医療の現場では自分で解決することは絶対にNGです。
ほんの、小さな分からないことや、判断に困ることがあれば、絶対に先輩看護師や、ドクターに問いかけ自分で判断してはいけません。
高校卒業後、新人看護師として働いていきますが
- 報告・連絡・相談はいつすればいいのか?
- 先輩が忙しくしているのに今聞いていいのか?
など相手の行動を見ているうちに結局自分で決断してしまうことがあります。しかし、自分で決断したことが、大きな医療事故になってしまうこともたくさんありますので、タイミングが見つからなくても新人看護師なので、強引にわからないことは少しでも先輩看護師に聞きましょう。
一人前の看護師になってもミスはつきものなので、新人看護師がみずから何かをきめることは絶対に避けましょう。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ5
高校から看護師を目指し、勉強に励んだ人だけが看護師になれますよね。しかし高校在学中、人と接することの勉強はしましたか?
勉強は、人一倍しましたが、人とのふれあいの勉強はあまりしていないはずです。しかし、看護師としての仕事は医療行為以外にもたくさんあります。
患者様とのコミュニケーションであったり、患者様の家族とのコミュニケーション、また先輩看護師やドクターとのコミュニケーションを大切にしなければ一人前の看護師になることはできません。
今患者様がどうしてほしいのか?どうすれば楽になれるのか?自分一人で悩んでいてもなかなか解決できません。
では、どのようにすれば、患者様の気持ちがわかるのかは、患者様との会話によるもの非常に重要です。看護師として、患者様に医療行為をしますが、その前に患者様が何を求めているのかは、本人に聞いてみなければわかりません。
会話をすることにより、患者様は看護師に感謝をし、そして患者様の家族も看護師に感謝してくれるでしょう。高校卒業から少しでも早く一人前の看護師になるには、コミュニケーション能力も非常に重要になってきます。
そして理解できないことに立ち止まってしまった時は、自ら、先輩看護師と常にコミュニケーションをとり、アドバイスを求めることで、みんなが安心できる看護師として成長することができます。
高校生から看護師を目指す大切な心構えステップ6
高校生から看護師を目指し、何事にも耐え、勉強や実習もこなし、新人看護師としてデビューした皆様は、本当によく頑張ってきたと思います。
しかし、看護師の社会に出ると、頑張ることは当たり前になり、今まで過ごしてきた感覚とは少し異なってくるでしょう。
なぜなら、高校時代の勉強のように、受験に合格することや、国家資格を取得するような、終着地点がありません。
これは、いくら頑張っていても、結果がでない苦しみが常に存在していることになります。看護師の世界には、対病気や患者様との闘いになりますので、答えがでないこともたくさんあります。
その中で、次第に皆様のストレスが溜まっていきます。
ストレスは溜めてしまうと、何もかもが上手くいきませんので、普段からストレスを発散する方法を持っておきましょう。
疲れた時には、大好きな甘い物を食べる。友達と遊ぶ。買い物をする。愚痴を聞いてもらう。など、ストレスを発散することは非常に大切です。
患者様のケアをすることが、看護師として、一番大切なことですが、自分自身に対してもしっかりとケアしておかなければ、看護師として長く続けることはできません。
看護師として社会にでれば、遊びたい時には、我慢せずに遊んで発散しましょう。
まとめ
高校生の頃から一途に、看護師を目指し、懸命に勉強してきた皆様は本当に素晴らしいと思います。もちろん勉強の中でも色々な苦労があったとは思いますが、看護師として一人前になっていくには、社会を勉強していく必要があります。
自分だけの思いだけでは、どうにもならないことや、思わぬ変則的な事柄がたくさん置きます。このような困難もしっかりと先輩看護師と一緒に乗り越えて行くことにより一人前になることができます。
上記の心得をいつまでも忘れることなく、謙虚で誰からでも愛される看護師になることを祈っております。