看護面接では「どのような看護師になりたいですか」と質問されます。
質問の意図は、受験生が患者に対してどのように考えているのか、看護師として適性があるのかを判断するためです。
この回答に対して、受験生は正解を探しがちですが、受験する看護学校によって求められる回答が異なります。
なりたい看護師像と受験校の目的は同じでなければならない。
看護学校はどれも同じように見えて、実は「理念や教育目標」が異なります。
① A看護専門学校の教育目標
グローバルな視野に立つ、看護学の専門知識・技術・態度を修得し、国際化する社会で活躍できる看護師の育成。
② B看護専門学校の教育目標
地域医療センターの地域活動に実習やボランティア活動を通して積極的に参加し、地域に根ざした看護師を育成。
あなたが看護師として国際的に活躍したいのであれば①、地域を中心とした看護を提供したいのであれば②の学校を選択すべきです。
あなたのなりたい看護師像と受験校の教育目標が異なれば、面接ではマイナス評価になる可能性があります。
なりたい看護師像と受験校の目的は同じものを選びましょう。
「どのような看護師になりたいですか」が思いつかないとき。
「どのような看護師になりたいですか」の回答が思いつかないときは、
患者の目線
理想の働き方
この2つに注目してください。
私が患者であれば、いつも笑顔で優しい雰囲気のある看護師が理想。
→「いつも笑顔で優しい雰囲気の看護師になりたい。」
日本の病院で勤務した後、外国に行き国際看護師として働きたい。
→「世界で通用する国際看護師になりたい。」
「どのような看護師になりたいですか」の回答が思いつかないときは、「患者の目線や理想の働き方」を考えると回答が思い浮かびやすくなります。
まとめ
面接で質問される「どのような看護師になりたいですか」に完璧な正解はありませんが、
「あなたのなりたい看護師像と受験校の目的」が異なることだけは絶対に避けましょうね。
後は、面接で「あなたがどのような看護師になりたいのか」を熱意をもって答えることで面接官にその気持ちは伝わります。