受験生が志望校を選択する時に、自身の偏差値と看護学校の偏差値を比較することが多いでしょう。
ここで覚えて欲しいことは、偏差値というものは「受験する模試の難易度」や「受験する学生のレベル」によって異なります。
従って、ある程度正確な数値を求めるのなら、同じ分野の受験生が集まる模試を受験することです。
(例)看護学校を目指すなら全国統一看護模試
こちら → https://kaz-academy.com/moshi/
を受験するのが良いでしょう。
看護師になるには実際どれぐらいの偏差値が必要なのか。
「看護師になるには実際どれぐらいの偏差値が必要なのか。」ですが、これは受験する看護学校によって大きく異なるので一概に数字を言うことはできません。
種類 | 偏差値(低い) | 偏差値(高い) |
---|---|---|
看護大学の場合 | 45 | 70以上 |
看護専門学校の場合 | 43 | 60程度 |
従って、自分のレベルにあった看護学校を見つければそれ以上の偏差値は不必要だし、レベルの高い看護学校に進学したいので偏差値は高くなければなりません。
学校の偏差値が低かったとしても、合格して看護国家資格さえ取得すれば、どの看護学校でも看護師になることはできます。
偏差値が高ければ必ず看護学校に合格することができるのか。
一般的に看護学校の入試は、
・一次試験=筆記試験
・二次試験=面接/志望動機
に分かれています。
多くの学生は、一次試験(筆記試験)さえ突破すれば「合格間違いなし!」と高を括りがちですが、現実はそう甘くありません。
二次試験(面接/志望動機)に進んだ場合、一次試験の点数はほとんど考慮に入れられない、としっかり理解しておきましょう。
つまり、極端な例を挙げると
Aさん・・・ 一次試験 100点 / 二次試験 30点
Bさん・・・ 一次試験60点 / 二次試験 70点
であれば「Aさんは不合格」で「Bさんは合格」という事が珍しくないのです。
ですので、どれだけ筆記試験に自信があっても必ず「志望動機と面接」の対策はしっかりやっておきましょう。
まとめ
偏差値は、あくまでも一つの基準であって必ず看護学校に合格することができるわけではありません。
看護受験では、看護師としての適性(理解力、コミュニケーション能力、判断力、責任感、チームワーク)などもチェックされているので、学力以外の部分にも目を向けておく必要があります。