みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「不定詞の形容詞的用法」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 不定詞の形容詞的用法 ◆
それでは早速やっていきましょう。
不定詞の形容詞的用法とは
不定詞の形容詞的用法とは、「不定詞(to+動詞の原形)」が文中で形容詞の働きをして、主に直前の名詞を修飾する用法です。
具体的に
② 〜するための
の二つの意味があります。
2つの形容詞的用法
➀ 〜すべき
1つ目の「〜すべき」の例題から解いてみます。
次の日本語を英語にせよ。
・ローマにはたくさん見るべき場所があります
この問題文では「〜すべき」と言っているので「不定詞(to+動詞の原形)」を使います。
従って、
答え. There are many places to see in Rome.
になります。
英文から、「不定詞(to+動詞の原形)」が、直前にあるplacesを説明していることもわかります。
➁ 〜するための
続いて、2つ目の「〜するための」を使った例題を解きます。
次の日本語を英語にせよ。
・彼女は旅行するための場所をいくつか探している。
この問題文では「〜するための」と言っているので「不定詞(to+動詞の原形)」を使います。
従って、
答え. She is looking for some places to travel.
上記と同じく、「不定詞(to+動詞の原形)」が、直前にあるplacesを説明しています。
形容詞的用法で形容詞の入れる場所
形容詞的用法で、形容詞を使う時は「不定詞の前に挿入」します。
・彼女は何か温かい食べ物が欲しかったです。
→ She wanted something hot to eat.
上記の例文では、形容詞+不定詞(to+動詞の原形)の形になっていることがわかります。
形容詞的用法で形容詞を書く位置には注意しましょう。
形容詞的用法と前置詞
形容詞的用法では、「不定詞 + 前置詞」で文章が終わることがあります。
また、前置詞によって文章の意味が異なります。
早速、例文を見てみましょう。
① Do you have something to write with?
② Do you have something to write on?
➀、➁どちらも「何か書くものを持っていますか?」と訳しますが、
「with」→ 道具や手段
「on」→ 接触面や特定の日付
を表します。日本語訳にしてみると、
①は、「書くための道具(ペン、鉛筆など)がありますか?」と尋ね、
②は、「書くためのもの(紙、ノートなど)がありますか?」と尋ねています。
なので、動詞にだけ着目するのではなく、前置詞にも注意しておく必要があります。
これらは、並び替え問題などでよく出題されるので覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。