看護学校の受験対策、高校の英文法|30.群動詞の受動態

Author:看護予備校KAZアカデミー

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みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。

今回は「群動詞の受動態」について説明します。

この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、

です。

それでは早速やっていきましょう。

群動詞とは

群動詞とは、動詞に前置詞や副詞、名詞がくっつき1つの動詞として扱われるものです。

群動詞の(例)

【パターン1】
動詞+前置詞 → laugh at (〜を笑う)

【パターン2】
動詞+副詞 → throw away(〜を捨てる)

【パターン3】
動詞+名詞+前置詞 → take care of (〜の世話をする)

などがあります。

群動詞はたくさんあるので、その都度覚えていきましょう。

群動詞の受動態

では、さきほどの群動詞(take care of)を使った英文を受動態にしてみます。

例題 ①

次の英語を受動態にせよ。

・He takes care of the dog .
(彼はその犬の世話をする。)

受動態に書き換えるには、「目的語」が必要でした。

この英文では、「takes care of」が1つの動詞の働きをするので、前置詞「of」の後ろの「the dog」が目的語として扱われます。

従って、

答え. The dog is taken care of by my husband. (その犬は、私の夫によって世話されている。)

このように、「ofとby」が連続で書かれていることに違和感を覚えるかもしれませんが、これが群動詞の受動態になります。

慣用表現(It is said that~)

受動態の問題では、慣用表現(It is said that~)がよく出題されます。

ではさっそく次の英文を受動態にしてみましょう。

例題 ➁

次の英文を受動態にせよ。

They say that he is a good doctor.
(人々は、彼が良い医者だと言います)

受動態にするには、目的語が必要でした。

この英文の目的語は「that he is a good doctor」ですが、これを主語に持ってくると文章がガチャガチャします。

このように主語が長くなる場合には、目的語を「形式主語(it)」に置き換え、目的語はそのままにしておきます。

受動態に書き換えてみると、

答え. It is said that he is a good doctor.

となります。

注意点は、「it」は形式的なものなので「それ」と訳さないようにしてください。

ちなみに《It is said that〜》は《S is said to be 〜》と言い換えることもできます。

・He is said to be a good doctor.

これで今回の説明を終わります。

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