みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「群動詞の受動態」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 群動詞の受動態 ◆
です。
それでは早速やっていきましょう。
群動詞とは
群動詞とは、動詞に前置詞や副詞、名詞がくっつき1つの動詞として扱われるものです。
【パターン1】
動詞+前置詞 → laugh at (〜を笑う)
【パターン2】
動詞+副詞 → throw away(〜を捨てる)
【パターン3】
動詞+名詞+前置詞 → take care of (〜の世話をする)
などがあります。
群動詞はたくさんあるので、その都度覚えていきましょう。
群動詞の受動態
では、さきほどの群動詞(take care of)を使った英文を受動態にしてみます。
次の英語を受動態にせよ。
・He takes care of the dog .
(彼はその犬の世話をする。)
受動態に書き換えるには、「目的語」が必要でした。
この英文では、「takes care of」が1つの動詞の働きをするので、前置詞「of」の後ろの「the dog」が目的語として扱われます。
従って、
答え. The dog is taken care of by my husband. (その犬は、私の夫によって世話されている。)
このように、「ofとby」が連続で書かれていることに違和感を覚えるかもしれませんが、これが群動詞の受動態になります。
慣用表現(It is said that~)
受動態の問題では、慣用表現(It is said that~)がよく出題されます。
ではさっそく次の英文を受動態にしてみましょう。
次の英文を受動態にせよ。
They say that he is a good doctor.
(人々は、彼が良い医者だと言います)
受動態にするには、目的語が必要でした。
この英文の目的語は「that he is a good doctor」ですが、これを主語に持ってくると文章がガチャガチャします。
このように主語が長くなる場合には、目的語を「形式主語(it)」に置き換え、目的語はそのままにしておきます。
受動態に書き換えてみると、
答え. It is said that he is a good doctor.
となります。
ちなみに《It is said that〜》は《S is said to be 〜》と言い換えることもできます。
・He is said to be a good doctor.
これで今回の説明を終わります。