みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「第四文型(SVOO)の受動態」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 第四文型(SVOO)の受動態 ◆
です。
それでは早速やっていきましょう。
第四文型(SVOO)と受動態
第四文型の形は「主語 + 動詞 + 目的語➀ + 目的語➁」の順でした。
受動態は、目的語を主語として利用するので、「目的語➀」と「目的語➁」で、英文が2つできることになります。
しかし、「目的語➀を主語にする場合」と、「目的語➁を主語にする場合」では、ルールが異なります。
・目的語➀を主語にする場合
→ 目的語① + be動詞 + 過去分詞 + by ~
・目的語➁を主語にする場合
→ 目的語② + be動詞 + 過去分詞 + 前置詞 + 目的語① + by~
違いは、「目的語➁の場合」には前置詞を挿入しなければなりません。
それでは、さっそく例題を解いてみましょう。
次の英文を受動態にせよ。
・He gave me this photo.
(彼は私にこの写真をくれた。)
この英文は第四文型(SVOO)なので、英文が2つできることがわかります。
目的語➀を主語にする場合
通常の受動態と同じく、「me」を「I」として主語に使います。
答え. I was given this photo by him .
続いて、
目的語➁を主語にする場合
目的語➁(this photo)の場合は、前置詞が必要となります。
ここの前置詞は「to」を使います。
従って、
答え. This photo was given to me by him.
挿入する前置詞は、第四文型を第三文型に変形した時に使ったものと同じものなので、
give / tell / show / send / teach
buy / make / cook / find / choose / get
ask
を覚えておきましょう。
第四文型(SVOO)と受動態の例外
第四文型の形は「目的語」が2つあるので、一般的には、英文が2つできますが、前置詞に「for」を使った場合、日本語訳が無茶苦茶になります。
例えば、
(彼女はジョンに昼食を作る。)
これを「目的語➀」「目的語➁」のパターンで受動態にしてみます。
目的語➀(John)を主語にする場合
→ John was cooked lunch by her.
「John was cooked」この部分を訳すと「ジョンが作られた。」ことになります。
なので、受動態として成り立ちません。
目的語➁(lunch)を主語にする場合
→ Lunch was cooked John by her
昼食は、彼女によってジョンに作られた。
これならおかしくないですね。
第四文型(SVOO)を受動態にする際には、2文作れますが、for型では原則としてヒトを主語に持ってくることは出来ないことを覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。