みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「by以外の前置詞を伴う受動態」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
です。
それでは早速やっていきましょう。
by以外の前置詞を伴う受動態
受動態の文の基本形(be動詞 + 過去分詞 + by)で使われる「by」は、
「~によって」と訳されますが、「by」以外にも「~によって」と訳される前置詞があります。
① at(~によって)‥‥ 感情的・瞬間的な場合
感情的・瞬間的な場合は「at(~によって)」を使います。
・I was surprised at the news.
(私はその知らせによって驚いた。)
② with (~によって)‥‥ じわじわと続く感情
じわじわと続く感情には、「with (~によって)」を使います。
・She was disppointed with his attitude.
(彼女は彼の態度によって失望した。)
③ in (~によって)‥‥ 事故,衣類,分野など
事故,衣類,分野などの場合には、「in (~によって)」を使います。
・She was injured in the accident.
(彼女は事故によって怪我をした。)
訳し方は同じですが、使う前置詞は異なるので覚えておきましょう。
「be made of」と「be made from 」の違い
「be made of」と「be made from 」は、共に「~でできている」と訳しますが、使い分けがあります。
② 原料が見た目でわからない場合 → from
それでは、さっそく例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・この机は木でできています。
机は見た目で木と分かるので「of」を使います。
従って、答え. This desk is made of wood.
です。
続いて、もう1つ例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語にせよ。
・ワインはブドウでできています。
ワインは見た目でブドウとわからないので「from」を使います。
従って、答え. Wine is made from grapes.
となります。
「〜される」と訳さない受動態
受動態と言えば「~される」ですが、中には「〜される」と訳さない受動態があります。
では、代表的な例を見てみましょう。
・I am interested in computer science.
(私はコンピュータ科学に興味があります。)
「am interested」は受動態の形ですが、「興味を持たれています」とはなりません。
このように、感情を表す語が使われると「受動態」なのに、「能動態」のような意味になります。
以下に同じような例外をまとめているので、しっかり覚えましょう。
・be excited at/about 「〜に興奮している」
・be interested in 「〜に興味がある」
・be satisfied with/at/about 「〜に満足する」
・be pleased with/at/about 「〜を喜んでいる」
・be disappointed at/about/in/with「〜にがっかりする」
などがあります。
暗記するのも一つの方法ですが、分量が多いので使い方を覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。