看護・医療系小論文の解答例|51.自立について

Author:看護予備校KAZアカデミー

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看護予備校のKAZアカデミーが「AO入試・公募入試・社会人入試・一般入試」の小論文対策のために「看護・医療系小論文の構成と解答例」を提供します。

小論文が苦手な学生は、読むだけでも勉強になるので是非参考にして下さい。

今回の看護・医療系小論文の解答例は「自立について」です。

小論文はいきなり文章を書くのではなく、必ず段落の構成を考えてから書きましょう。

また、小論文が苦手な学生は、下記の「あなた専用の小論文ノート」から学習することができます。利用者は小論文が見違えるように上達しています。

自立の定義と意義の説明

自立とは何を指すのかを明確に定義し、その意義について説明します。自立とは個人が自己の能力やリソースを活用して、独自に行動し、生活を営むことを指します。その社会的・心理的な重要性や影響について述べることが求められます。

自立を促進する要因と方法

自立を達成するためにはどのような要因が影響を与えるかについて考察し、具体的な方法を示します。教育、キャリア、社会的サポートなどが自立に影響を与える要因であり、スキルの習得や自信の醸成、サポートネットワークの構築などが自立を促進する方法です。

自立のメリットとデメリット

自立を追求することによってもたらされるメリットと、その一方で生じるデメリットについて考えます。自立によって個人の自己成長や自己実現が促進される一方で、孤立感や過度の負担が生じることもあります。

自立の達成と障害

自立を達成することに向けての障害や困難についても考慮します。身体的・精神的な健康の問題、経済的な困難、環境の制約などが自立の達成を妨げる要因であることを指摘し、それらに対する克服策についても述べることが求められます。

自立と社会の関係

自立と社会的な繋がりや共同体との関係についても考察します。自立が社会全体の発展や共同体の強化にどのような影響を与えるかについて述べ、社会とのバランスを考える視点を示すことが重要です。

個人の視点と経験の結びつけ

自立についての理論的な考察だけでなく、自身の経験や視点を交えて、テーマに対する個人的な洞察を示すことが奨励されます。これにより、論文がより具体的で魅力的なものとなるでしょう。

≪まとめ≫
「自立について」の小論文は、個人の成長と社会の発展において極めて重要なテーマです。このテーマを通じて、自己の強みや挑戦、そして他者との関わり方を探求し、自立の本質を深く理解する貴重な機会となります。

読み手に感銘を与える洞察と視点を加えつつ、テーマを総合的に考察することで、意義深い小論文が完成することができます。

お題:自立について(800字)

【解答例】

近年、青少年の自立の遅れが社会問題として取り上げられることが少なくない。技術の進化と共に生活が便利になった反面、外部のサポートに依存する若者が増えているのがその理由である。また、スマートフォンやSNSの普及により情報を瞬時に得られる時代になり、自ら考え行動する機会が減少しているとも言われている。私は、このように不安視される現代の子どもたちの自立の遅れについて、実際には問題ではないと考える。

確かに、進学や就職により一人暮らしを始める際など、自立して生きていかなければならなくなるタイミングが訪れることもあるだろう。生活費の管理等、他者に頼らず自分自身の力で考えて実行する必要のあるものは少なくない。また、進路の決定など、自身の人生の方向性に大きな影響を与えるイベントについては、最終的に自らの判断と行動が重要となる。しかし、そうした懸念点はあるにしても、私は現代の子どもたちの自立の遅れというものはさほど問題ではないと考える。

まず、現代社会はあらゆる物事がサービス化されており、必ずしも自分一人の力で生きていかなければならないというわけではない。料理の配達やインターネットの接続に至るまで、様々なものが専門サービスとして提供されており、それらを上手く活用して生活することが一般的となっているのである。

また、人々が相互に関わりあうことによりコミュニティが形成され、人間関係が豊かになるという側面もある。加えて、全てを自分自身の力で行うのではなく、他者との協力を通じて行うことにより、チームワークの大切さも学ぶことが出来る。特に現代は専門分野の細分化が進んでおり、各分野間での連携が多くの場面で求められることから、こうした相互協力の能力の重要性が増していると言えよう。

以上より、複雑化が進み、チームワークの重要性が増した現代社会おいて、子どもたちの自立の遅れは問題とは言えないと私は考える。

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