
医療系小論文の解答例は、AO入試・公募入試・社会人入試を控える受験生に向けて、少しでもヒントになればと考え提供しております。
是非参考にして下さい。
今回の医療系小論文の解答例は「プレッシャーに打ち勝つということについて」です。
このテーマの小論文を書く上で求められていることは、
・プレッシャーに対してどのような心構えやアプローチを持つべきかについて考えること。
・プレッシャーをコントロールするための具体的な方法やテクニックを示すこと。
・自己管理やストレス管理の重要性について考え、プレッシャーに対処するための健康的な生活習慣やリラックス法を述べること。
・プレッシャーをチャンスや成長の機会と捉えることの意義や方法について考えること。
です。
「プレッシャーに打ち勝つということについて」というテーマでは、プレッシャーの理解や影響、心構えやアプローチ、具体的な対処方法やテクニック、自己管理やストレス管理の重要性、プレッシャーをチャンスとする視点について考えることが求められます。

小論文が上手く書けないという方は、解答例を読むだけでも小論文に慣れ親しむことができます。
お題:プレッシャーに打ち勝つということについて(800字)
【解答例】
私たちは、生きていく中で多くのプレッシャーを受ける。学業、仕事、人間関係など、様々な要因によってプレッシャーを感じることがあるだろう。こうしたプレッシャーに打ち勝つためには、自分自身を客観的に見つめ直した上で、前向きに物事に取り組むことが重要であると私は考える。
私が初めてプレッシャーに直面したのは、高校生の時であった。当時、大学受験が迫る中、私は志望校に合格するために必死に勉強をしていた。しかし、模試の結果が思わしくなく、日々不安が増していくこととなった。その不安感は、学校のみならず家にいる時でも感じるようになり、常に落ち着かない状態が続いていた。その時、私がとった克服法は、自分自身と向き合うということである。具体的には、自分が何をしているのか、現時点で何ができているのかを客観的に見つめるようにした。そうすることで、合格のために行わなければならないことが明確になり、漠然とした不安やプレッシャーから解放されたのである。この経験から、プレッシャーに直面した時は、自分自身を客観的に見つめ、現状を冷静に分析することが大切なのだと知ることとなった。
また、その後は受験に対して前向きな気持ちを持つようになり、学校や塾での授業や質問会にも積極的に参加するようになった。その結果、以前より模試などの試験の成績が安定するようになり、プレッシャーを跳ね除けるだけの自信をつけることができたのである。
以上のように、私はプレッシャーに打ち勝つためには、自分自身の現状を客観的に見つめた上で、前向きに物事に取り組むことが重要だと考える。プレッシャーを受けること自体は、人生において避けられないことである。しかし、自分自身を客観的に見つめ、プレッシャーの素となっているものが何なのかを分析した上で、積極的に行動することにより、そうしたプレッシャーにも打ち勝つことができるのである。
