
医療系小論文の解答例は、AO入試・公募入試・社会人入試を控える受験生に向けて、少しでもヒントになればと考え提供しております。
是非参考にして下さい。
今回の医療系小論文の解答例は「緊急事態宣言後の個人の生活について」です。
このテーマの小論文を書く上で求められていることは、
・緊急事態宣言後に増えたオンラインでのコミュニケーションや学校/仕事の在宅についてのメリットやデメリットを書くこと。
・緊急事態宣言後の個人のライフスタイルにどのような変化が生じたのか、実際の事例を含むこと。
・緊急事態宣言によるストレスや孤独感、不安感に対する対策やケアについて書くこと。
・緊急事態宣言後に増加した家庭内での時間の過ごし方や趣味、自己啓発についてのアドバイスを書くこと。
です。
「緊急事態宣言後の個人の生活について」というテーマでは、緊急事態宣言後の個人の生活における影響や変化、増加したオンラインでのコミュニケーションや在宅勤務や学習、ストレスや孤独感に対する対策、自己啓発や趣味について書くことが求められます。

小論文が上手く書けないという方は、解答例を読むだけでも小論文に慣れ親しむことができます。
お題:緊急事態宣言後の個人の生活について(800字)
【解答例】
緊急事態宣言が発令されたことで、多くの人々の生活に影響が出ている。中には、生活スタイルの変化を余儀なくされたことにより、健康状態が悪化してしまった人々もいる。そのような中でも私は、運動やオンライン上での交流などを通じて、個人の生活の質を改善することができる、と考える。
緊急事態宣言によって私たちの日常生活が大きく制限されたことは確かである。外出自粛が求められ、多くの施設や店舗が閉鎖された結果、人々は家の外に出る機会を失った。これにより、運動不足やストレスなど、多くの健康面の問題が生じている。だが、増加した在宅時間における過ごし方を工夫することにより、むしろ日々の生活の質を向上させることができる、と私は考える。
まず、外出自粛期間中は、適度な運動を心がけることが大切である。自宅でできるエクササイズやストレッチなどを行うことは、健康面の問題を予防することに繋がる。加えて、毎日規則正しい生活を心がけることで、生活リズムの乱れを防ぎ、自己管理能力を高めることもできる。
さらに、オンラインでのコミュニケーションを活用し、友人や同僚との交流を行うことも重要である。自宅にいる時間が長くなることで、孤独感やストレスを感じることも考えられるが、SNSやビデオ通話を利用して交流を保つことで、それらを緩和することができる。また、家族との共同生活でストレスを感じる場合も、コミュニケーションの機会を設け、互いに理解し合うことが大切だ。
緊急事態宣言によって私たちの生活は大きく変化した。そのような中でも、適切な対処法を考え、健康面や精神面に気を配ることで、個人の生活の質を改善していくことができる、と私は考える。増加した在宅時間を上手く活用することにより、自己管理能力の向上、新しい働き方やコミュニケーション方法の発見など、ポジティブな変化を生み出すことができるのである。
