
看護大学の総合型選抜・AO入試では、オープンキャンパスや入試説明会で模擬授業を受け、その内容をもとにレポートを書く入試が行われることがあります。
受験生や保護者の中には、「何を書けばよいのか」「感想文で終わってよいのか」「当日はどのようにノートを取ればよいのか」と不安になる方も多いです。
この記事では、看護大学AO入試で行われる模擬授業レポートの書き方、評価されやすい内容、避けたい書き方、当日のメモの取り方、ノートからレポートに変える流れ、二次選考の小論文や面接とのつながりまで解説します。
先に結論を言うと、模擬授業レポートで大切なのは、講義内容を正しくつかむこと、テーマ・理由・具体例・結論を押さえること、そして講義を通して理解したことを看護への学びにつなげることです。
小論文のように自分の意見を中心に広げるのではなく、先生の話を正しく聞き取り、必要な内容を選んでまとめる力が重要になります。
この記事でわかること
- 模擬授業レポートで何を書けばよいのか
- 感想文で終わらないための書き方
- 授業中にメモしておくべき内容
- 当日にレポートを書きやすくするノートの取り方
- 評価されやすいレポートの流れ
- 保護者ができるサポート
- 二次選考の面接・小論文につなげる方法
模擬授業レポートは、当日の聞き方とノートの取り方で内容が大きく変わります。
何を準備すればよいかわからない方は、早めにAO入試対策の進め方を確認しておきましょう。
看護大学AO入試で行われる模擬授業レポートとは
看護大学の総合型選抜・AO入試では、筆記試験の点数だけでなく、受験生の学ぶ姿勢や看護への関心を見ようとする入試が行われています。
その一つが、オープンキャンパスや入試説明会で模擬授業を受け、その内容についてレポートを書く形式です。
模擬授業では、看護、医療、福祉、健康、命、コミュニケーションなどに関するテーマが扱われます。
受験生は授業を聞き、学んだ内容や考えたことを文章にまとめます。
学校によっては、このレポートが一次選考のような役割を持つこともあります。
そのため、「授業を聞いて感想を書けばよい」という軽いものではなく、入試で評価される文章として準備する必要があります。
模擬授業レポートが一次選考のように扱われる理由
看護大学が模擬授業レポートを入試に取り入れるのは、筆記試験だけでは見えにくい力を確認するためです。
看護を学ぶには、知識を覚える力だけでなく、人の話を正しく聞く力、内容を理解する力、自分の考えを言葉にする力が必要です。
聞き取る力
講義内容を正しく聞き取り、話の中心をつかめているかが見られます。
まとめる力
授業で学んだことを、自分の言葉でわかりやすくまとめられるかが見られます。
理解してつなげる力
講義で学んだことをもとに、看護師に必要な姿勢や学ぶ意欲につなげられるかが見られます。
看護大学側は、模擬授業レポートを通して、「この受験生は看護を学ぶ準備ができているか」「授業で得た学びを自分の考えに変えられるか」を見ています。
受験生や保護者が模擬授業レポートで不安になりやすいこと
ただし、評価される文章であるにもかかわらず、学校から具体的な書き方まで詳しく示されないこともあります。
そのため、受験生や保護者は、次のようなことで不安になりやすくなります。
受験生が迷いやすいこと
- 感想文のように書いてよいのか
- 講義内容をどこまでまとめればよいのか
- 授業中に何をノートに書けばよいのか
- 自分の考えをどこまで書けばよいのか
保護者が迷いやすいこと
- 親がどこまで手伝ってよいのか
- 当日に何を意識させればよいのか
- 文章を見たときに何を確認すればよいのか
共通して不安なこと
- 何を書けば評価されるのか
- 何を書くと評価が下がるのか
- 面接で聞かれたときに答えられるのか
このような不安を持つのは自然です。
模擬授業レポートは、学校の授業で書く感想文とは違います。
入試で見られる文章だからこそ、事前に書き方とノートの取り方を知っておくことが大切です。
模擬授業レポートは感想文だけでは評価されにくい
模擬授業レポートで最も避けたいのは、「勉強になりました」「大切だと思いました」「看護師になりたい気持ちが強くなりました」だけで終わる文章です。
これらの感想自体が悪いわけではありませんが、入試で評価される文章としては弱くなります。
今回の授業を受けて、とても勉強になりました。
看護師は大変な仕事だと思いました。
私も患者さんに寄り添える看護師になりたいです。
この文章では、何を学んだのか、どこに注目したのか、なぜそう考えたのかが伝わりにくくなります。
今回の授業では、患者さんとの関わりにおいて、言葉だけでなく表情やしぐさから気持ちをくみ取ることが大切だと学びました。
私はこの内容から、看護師には知識だけでなく、相手をよく見る姿勢が必要だと考えました。
この文章では、講義内容、自分の考え、看護へのつながりが伝わりやすくなります。
感想だけでは、講義内容をどのくらい理解できたのかが伝わりません。
「何を学び、そこから何を考えたのか」まで書くことで、レポートとしての内容が深まります。
看護大学が模擬授業レポートで見ているポイント
看護大学が模擬授業レポートで見ているのは、文章の上手さだけではありません。
読みやすさも大切ですが、それ以上に、講義内容を理解し、自分の考えにつなげられているかが見られます。
| 講義内容の理解 | 授業で話された内容を正しく理解し、中心となるテーマをつかめているかが見られます。 |
|---|---|
| 大切な部分の選び方 | 授業全体を丸写しするのではなく、レポートに必要な内容を選べているかが見られます。 |
| 理解したこと | 「大切だと思いました」だけで終わらず、講義内容から何を理解したのかを書けているかが見られます。 |
| 看護へのつながり | 講義で学んだことを、看護師に必要な姿勢や自分が身につけたい力につなげられているかが見られます。 |
※スマートフォンでは、表を横にスクロールしてご覧いただけます。
たとえば、講義のテーマが「高齢者の生活支援」だった場合、「高齢者を支えることは大切だと思いました」だけでは弱くなります。
「高齢者の生活を支えるには、病気だけでなく、その人の生活背景や不安にも目を向ける必要があると学んだ。そのため、看護師には医療の知識だけでなく、相手の生活を想像しながら関わる姿勢が必要だと考えた」のように、講義内容から自分の考えへつなげることが大切です。
800字で模擬授業レポートを書く場合の考え方
模擬授業レポートを800字で書く場合は、文字数を埋めるために感想を増やすのではありません。
大切なのは、講義の内容を800字の文章に組み立て直すことです。
800字レポートは、「自分の意見を自由に広げる文章」ではなく、「講義を聞き取り、テーマ・理由・具体例・結論を押さえてまとめる文章」です。
つまり、大学側は「この受験生は大学の授業についていけるか」を見ています。
800字で書くときの思考の順番
1. テーマをつかむ
今回の講義は何についての話だったのかを一文で言えるようにします。
2. 中心内容を押さえる
先生が何を問題として示し、何を大切だと説明したのかを確認します。
3. 具体例を選ぶ
講義中に出てきた事例、患者さんの場面、数字、先生が強調した言葉を選びます。
4. 結論を聞き取る
最後に先生が何を伝えたかったのかを押さえ、文章のまとめにつなげます。
ここで注意したいのは、先生の言葉をすべて書き写そうとしないことです。
講義中にすべてを書こうとすると、かえって大切な話を聞き逃します。
「これはテーマにつながる」「これは具体例として使える」「これは結論につながる」と判断しながら、必要な内容をメモすることが大切です。
800字レポートの文字数配分
800字で書く場合は、最初から思いついた順に書くと、同じ内容を繰り返しやすくなります。
次のように役割を分けて考えると、内容が重なりにくくなります。
| 第1段落 100〜150字 |
講義のテーマを書きます。「今回の講義では、〇〇について学んだ」という形で、授業全体の中心を示します。 |
|---|---|
| 第2段落 250〜300字 |
先生が説明した中心内容を書きます。なぜそのテーマが大切なのか、どのような問題があるのかをまとめます。 |
| 第3段落 200〜250字 |
講義中に出てきた具体例、事例、データを使います。内容に説得力を出すため、使う例は1つか2つにしぼります。 |
| 第4段落 150〜200字 |
先生の結論と、講義を通して理解したことを書きます。看護師に必要な姿勢や学ぶ意欲につなげます。 |
※スマートフォンでは、表を横にスクロールしてご覧いただけます。
800字レポートの基本の型
800字で書く前に準備しておきたいこと
800字の模擬授業レポートは、当日にいきなり書こうとすると難しくなります。
事前準備では、文章を丸暗記するのではなく、どのテーマが出ても聞き取れるようにしておくことが大切です。
事前に触れておきたい看護系テーマ
- 患者さんとのコミュニケーション
- 高齢者看護
- 認知症
- 地域医療
- 在宅看護
- チーム医療
- 感染予防
- 医療安全
- 看護師に必要な観察力
- 患者さんの不安への関わり
これらのテーマを覚えることが目的ではありません。
どのテーマでも、「なぜ大切なのか」「患者さんにどのような影響があるのか」「看護師には何が求められるのか」を考えられるようにしておくことが準備になります。
講義中に確認したい6つのこと
- 講義の大きなテーマは何か
- 先生が強調した言葉は何か
- そのテーマが大切な理由は何か
- 具体例・事例・データは何か
- 最後に先生は何を結論として話したか
- レポートに使えそうな言葉は何か
特に、講義の最後は重要です。
講義は、国語の長文のように、テーマから説明、具体例、結論へと進むことが多いです。
そのため、最後に先生が何をまとめたのかを聞き逃さないようにしましょう。
模擬授業を受ける前に準備しておきたいこと
模擬授業レポートは、授業が終わってから急に書こうとしても難しくなります。
授業中に何を聞けばよいかがわかっていないと、レポートに使える内容をノートに残せないからです。
志望校の入試内容を確認する
模擬授業レポートがどのタイミングで必要になるのか、一次選考なのか、提出後に面接があるのかを確認しておきます。
看護に関するテーマに触れる
高齢化、感染症、認知症、地域医療、患者との関わり、チーム医療などのテーマに触れておくと、考えを書きやすくなります。
レポートの基本構成を知る
授業後に慌てないように、講義内容、自分の考え、看護へのつながりという流れを知っておきます。
ノートの取り方を決めておく
講義内容と自分の考えを分けてノートを取ると、レポートを書くときに内容を選びやすくなります。
特に大切なのは、「最後にレポートを書く」という意識を持って授業を聞くことです。
ただ聞くだけでなく、「この内容はレポートに使えるか」「看護とどうつながるか」を考えながら参加しましょう。
800字を書くための練習方法
800字の練習をするときは、最初から800字を書こうとしない方が安定します。
まずは講義内容を短く正確にまとめ、そのあと必要な内容を加えて800字に広げる練習をしましょう。
おすすめの練習手順
1. 5分程度の動画や文章を見る
看護、医療、福祉、健康に関する短い教材を使います。
2. テーマを一文で書く
「何についての話だったのか」を一文でまとめます。
3. 大切な内容を3つ選ぶ
先生が伝えたかった内容、具体例、結論を選びます。
4. 400字から800字へ広げる
短く正確にまとめてから、理由や具体例を加えて800字にします。
この練習をしておくと、当日も「何を聞けばよいか」「何をメモすればよいか」が見えやすくなります。
文章量を増やすことよりも、テーマ、理由、具体例、結論を落とさずに書くことを意識しましょう。
模擬授業中に必ずメモしておきたい内容
模擬授業レポートで差がつくのは、授業中のメモです。
レポートを書くときに内容を思い出せなければ、どうしても感想だけの文章になりやすくなります。
模擬授業中にメモすること
- 講義のテーマ
- 先生が最初に話した問題
- 先生が繰り返し使った言葉
- 具体的な事例や患者さんの場面
- 自分が驚いたこと
- 自分が疑問に思ったこと
- 看護師に必要だと感じた姿勢
- 自分の志望理由とつながりそうな内容
すべてをきれいに書き取る必要はありません。
大切なのは、レポートを書くときに使える材料を残すことです。
メモを取るときは、「講義内容」と「自分の考え」を分けて書くと、文章にしやすくなります。
| 講義内容 | 先生が話したこと、授業で学んだこと、授業中に出てきた事例や言葉をメモします。 |
|---|---|
| 自分の考え | 自分が感じたこと、考えたこと、看護とつながると思ったことをメモします。 |
| レポート候補 | レポートに使えそうな内容に印を付け、最後に3つほど選びます。 |
※「先生の話」と「自分の考え」を分けておくと、文章にするときに流れを作りやすくなります。
模擬授業当日のノートの取り方
何をメモするかがわかれば、次に大切なのはノートの書き方です。
先生の話をすべて書き写そうとすると、自分の考えを書く余裕がなくなり、レポートが授業内容のまとめだけになりやすいです。
ノートは、きれいに書くためのものではありません。
授業後に「何を学んだのか」「自分は何を考えたのか」「看護とどうつながるのか」を思い出すためのものです。
当日のノートは、左右に分けて書く
おすすめは、ノートの左側に「先生の話」、右側に「自分の考え」を書く方法です。
授業内容と自分の考えを分けておくと、レポートを書くときに「講義内容→自分の考え→看護へのつながり」の流れを作りやすくなります。
授業が終わったら、ノートの中からレポートに使えそうな内容を3つ選びます。
その中から、最も看護への考えにつなげやすいものを中心にしてレポートを書きます。
1. 先生の話を残す
講義テーマ、重要な言葉、具体的な事例、先生が繰り返した内容をメモします。
2. 自分の反応を残す
驚いたこと、疑問に思ったこと、大切だと感じたことを短い言葉で書きます。
3. 看護につなげる
看護師に必要だと感じた姿勢や、自分が身につけたい力を書いておきます。
ノートに残しておきたい印の付け方
- 大切だと思った内容には「★」を付ける
- 疑問に思った内容には「?」を付ける
- 看護につながりそうな内容には「看護」と書いておく
- レポートに使えそうな内容には「使う」と書いておく
- 自分の考えには「自分:」と付けて、先生の話と分ける
ノートからレポートに変える流れ
ノートを取ったあと、そのまま文章にしようとすると、授業内容の羅列になりやすいです。
レポートを書くときは、ノートの中から使う内容を選び、次の流れに当てはめます。
ノートからレポートにする4ステップ
講義テーマを確認する
ノートの左側から、授業全体のテーマを一文でまとめます。
印象に残った内容を選ぶ
「★」や「使う」と書いた内容から、レポートに使う内容を選びます。
自分の考えを足す
ノートの右側に書いた「自分:」の内容を使い、なぜ大切だと思ったのかを書きます。
看護へのつながりを書く
「看護」と書いたメモを使い、将来の看護師像や身につけたい力につなげます。
ノートをレポートに変える例
看護大学AO入試の模擬授業レポートの基本構成
ここまでのノートの内容を、実際のレポート本文に当てはめると、次のような構成になります。
思いついた順番で書くと話の流れがばらばらになりやすいため、基本の型を知っておきましょう。
講義で学んだこと
まず、模擬授業のテーマや、授業全体で学んだ内容を簡潔にまとめます。
特に印象に残った内容
授業の中で特に注目した内容や、自分が考えさせられた場面を取り上げます。
そこから考えたこと
「大切だと思った」だけで終わらせず、なぜそう感じたのかまで書きます。
看護師を目指す自分につなげる
学んだ内容を、看護師に必要な姿勢や自分が身につけたい力につなげます。
そのまま使えるレポートの型
この流れで書くと、講義内容の理解と自分の考えの両方を伝えやすくなります。
「講義内容」から「自分の考え」、そして「看護へのつながり」へ進めることがポイントです。
レポートの型を知っていても、実際に書くと難しく感じることがあります。
自分の考えが浅く見える、看護へのつなげ方が不自然になる、面接で話しにくい内容になる場合は、早めに確認しておきましょう。
評価されるレポートに入れたい内容
評価されやすい模擬授業レポートには、共通して入っている内容があります。
それは、講義内容、自分の注目点、自分の考え、看護へのつながりです。
ここでは、基本構成に入れる内容をもう一度確認しておきます。
講義内容
授業全体を長く説明する必要はありません。大切な部分を選び、簡潔にまとめます。
自分の注目点
講義の中で印象に残った話、驚いた内容、考えさせられた場面などを取り上げます。
自分の考え
「大切だと思った」だけで終わらせず、なぜ大切だと思ったのかまで書きます。
看護へのつながり
看護を学ぶ姿勢や、将来の看護師像につながる内容にします。
落ちやすい模擬授業レポートに多い失敗例
基本構成に沿っていても、内容の入れ方を間違えると、評価されにくい文章になります。
特に注意したいのは、次のような書き方です。
避けたい書き方
- 感想だけで終わっている
- 講義内容の丸写しになっている
- 自分の考えがほとんどない
- 看護とのつながりがない
- 話の流れがばらばらになっている
- きれいな言葉だけで内容が浅い
- 志望理由とレポート内容がつながっていない
模擬授業レポートでは、「よいことを書く」よりも、「講義内容をもとに自分の考えを伝える」ことが大切です。
きれいな言葉を並べるだけではなく、自分が授業から何を学び、何を考えたのかが伝わる文章にしましょう。
看護への考えにつなげる書き方
看護大学AO入試の模擬授業レポートでは、講義内容を看護への考えにつなげることが重要です。
ただし、無理に「看護師になりたいです」と何度も書く必要はありません。
大切なのは、講義で学んだことを通して、「看護師に必要な姿勢」や「自分が身につけたい力」へつなげることです。
高齢者の生活を支えるためには、病気だけを見るのではなく、その人の生活背景や気持ちを理解することが大切だと学びました。
私はこの内容から、看護師には観察力だけでなく、相手の立場に立って考える姿勢が必要だと感じました。
講義内容と関係なく、「私は小さい頃から看護師になりたいと思っていました」と書き始めると、レポートの流れが不自然になります。
志望理由を書く場合も、必ず講義内容とつなげて書きましょう。
レポートの中で突然志望理由だけを書くのではなく、授業で学んだ内容から自然につなげることが大切です。
模擬授業レポートは二次選考の面接にもつながる
模擬授業レポートは、提出して終わりではありません。
一次選考を通過した後、二次選考の面接でレポート内容について聞かれる可能性があります。
面接で聞かれやすい質問
- 模擬授業で印象に残った内容は何ですか
- レポートに書いた内容について説明してください
- 授業を通して看護についてどのように考えましたか
- その学びを将来どのように生かしたいですか
レポートを書くときは、面接で自分の言葉で説明できる内容にしておくことが大切です。
無理に難しい言葉を使ったり、自分で説明できない内容を書いたりすると、面接で困ることがあります。
二次選考では小論文や面接が課されることもある
看護大学の総合型選抜・AO入試では、一次選考で模擬授業レポートや書類審査が行われ、二次選考で面接が行われることがあります。
学校によっては、面接だけでなく小論文が課される場合もあります。
つまり、模擬授業レポートだけを対策すれば十分というわけではありません。
レポートで書いた内容をもとに、面接で話す力も必要です。
小論文が課される学校では、看護や医療に関するテーマについて、自分の考えを筋道立てて書く練習も必要になります。
レポート
講義内容を理解し、自分の考えを看護につなげて書きます。
小論文
看護や医療に関するテーマについて、自分の考えを筋道立てて書きます。
面接
志望理由やレポート内容を、自分の言葉で説明できるようにします。
レポート・小論文・面接を別々に考えてはいけない理由
看護大学AO入試では、レポート、小論文、面接を別々に考えない方がよいです。
どの試験でも、見られている中心は共通しているからです。
共通して見られやすい内容
- 看護への関心
- 人と関わる姿勢
- 学ぶ意欲
- 自分の考えを伝える力
- 将来の看護師像
たとえば、レポートでは「患者の気持ちを理解することが大切だ」と書いているのに、面接でその内容を説明できなければ、説得力が弱くなります。
また、小論文で書く看護への考えと志望理由がずれていると、全体の印象がぼやけてしまいます。
レポート、小論文、面接は、すべて「看護を学ぶ自分」を伝えるためのものです。
だからこそ、最初からつながりを意識して準備することが大切です。
保護者が受験前にできるサポート
ここまで、受験生本人が意識すべきことを見てきました。
次に、保護者が家庭でできるサポートについて確認します。
模擬授業レポートに不安を感じるのは、受験生本人だけではありません。
保護者も、「何を準備させればよいのか」「どこまで手伝ってよいのか」と迷うことがあります。
保護者ができるサポートは、文章を代わりに書くことではありません。
子どもが自分の言葉で書けるように、考えを引き出すことです。
模擬授業後に聞いてあげたいこと
- 今日の授業は何についての話だったのか
- 一番印象に残った内容は何か
- なぜその内容が印象に残ったのか
- 看護師に必要だと思ったことは何か
- 自分が目指す看護師像とつながる部分はあったか
このように質問すると、受験生本人の中にある考えを言葉にしやすくなります。
ただし、保護者が文章を作りすぎると、本人らしさがなくなることがあります。
面接で聞かれたときに本人が話せなくなる可能性もあるため、最終的には受験生自身の言葉で書くことが大切です。
よくある質問
模擬授業レポートは、感想を書けばよいですか?
感想だけでは弱くなります。講義内容を理解したうえで、自分が何を考えたのか、看護を目指す自分にどうつながるのかまで書くことが大切です。
授業中のノートは、どのくらい詳しく取るべきですか?
すべてを書き取る必要はありません。講義のテーマ、印象に残った内容、自分が考えたこと、看護とつながる内容を残しておくことが大切です。
ノートはきれいにまとめる必要がありますか?
きれいにまとめることよりも、レポートに使える材料を残すことが大切です。先生の話と自分の考えを分けて書くと、授業後にレポートを書きやすくなります。
保護者が文章を直してもよいですか?
誤字や読みにくい部分を確認する程度なら問題ありません。ただし、保護者が文章を作りすぎると、面接で本人が説明しにくくなることがあります。
模擬授業レポートだけ対策すれば十分ですか?
十分とは言えません。模擬授業レポートは、二次選考の面接や小論文にもつながるため、志望理由・小論文・面接まで合わせて準備することが大切です。
800字で書く場合、自分の意見を多く書くべきですか?
自分の意見を中心に書きすぎる必要はありません。講義のテーマ、理由、具体例、結論を正しくまとめたうえで、講義を通して理解したことを看護への学びにつなげることが大切です。
800字で内容が足りないときはどうすればよいですか?
感想を増やすのではなく、講義で示された理由や具体例を足します。「なぜ大切なのか」「どのような場面で必要なのか」「先生は最後に何を伝えたのか」を確認すると、内容を広げやすくなります。
模擬授業レポート対策は独学だけで大丈夫なのか
模擬授業レポートは、基本の書き方を知れば独学でも準備できます。
この記事で紹介したように、講義内容をメモし、学んだこと、自分の考え、看護へのつながりを書くことが大切です。
ただし、実際に書いてみると、次のような問題が出てくることがあります。
まとめだけで終わる
講義内容は書けていても、自分の考えが入らず、授業メモのような文章になることがあります。
考えが浅く見える
「大切だと思った」だけで終わると、なぜそう考えたのかが伝わりにくくなります。
看護へのつなげ方が不自然
講義内容と関係なく志望理由を書いてしまうと、文章の流れが不自然になります。
面接で説明しにくい
自分の言葉で説明できない内容を書くと、二次選考の面接で困ることがあります。
このような場合、自分ではどこを直せばよいのか気づきにくいです。
特に看護大学AO入試では、レポートだけでなく、志望理由書や面接までつながるため、全体を見ながら準備する必要があります。
独学でできる部分と、個別に見てもらった方がよい部分を分けて考えることが大切です。
KAZアカデミーでできる看護大学AO入試のレポート対策
KAZアカデミーでは、看護大学・看護学校を目指す受験生に向けて、総合型選抜・AO入試の対策を行っています。
模擬授業レポートだけでなく、志望理由書、小論文、面接までつなげて対策できることが特徴です。
KAZアカデミーで確認できること
- 講義内容を正しくまとめられているか
- 感想だけで終わっていないか
- 自分の考えが入っているか
- 看護への関心につながっているか
- 面接で話せる内容になっているか
- 志望理由と内容がずれていないか
看護大学AO入試では、レポート、小論文、面接の内容がつながっていることが大切です。
その場だけの文章を作るのではなく、受験生本人の経験や考えをもとに、看護師を目指す理由まで一緒にはっきりさせていきます。
「模擬授業レポートで何を書けばよいかわからない」「二次選考の面接まで不安がある」「子どもに何を準備させればよいかわからない」という方は、早めに相談しておくことで、受験までに必要な準備が見えやすくなります。
まとめ
看護大学AO入試の模擬授業レポートで大切なこと
看護大学AO入試の模擬授業レポートは、ただの感想文ではありません。
講義内容を正しく聞き取り、テーマ・理由・具体例・結論を押さえて、講義を通して理解したことを看護への学びにつなげる文章です。
評価されるレポートを書くためには、当日のノートの取り方が大切です。
ノートの左側に先生の話、右側に自分の考えを書き、最後にレポートに使えそうな内容を選ぶことで、文章の流れを作りやすくなります。
また、模擬授業レポートは二次選考の面接や小論文にもつながります。
レポートだけを急いで仕上げるのではなく、志望理由や将来の看護師像まで含めて準備することが大切です。
看護大学AO入試を目指す方へ
模擬授業レポート・小論文・面接の準備を無料面談で確認できます。
看護大学AO入試では、学校によって入試内容や選考の流れが異なります。
模擬授業レポートが必要な場合は、当日の聞き方、ノートの取り方、レポートの書き方、二次選考の面接までつなげて考える必要があります。
このような方はご相談ください
- 模擬授業レポートで何を書けばよいかわからない
- 当日にどのようにノートを取ればよいかわからない
- 感想文のような文章になってしまう
- 志望理由とレポート内容のつなげ方がわからない
- 二次選考の面接で何を聞かれるのか不安がある
- 保護者として何を準備させればよいかわからない
KAZアカデミーでは、科目対策だけでなく、志望理由書・小論文・面接対策まで看護受験に合わせてサポートしています。
受験までに何を準備すればよいかを、早めにはっきりさせていきましょう。
























