みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は仮定法の「仮定法過去」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 仮定法過去 ◆
それでは早速やっていきましょう。
仮定法とは
仮定法とは、「現実ではありえないことを仮に定める」時に使います。
例えば、
この日本語は、明らかに「現実ではありえないこと」がわかるので仮定法を使います。
また、仮定法では、
・仮定法過去
・仮定法過去完了
・仮定法未来
・仮定法現在
の4種類が使われます。
仮定法過去について
仮定法の英文は、「現在の文章」を「過去形」で表す変則的な使い方をします。
・If + 主語 + 動詞の過去形〜, 主語 + 助動詞の過去形 + 動詞の原形…
日本語訳:もし~なら…だろうに
となります。
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
・もし私が鳥であるなら,あなたの家まで飛んでいけるのに。
日本語「もし私が鳥であるなら」の部分から、この文章が「仮定法」であることがわかります。英文の作り方は上記の形を使って書きます。
ポイントは、
➀「現在」ではなく「過去形」を使うこと。
➁「was」ではなく「were」を使うこと。
です。
従って、
答え. If I were a bird, I could fly to your house.
となります。
仮定法は、変則的な作り方をしますが、一目見ればすぐに仮定法だと気が付くことができます。
助動詞の過去形には「would 」「could」「might」があり
•「would 」→「もし〜なら…だろう」
•「could」→「もし〜なら…できるだろう」
•「might」→「もし〜なら…かもしれない」
となります。
仮定法過去の慣用表現
仮定法には、慣用表現がいくつもありますが、「もし~がないなら」という表現は3種類あることから入試にもよく出題されます。
① if it were not for〜
② without 〜
③ but for 〜
これら①~③は、全て「もし~がないなら」と訳します。
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文を仮定法を使って3種類書け。
・もし水がないなら、人は生きることができないだろう。
【答え】
① If it were not for water,man could not live.
② Without water,man could not live.
③ But for water,man could not live.
このように全て同じ意味になります。
「if」の省略
仮定法で「were」を使っている場合、「if」を省略することができます。
ポイントは、「if」を省略して「were」を文頭に持ってくるだけです。
If I were a bird, I could fly to your house.
→ Were I a bird, I could fly to your house.
If it were not for water,man could not live.
→ Were it not for water,man could not live.
これらは、文法問題・長文でもよく出題されているので必ず覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。