看護学校の社会人入試に合格するのが難しいと言われている理由は「本当」です。
社会人入試が難しいと言われる理由
① 募集定員が少ないから
看護学校の募集要項を見ると「社会人入試合格者:若干名」と書いています。
この若干名とは、全体の合格者の1割以下です。例えば、定員が80名であれば、6名程度です。
【募集要項(例)】
全体の合格者 | 社会人入試 | 公募推薦入試 | 一般入試 |
---|---|---|---|
80名 | 若干名 | 15名 | 60名 |
② 受験科目が少なく受験しやすいから
社会人入試は、受験科目の少ない看護学校も多いです。それにより、社会人なら誰でも受験しやすい入試になっています。
例えば、入試科目が国語だけなら合格できそうな気がしませんか。
しかし、皆考えることは同じで、その結果受験者数が増えて「若干名」を多くの受験生で争うことになります。
社会人よりも一般入試の方が合格しやすい
社会人の方で、一般入試のことを勘違いしている人がたくさんいます。
一般入試の方が、社会人入試よりも多くの社会人の合格者が出ます。
もう一度先ほどの募集要項を確認してみると、一般入試には60名の募集となっています。
【募集要項(例)】
全体の合格者 | 社会人入試 | 公募推薦入試 | 一般入試 |
---|---|---|---|
80名 | 若干名 | 15名 | 60名 |
この60名のうち、「高校生:40名程度」「社会人:20名程度」ぐらいの割合なのです。
一般入試で確実に合格するためには数学の学習が必要
一般入試では、国語に加えて「数学」を出題する看護学校が多いです。看護受験生の特徴として、数学を苦手とする方が多いのですが、実はここにチャンスがあります。
上位校でない限り、過去問で「50点程度」取れたら筆記テストに合格します。
数学は習得するためには、コツコツ学習を積み重ねる必要はありますが、努力した者だけが一般試験で合格のチャンスがあるのです。
実際に、看護予備校KAZアカデミーでの受験生のほとんどが数学を受講しています。その結果、社会人入試でうまくいかなくても、一般入試では必ず看護学校に合格しています。
そして、その勉強は看護学校に通学してからも役に立つのです。
まとめ
「募集定員が少なかったり」「受験科目が少ないことにより受験者数が増えたり」することで、社会人入試で合格するのは難しいのは本当です。ですが、社会人入試だけに絞るのではなく、一般入試も視野にいれた受験勉強をしておくことで、確実に看護学校の受験に合格することができます。