毎日、親御さんから「勉強は進んでいるのか!」「スマホばっかりさわってる!」「そのままでは第一志望に落ちるぞ!」という厳しい声が響き渡る家庭もあります。
このようなプレッシャーは、心を重くし、時には受験生の意欲を削ぐことも。さらには、このプレッシャーが原因で、「受験うつ」に陥るケースも少なくありません。
では、受験生が「親の干渉をどうすれば減らすことができるのか」具体的な方法を見ていきましょう。
「勉強計画書」で見える化を図る
まず第一に、受験生にプレッシャーをかける親御さんの多くが、必要以上に「我が子が無事に合格することができるのか」という不安を抱えているということです。
その結果「子供が受験勉強をどれだけ進めているのか、サボっていないのか」ということが気になって仕方がありません。
この親の不安を払拭するためには、勉強の進捗を「見える化」することがカギとなります。
具体的には、「勉強計画書」を用意し、それを共有します。この計画書には、日々の目標と達成状況を色分けしたマーカーやチェックマークで明示し、一目で分かるようにするのです。
これにより、親は子供の学習の成長を目の当たりにし、安心感を得られるようになります。
また、計画書に休息時間も明記することで、リラックスしているときに勉強を強要されることも少なくなります。
テスト結果は言われる前に報告する
親御さんは、「定期テスト・実力テスト・模擬試験など」の結果が気になって仕方ありません。ですから、結果を隠し続けることは難しいでしょう。
なので、親に聞かれる前に結果を伝え、悪い結果の場合には、次回のテストに向けての改善計画も同時に伝えます。
例えば、「数学では因数分解のたすき掛け、三角比を用いた面積計算で間違いが多かったので、次回のテストまでにその範囲を重点的に復習する」と伝えれば、親はプレッシャーをかけるのではなく、改善策を一緒に考えてくれるかもしれません。
干渉が止まらない場合は、専門家に相談する
上記でも書きましたが、親が子供に受験のプレッシャーをかけるのは、とにかく不安で仕方がないのです。この不安を解消しない限り、干渉が止まることはありません。
なので、「塾や予備校」の先生などの専門家に相談することも一つの手です。「塾や予備校」の先生は、親に的確なアドバイスを与え、親の不安を軽減させます。
また、受験生の味方にもなってくれますので、親からのプレッシャーに押しつぶされる前に相談するべきです。
まとめ
受験生からすれば「うるさいな」と感じる毎日かもしれませんが、親も「受験に対する不安」が必要以上にあるのです。
この不安を軽減するには、受験生が「自ら勉強計画を親に提出したり」「テスト結果を積極的に報告したり」必要ならば「専門家に相談すること」で、親御さんの不安を軽減することができます。
その結果、ストレスのない受験勉強期間を過ごすことができる可能性が高いのです。