これから准看護師の資格を取得しようと受験を考えている皆様は、近年、准看護師の資格を廃止しようとしていることを聞いたことはないでしょうか?
しかし、そんなに簡単に准看護師資格がなくなるわけではございません。その理由に、「日本看護協会」と「日本医師会」では意見が分かれています。
日本看護協会では、できる限り看護師一本化にしたいが、日本医師会では、地域への定着度が高い准看護師資格を取得している准看護師が年々減少していることが今後、医療現場に響いてくるのでは?と懸念しております。
これらの意見が、はっきりとまとまるまでには、もう少し時間がかかります。
また准看護師の資格がなくなると言われていますが、ここ数年間の准看護師学校の受験者数は、ほとんどかわっておりませんので、准看護師の資格取得を目指している方は、資格が取得できなくなる前に、早めに准看護師学校への受験をしておくことをお勧めします。
もくじ
1.准看護師学校の受験の魅力。
(1)准看護師学校の受験だから資格と仕事と両立できる。
准看護師学校を受験し、准看護師資格を目指す方の一番の魅力は働きながら准看護師学校に通えることです。そして看護学校で、2年間という短期間の学習で准看護師資格を取得し、病院勤務に就くことができることです。まだまだ年齢が若く、時間の余裕のある方は看護師(正看護師)を目指すのも有りかもしれませんが皆様には色々な生活環境があると思います。共働きの主婦の場合や、子育て中のママさんにも両立ができる資格を取得できるのが准看護師学校であります。実際にシングルマザーの方の多くが准看護学校を受験し、准看護資格を取得した後、安定した生活送っております。また万が一仕事をやめたとしても再び就職するのに他の業種とは違いかなり有利になりますので資格の中でも人気があるのが准看護師資格です。
2.准看護師学校を受験するのに必要なもの。
(1)准看護師学校の受験で必要な書類。
学生生活からしばらく離れてしまうと皆様が卒業した中学や卒業高校と疎遠になってしますことが多くないでしょうか?皆様が知らない間に通学していた学校の名前が変わっていることも近年はあります。准看護学校を受験する際には、前もって揃えておかなければならない書類がたくさんありますので、試験勉強に集中したい受験前に準備するのではなく余裕のあるうちにできるだけ早めに揃えておくことが大切です。また入学願書は清書する時に、必ず失敗しますので一通ではなく数通もらうようにしましょう。
まずは必ず受験予定である准看護学校に資料を請求してください。
受験するには下記のものが必要になりますので参考にしてください。
① 入学願書
② 最終学歴の成績証明書、調査書 ※卒業後5年以上等で証明不可の場合は、卒業証明書のみで大丈夫な学校もあります。
中学校卒業が最終の場合: 成績証明書(中学3年時の全履修教科の5段階評価のことです。)
高等学校卒業が最終の場合: 調査書 (万が一発行できない場合は成績証明書でも可能です。)
短大又は大学が最終の場合: 成績証明書(専修学校・各種学校の場合:高等学校発行のもの)
③ 最終学歴が中学校の場合は、中学校の卒業証明書又は卒業見込み証明書
などが必要になりますのでわからない場合や特例の場合、受験予定の看護学校に問い合わせて見てください。
(2)准看護師学校の受験で必要な教科は。
准看護師学校入試では筆記試験があります。
出題教科は国語・数学・作文+個人面接
出題範囲は中学校卒業程度と同じぐらいの勉強をしておけば大丈夫だと言われています。でもここに落とし穴がありますので下記合格するための4つの心得で詳しく述べていきます。必ず受験予定の准看護師学校の過去問を取り寄せしておいてください。また過去問を提供していない准看護学校もありますので、その時は受験予定の准看護学校と同じぐらいのレベルの過去問を解くことをお勧めします。
また、筆記テスト合格した後日もしくは同日に個人面接がありますので面接の勉強も必要です。
(3)准看護師学校の受験に年齢制限あるの?
准看護学校を受験するのに年齢制限はありません。50歳でも学校に通っている方はいます。しかし、各学校によりどのような年齢層が通っているかを調べることも大切だと思いますので必ず受験する前に学校に問い合わせてみて下さい。
3.准看護師学校の受験を一発で合格する3つの心得
准看護学校を受験して合格するには必ず数学と国語のテストで高得点を取る必要があります。
どちらの教科も中学校卒業程度と一般的には言われていますが、中学卒業程度と言われても少しパッときませんよね?
どちらかというと高校受験レベルと置き換えた方がわかりやすい気がします。
高校受験レベルと聞いて、じゃあ私には無理なのでは?と思われるかもしれませんが勉強のやり方次第で十分に高校受験レベルにまで到達することは可能です。まず自分がどのぐらいのレベルがあるか把握することが大切です。受験予定の准看護学校の過去問を解いてみてください。その上で作戦を立てていきましょう。
心得1:准看護学校の受験に合格するには何をしたらいいの?
【その1】 中学一年生で習う内容 ・ 中学2年生で習う内容 ・ 中学3年生で習う内容をどの問題集でのいいので確実に問題集を解いていきましょう。准看護学校の受験には必ず中学生レベルの問題が出題されます。
【その2】 基本がしっかりしてきたところで、次は軽目の中学生のテストで大丈夫なのでテスト慣れをしていってください。できればいろいろな単元が混じっている方がいいかもしれません。
【その3】 後は過去問等をしっかりやりこむことにより受験レベルに到達します。
でも「それで本当に大丈夫なの?」「それができれば苦労しないよ。」なんて思われましたか?
確かに長年勉強から離れている場合、時間がかかりますよね。でも一つ一つの問題を理解せずに進んでいくとより准看護学校の受験問題を解くことはできません。理解せず進んでいくと逆戻りしなければならないので逆に時間がかかり結局は受験までに間に合わなかったり、途中で准看護学校の合格をあきらめてしまうことになります。また准看護学校の入試問題は簡単と言われていますがレベルが上がってきています。
なので、計画をもって勉強することをお勧めします。
でも、上記のように一人では勉強をできないよ。と感じた場合は准看護学校の合格者を育成している看護予備校に相談してみることをお勧めします。看護学校予備校ではこれらのカリキュラムをしっかり組み、毎年多数の生徒様を准看護学校に合格させていますので安心して学習することができます。
心得2: 准看護学校の受験で作文は何がでるの?
毎年、准看護学校の受験で出題される作文には色々なお題がでます。
例えば、
過去に准看護学校で出題されていた「あいさつと私」「家族について」「感動について」「現在の医療制度と貴方が目指す看護師像とは?」「看護師としての在り方に」「准看護師と仕事について」など通常のできことから看護師としてのことなどが作文として書かなければなりません。
学校により作文の文字数は400字の場合もあれば800字の場合もあります。いきなり看護系の作文を作成することは非常に難しいのでまず与えられた課題をきちんとつかむことが大切です。
【作文の書き方1】例えばお題が「准看護師と仕事について」であれば
◇ 自分が准看護師と仕事について○○だと思います。などの書き出しで書いてあげると比較的スムーズに始まります。
【作文の書き方2】与えられたお題から自分が一番伝えたいことは何かを考えること!!
◇ 准看護師さんは○○の仕事を行いそれによりたくさんの患者さまが○○になります。
などの准看護師さんの仕事に対して具体例とその仕事を達成したときの魅力など文章に含んであげましょう。
【作文の書き方3】もし自分が医療従事者になった時の気持ちなどを含んであげると作文の読み手に伝わりやすくなります。
◇ だから私も病院で働きこのように○○をして○○になりたい。
このように三つのステップを踏むことにより簡単に准看護師学校の受験で書かなければならない作文を書くことができます。
作文を書いていくのに大切なことは、文章の構成を先に作ることが大切です。ノートやテスト用紙などに大まかに構成を作ってから書き出すと800字でも簡単に埋めることができます。
心得3: 准看護学校の受験で志望動機書は何を書けばいいの?
准看護師学校の受験においての志望動機所にはどうして准看護師を目指したいのかを具体的に書く必要があります。今の職業よりも給料がいいからなんて書くと絶対に駄目ですよね。下記に准看護師を目指す志望理由書作りの例を書いていきます。
准看護師を目指す理由
まず初めに例のように自分自身がどうして目指そうと思ったかを書いてあげてください。
例 : 母が病気になったと同時に准看護師を目指した。憧れをもっていたなど。
准看護師になってからの理想像
次に下記のように自分自身の理想像を書いてあげると相手もなぜ准看護師になりたいかを理解してくれます。
例 : 母が病気の時に看病してくれた看護師さんのようになりたいと思った。
准看護師になるために努力してきたこと・自分ならできること
最後に准看護師になりたい強い思いを書いてください。
例 : このような准看護師を絶対に目指したいから勉強を数年間頑張った ・ 自分の性格・知識できること
などを書いてあげると気持ちが伝わり比較的まとまった志望動機書を書くことができるのではないでしょうか。志望動機所なので志し ・ 望み ・ 動機 をまとめてあげると書くことが簡単になるのではないでしょうか?
しかし本当にこの志望動機で大丈夫?と心配される方はたくさんいらっしゃいますのでそのようなお悩みの方は志望動機を添削してくれるサービスをおこなっている看護学校予備校もありますのでお助けツールとして使うのもありかもしれません。
心得4: 准看護学校の受験で行われる面接とそのコツ。
准看護師資格の受験では必ず面接があります。社会人になってから面接の経験をされているのはおそらくアルバイトの面接や会社の就職面接ではないでしょうか?准看護師学校の受験には、一次試験があり、その筆記テストを合格したら、二次試験の面接が待っていますよね。今まで過去に行ってきた面接と同じく自分がどれぐらいできるかをアピールしましょう。と言いたいところですが、実は、ここで落とし穴があるんですよね。
自己をできるだけアピールする。それはそれで間違いではありませんがよく考えてみてください。皆様は難しい准看護師学校の筆記テストにも合格し志望動機書も面接官に行きわたり面接前には一通り読んでいることでしょう。すでにあなたは能力のある人だということは面接官もすでに理解しております。そこでよく考えてみてください。
一番大切なことは何でしょうか?
自己アピールも必要ですが、患者様に対してこれからどのような意識をもっているかをアピールした方がよいのではないでしょうか?あからさまに言うのは少し偉そうに聞こえるかもしれませんので少しオブラートに包みながら話すと面接官にも笑顔が見られるかもしれませんね。
比較的、准看護師学校の受験でよく聞かれる質問は「なぜ看護師を目指されたのですか?」「看護師に必要な資質とは、何ですか?」等が聞かれます。もちろん変則な質問もたくさんきかれます。
受験者の年齢が高い場合、「若い子の中であなたは対応できますか?」「この年までなぜ看護師にならなかったのですか?」いきなりそんなこと言われるとちょっとびっくりしますよね?またこんな意地悪な質問もあります。
「子供の目の前に風船が一つしかありませんがあなたならどうしますか?」などあなたならどう答えますか?准看護学校の受験を合格するには筆記試験と同様に面接も同じくらい大切です。しっかりと面接も練習してから望みましょう。
4.准看護師学校の受験に自信がないけど合格したい。
初めは准看護師学校に通い准看護師の資格を取得し患者さまを少しでも楽にしてあげたいという気持ちでいっぱいだと思います。しかし時間とともにその意気込みに不安が押し寄せてくるのが受験ですよね。特に、准看護師の資格を取得するために独学で勉強をされている方は途中で「自身を失ったり」「本当にこれでいいの?」と思われるかもしれません。また、色々な情報を聞いたりインターネットで調べたり、さまざまな准看護学校対策の問題集を購入したりしますよね。そして結局、私には無理なのでは?とあきらめてしまう場合があります。それは非常にもったいないです。あなたは准看護学校に合格するためにそれだけ一生懸命考えているということです。
このサイトをみているのもどうしても合格したいという思いがありたどりついている場合もあるでしょう。そのような悩みを解決してくれるところが看護学校受験を専門に扱っている看護学校予備校になります。もし不安になったり、どうして勉強していいかがわからなくなった場合はお近くの看護予備校に悩みをぶつけましょう。あなたが悩んでいる悩みを直ぐに解決してくれます。