看護専門学校と看護大学の違いに迷ったら次の3つのポイントだけを見て下さい。
看護専門学校と看護大学の違い
- ① 給料
- ② 資格
- ③ 学位
上記以外に、看護専門学校と看護大学の違いは特に変わりはありません。
最近では、看護専門学校が大学校へと移行し看護専門大学校となり看護専門学校卒では進むことができなかった大学院に進むこともできます。
ではどれぐらい看護専門学校と看護大学に違いがあるのか1つずつ見ていきます。
① 給料:看護専門学校と看護大学の卒業後の給料の違い
先に答えを言ってしまうと、「3年制の看護専門学校と比べ、1年間余分に通う大学の費用は社会人になってからいつぐらいトントンになるのだろうか。」といった印象です。
看護専門学校卒業のAさん
(高校+3年課程の看護学校卒)
新卒看護師の基本給は平均で20万1263円
もちろんこれだけではなく各種手当もあるので26万以上になります。
看護大学卒業のBさん
新卒看護師の基本給は基本給が平均20万7856円
もちろんこれだけではなく各種手当もあるので27万以上になります。
月額の差はわずか1万円です。看護大学の学費は1年間で150万円以上なので取り戻すには150カ月かかることになります。
② 資格:看護専門学校と看護大学で取得できる資格の違い
続いては、看護専門学校と看護大学で取得できる資格の違いについてです。
下の表にまとめてみました。
大きな違いは「養護教諭の資格」を取得できるかどうかです。
専門学校卒であっても「養護教諭の資格」を取得できるのですが非常に遠回りになります。
それ以外は、大学4年・専門4年で考えた場合、取得できる受験資格もあまり変わりません。
もし受験生のあなたが、看護師以外に興味がないのであれば看護専門学校の方が実習も多くより実践的であり、付属している病院にそのまま勤務できる可能性も高いので、就職活動も省くことができます。
③ 学位:看護専門学校と看護大学で取得できる学位の違い
最後に、看護専門学校と看護大学で取得できる学位の違いです。上記の表から、
大学卒は学士(看護学)
4年生の看護専門学校では高度専門士
が取得できます。
学士とは大学学部の卒業者の称号であり、高度専門士は大学卒業と同等として与えられる称号です。
もし仮に、看護大学や看護専門学校を卒業後、大学院も視野に入れているのであれば必要な資格ですが、看護国家資格取得のみを考えている学生には関係のない話かもしれません。
まとめ
上記は看護大学と看護専門学校の選択に迷った場合に、参考にしていただければ幸いです。ただ、看護大学には看護専門学校にはない大学特有のキャンパスライフを楽しむことができます。
他の看護以外の大学に通う学生のようにバイトをしたり、趣味を楽しんだりと学生生活を楽しみたい方には看護大学でもよいかもしれません。