看護大学と看護大学校の違いは、管轄する場所にあります。
・看護大学校は、厚生労働省が所管する教育施設
つまり、看護大学校も卒業すれば大学卒と同等の学歴を得ることができます。
大学院にも進学することができ、保健師や助産師等のステップアップや専門看護師や研究者、看護教員など活躍できる場が幅広くなります。
ではもう少し看護大学と看護大学校の比較をしてみましょう。
看護大学と看護大学校どちらの方が合格しやすいのか。
看護大学と看護大学校、どちらが合格しやすいかは、学校の人気によります。
例えば、入試倍率が「約1倍」の学校もあれば、「10倍」を超える学校もあります。看護師国家試験の受験資格と学士(看護学)の取得が目的であれば、合格しやすい看護大学や看護大学校を選択することが重要です。
看護大学と看護大学校どちらの方が学費が安いのか。
種類 | 4年間でかかる費用 | 合格難易度 |
---|---|---|
国立の看護大学 | 約350万 | 難 |
国立の看護大学校 | 約350万 | 難 |
私立の看護大学 | 約700万円 | 易~難 |
私立の看護大学校 | 約400万円 | 普通 |
表からもわかる通り、国立系の看護大学と看護大学校の学費は安いですが、私立の看護大学校もそれほど差がないのです。
さらに、私立の看護大学校では病院の奨学金を利用できるため、さらに費用が削減されます。
それに比べて、私立の看護大学は4年間で約700万円の学費がかかり、負担が大きくなります。
どうすれば、看護大学や看護大学校に合格できるのか。
看護大学や看護大学校に合格するために利用されるのが「看護予備校」です。
その理由は、看護受験に合格するには、「筆記の学力」だけではなく「志望動機書の作成」や「面接の対策」が必要です。
例えば、看護予備校のKAZアカデミーのような、看護大学や看護大学校にたくさん進学させている看護予備校に通うことで、筆記の学習だけでなく「志望動機書の作成」や「面接の対策」も行ってくれます。
まとめ
看護大学と看護大学校の違いは、管轄する場所であり、大きな差はありませんでした。看護大学・看護大学校どちらでも看護師国家試験の受験資格と学士(看護学)は取得することはできるので、倍率が高すぎる人気校を選択すると看護学校に合格するのが難しくなります。