看護学校の受験面接では、ノーマルな質問から変則的な質問までパターンはいくつかありますが、
その中でも「最近読んだ本について教えて下さい。」と質問されことがよくあります。
5分~10分と限られた看護面接の中でなぜ、最近読んだ本のことを聞くのでしょうか!?
この質問には受験生の性格や考え方などを参考にできるからです。
受験生は、最低限下記の3点はチェックされていると考えて下さい。
1.読書習慣を身につけているのかチェック
2.どんな分野に興味があるのかチェック
3.あなたの説明力と分析力のチェック
それでは、これら3つの項目で何がチェックされているのかより詳しく見ていきましょう。
◆ もくじ ◆
1.看護面接で読んだ本から読み取れる読書習慣
あなたは月に何冊の本を読みますか?
中には0冊の人もいるでしょう。
読書習慣が多い学生ほど、読解能力が高いと言えます。
読解能力が低いと相手の言っていることが理解できず、問題の意図と違う答えを出してしまう可能性があります。
看護師は、コミュニケーション能力が必要とされる仕事であり、患者様やご家族、他の医療従事者たちと話す機会がたくさんあります。
読解能力が低ければ大きな事故にも繋がりかねません。
そこで、少なくとも読書習慣がついている学生は、「言葉を知っている」という点でプラスの判定をもらえます。
また、本をたくさん読む学生は調べることも得意とします。
なので、これから看護学校の受験を考えている方は「本を読む癖」を付けましょう。
2.看護面接で読んだ本から読み取れる受験生の興味ある分野とNG。
とはいっても、どんな本でもいいわけではありません。
最近読んだ本が全て「ホラー系や殺人系、漫画など」ばかりではあなたのイメージは下がります。
あくまでもここでは本からどのような知識を含むことができているのかがポイントです。
とくに、ホラー系や殺人系ばかりを読む人は「偏った考え方をもっているのでは!?」と誤解されかねません。
なので、ここで答えるのは「医療系や学習系」の本を読んでいることをアピールした方がよいです。
3.看護面接で読んだ本からわかる「あなたの説明力と分析力」
同じ質問を問いかけても、分かりやすく説明してくれる人・そうでない人がいると思います。
分かりやすく説明してくれる人の共通点は、知識が深く・その質問内容を分析ができている人です。
例えば、患者様の様態をご家族に伝える時、伝え方を失敗すればご家族に余計な心配をかけてしまうこともあります。
本をたくさん読んでいる人の魅力は、言葉をたくさん知っていることで説明の仕方にも幅が広がります。
なので、これから本を読んだときには必ず要約し、端的に伝えれるように訓練しておきましょう。
4.まとめ
看護受験の面接で「最近読んだ本について」質問される理由には、受験生の性格や考え方など色々な部分をチェックできる質問であります。
なので、「看護面接のためだけに1冊だけ本を読む」という考え方ではなく、自分の知識になるものを日ごろから読んで取り入れるようにして下さい。