みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「仮定法を含む慣用表現」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 仮定法を含む慣用表現 ◆
それでは早速やっていきましょう。
「wish〜」の用法
仮定法で使われる「wish」は、「現在・過去・未来」の願望を表すことができます。
時 | 英文 | 日本語 |
---|---|---|
現在 | 主語 + wish + 主語´ + 過去形 ~ | 今 〜 ならなぁ |
過去 | 主語 + wish + 主語´ + had+過去分詞 ~ | あの時 〜 だったらなぁ |
未来 | 主語 + wish + 主語´ + would+原形 ~ | これから 〜 だったらなぁ |
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
• 今、自転車を持っていればなぁ。
日本語「今~ならなぁ」から、「現在」の願望だとわかります。
従って、「主語 + wish + 主語´ + 過去形~」を使うので、
答え. I wish I had a bike now.
となります。
もう1つ例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
• その時、自転車を持っていたらなぁ。
日本語「〜だったらなぁ」から、「過去」の願望だとわかります。
従って、「主語 + wish + 主語´ + had + 過去分詞~」を使うので、
答え. I wish I had had a bike then.
最後に、未来の願望の例文を見ておきましょう。
I wish it would stop raining.
(雨が降りやんでくれたらいいのですが。)
仮定法は、現実にはほぼ起こりえないので、この英文からは「この後もしばらく雨が降る」ということがわかります。
このように、仮定法の「wish」には、「現在・過去・未来」の願望を表すことができます。
「as if 」の用法
仮定法の「as if〜」は、「現在と過去」の両方で使われます。
時 | 英文 | 日本語 |
---|---|---|
現在 | … as if + 主語 + 過去形 〜 | まるで ~ であるように … |
過去 | … as if + 主語 + had +過去分詞 〜 | まるで ~ であったかのように … |
それでは例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
• 彼はまるで医者であるかのように話します。
日本語「まるで ~ であるように …」から「現在」だとわかります。
従って、「… as if + 主語 + 過去形 〜」を使うので、
答え. He talks as if he were a doctor .
になります。
もう1つ例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
• 彼はまるで医者であったかのように話します。
日本語「まるで ~ であったかのように」から「過去」だとわかります。
従って、「… as if + 主語 + had +過去分詞 〜」を使うので、
答え. He talks as if he had been a doctor .
となります。
「It’s time 〜」の用法
「It is time + 過去~」は「もう〜する時間だ」という意味を持ちます。
さっそく、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英文にせよ。
• もう学校に行く時間だ。
日本語「もう〜する時間だ」から「It is time + 過去~」を使うことがわかります。
従って、答え. It’s time you went to school.
上記以外にも、
It is high time you went to bed.
(とっくに寝る時間ですよ。)
と表現するものもあります。
これで今回の説明を終わります。