
「内申点が低いと総合型選抜は無理かも…」と不安になる人は多いですが、内申=即アウトとは限りません。
大事なのは、内申(調査書)が募集要項の中で「どう扱われているか」を先に整理することです。
この記事では「内申点」を、調査書に載る項目(評定平均・欠席日数・遅刻早退・科目ごとの成績・学年ごとの成績の変化など)としてまとめて扱います。
1. 内申点は何を指す?総合型での扱われ方は「①出願条件/②配点(点数)/③参考(確認)」の3パターン
総合型選抜で内申(調査書)がどこまで見られるかは、募集要項の中で「出願条件」なのか「配点がある」のか「参考」なのかという書き分けから判断できることが多いです。
ただし学校によっては、配点が明記されていなくても、一次の書類で成績や欠席を一定程度見ている場合もあります。要項だけで判断しにくいときは、学校に確認するのが安全です。
3パターン早見表
| パターン | 募集要項の書き方(見分け方) | 意味 |
|---|---|---|
| ① 出願条件(出願資格) | 「評定平均○以上」「欠席○日以内」など、条件が明記 | 条件を満たさないと出願できない(受理されない) |
| ② 配点(点数) | 「調査書○点」「書類審査○点」など、配点が明記 | 出願はできる/点数として合否に入るため、高いほど有利・低いほど不利になりやすい |
| ③ 参考(確認材料) | 「総合的に判断」「調査書を確認」など、配点が不明 | 志望理由・面接内容との矛盾チェックや学習の継続性の確認など、「裏付け」に使われやすい |
判定の順番:
「①出願条件か?」→「②配点があるか?」→「③参考(確認)か?」
さらに詳しく見ていきます。
2. 出願できないケース:評定平均・欠席が「出願条件」なら出せません
内申が最も強く影響するのは、内申(調査書)が「出願条件」として明記されている場合です。
このケースは「内申が低いと不利」という話ではなく、条件を満たさないと出願そのものができない(受理されない)という意味になります。
典型例(条件の書き方)
- ・評定平均○以上
- ・欠席日数○日以内
- ・必履修科目の未修得がないこと
- ・特定科目の評定が○以上
- ・高等学校長の推薦が必要(条件付き)
この場合は、志望理由書や面接がどれだけ強くても、条件を満たさない限り出願の土俵に乗れません。
募集要項に「条件」として書かれている内申関連項目は、合否の材料ではなく、出願の資格なので、最優先で確認すべきポイントです。
3. 出願ができるケース:内申は「配点」か「参考」で見られます
募集要項から「出願条件ではない」と読み取れるのは、次のどれかに当てはまるときです。
- ・内申(評定平均・欠席など)が出願条件として書かれていない
- ・(配点が公開されている場合)調査書(または書類)に配点があっても、全体の中で比率が小さい
- ・「調査書は参考」「総合的に判断」などで、明確な最低基準が置かれていない
ここで重要なのは、「内申を見ない」という意味ではないことです。
内申(調査書)は多くの学校で確認されますが、扱いが「条件」ではない場合、整合性の確認(矛盾がないか)・人物評価の補助・学習姿勢の参考として扱われやすい、という整理になります。
4. 要項があいまいなケース:「一次=書類選考だけ」は学校に確認が確実
募集要項に「一次:書類選考」とだけ書かれている場合、何を基準に一次で選ぶのかが外から分かりにくいことがあります。
このとき、内申(成績・欠席)をどの程度見ているかは、要項だけで断定しにくいため、学校に確認するのが確実です。
特に、配点が書かれていない場合でも「書類一式」を重めに見る学校はあり得ます。
だからこそ、「要項で分かるところ」と「確認で固めるところ」を分けると、受験戦略が立てやすくなります。
まとめ
内申(調査書)が低くても、内申=即アウトとは限りません。
大事なのは、募集要項で内申が「①出願条件」なのか、「②配点」なのか、「③参考」なのかを先に整理することです。
①出願条件:評定平均や欠席などが条件として明記 → 満たさないと出願できない
②配点:調査書や書類審査に点数がある → 合否に入るため、高いほど有利・低いほど不利になりやすい
③参考:配点が不明で「総合的に判断」など → 志望理由や面接との整合性確認に使われやすい
要項が曖昧(例:一次=書類選考のみ)で判断しづらいときは、学校に確認して確定するのが安全です。



























