
評定が低いと、総合型選抜(AO入試)も無理かもしれない、と不安になりますよね。
ただ、ここで最初に整理したいのは、評定が低い=即不合格とは限らない、という点です。
総合型は、一般入試のように点数だけで決まる仕組みではありません。
だからこそ、評定が弱い人でも、別の部分(書類・面接など)で評価を取りにいけるケースがあります。
1. 評定の影響は「募集要項の扱い」で変わる
一方で注意点もあります。総合型で評定がどう扱われるかは、大学ごとに募集要項に記載された出願条件・評価方法で決まることが多いです。
同じ「総合型選抜」でも、出願条件として評定の基準がある学校もあれば、評定は参考程度という学校もあります。
つまり「評定が低いけどいけるか」は気持ちの問題ではなく、要項の中で評定がどの役割かを見れば、多くの場合は判断できます。
ただし方式によっては評定の扱いが複雑な場合もあるため、読み切れないときは学校確認が安全です。
2. 募集要項はどこを見る?
募集要項の中では、評定(調査書)の扱いが書かれているところを探してください。
見当たらない場合は、先に出願資格/出願条件を確認し、それでも不明なら選考方法/評価方法を見てください。
- ・出願資格/出願条件:評定平均〇以上、欠席日数、履修条件など
- ・選考方法/評価方法/配点:調査書〇点、評定を点数化、総合評価など
- ・提出書類(補足がある場合):調査書の位置づけ(参考・確認など)が書かれることもあります
3. 評定(調査書)の扱いは3パターンに分けると判定しやすい
判定のコツは、募集要項の中で評定(調査書)がどの扱いになっているかを3パターンに分けることです。
- ・出願条件:評定〇以上など、満たさないと出願できない
- ・配点(点数化):調査書が点数に換算され、総合点に入るため合否に影響する
- ・参考(確認):点数ではなく、学習姿勢や推移を確認する材料
このうち、評定が低い人にとって致命的なのは「出願条件」です。
4. もし出願条件に届かない場合は、ここで作戦を切り替える
出願条件で満たせない場合は、ここで無理に突っ込まず、次のように作戦を切り替えるのが現実的です。
- ・同じ大学でも、別日程/別方式(評定条件が異なる方式)がないか確認する
- ・志望校を変えずに進めたいなら、一般入試・公募推薦(併願可の条件)など、併願できる方式を前提に設計する
- ・それでも難しい場合は、出願条件を満たす別校も候補に入れる(学び・将来像が近い学校)
一方で、評定が「参考(確認)」であれば、勝負どころは評定ではなく、書類と面接の設計に移ります。
5. 評定が弱くても勝てるポイントは「書類→面接」が崩れない設計
志望理由書は「面接で深掘りされても崩れない形」にする
総合型は、多くの場合、書類で書いた内容が面接で深掘りされます。 そのため、書類と面接がつながっている方式では、書類が弱いと面接で苦しくなります。
逆に言えば、評定が弱くても、「なぜその分野か」「入学後に続けられる根拠」「学びの具体性」を一本の軸で組み立てられれば、一貫性・継続性・学びの具体性が伝わり、評価されやすくなります。
軸を作るときは、まずこの型で組み立ててください。面接で深掘りされても崩れにくくなります。
- ・なぜその分野か:興味だけで終わらせず「きっかけ(出来事/気づき)→課題意識→学びたい理由」までつなぐ
- ・続けられる根拠:行動事実(経験・取り組み・学習)で「言っているだけ」にしない(例:調べたこと/参加したこと/継続していること)
- ・学びの具体性:入学後に学びたい内容を具体化し「なぜこの学校か」まで寄せる
6. ここまで分かれば、次にやる順番が決まる
要項での判定と、書類・面接の設計は、順番が逆になると詰まりやすいです。 先に「評定の扱い」を判定してから、設計に進めてください。
- ・募集要項を確認して、評定の扱いが「出願条件/点数化/参考」のどれかを判定する
- ・判定結果に合わせて志望理由書の軸を設計する
- ・その軸で面接の深掘りまで一貫して準備する
7. 一人で詰まりやすいなら、「評価の形」に整えるサポートを使う
ただ、この作業は一人だと詰まりやすいです。
要項を読んでも「書類/面接/小論文(課題)のどれが重いのか」が読み切れなかったり、志望理由書を書いても面接で崩れそうになったりします。
KAZアカデミーでは、募集要項の読み取り(評定の扱いの判定)から一緒に行い、方式の評価ポイントに合わせて志望理由書を深掘り前提で設計し、面接まで同じ軸で仕上げられます。
評定の数字に振り回されるのではなく、勝てる条件と勝ち方を先に決めたい方は、まず募集要項を開いて出願条件/選考方法(評価・配点)を確認し、志望校の募集要項をもとに整理するところから始めてください。


































