近年の高齢化とともに、看護師を目指す方が日に日に増えています。一般の方には、あまり知られていませんが、看護師になるにも「准看護師」と「正看護師」の二種類があります。
准看護師の資格が廃止されるとも言われていますが、まだ准看護師資格取得には間に合います。そして、「准看護師」と「正看護師」では、資格取得までの方法と労力が違います。
ここでは、主婦の皆様が、准看護師になるまでに必要なことや準備しておきたいことを書いていきたいと思います。
◆ 目次 ◆
主婦が准看護師の資格を取得するに必要な条件。
まず、准看護師になるには、准看護師養成所(看護専門学校)に合格する必要があります。この准看護師養成所に合格するにも一筋縄ではいきません。現在、当看護予備校にも、准看護師養成学校を合格するために、たくさんの主婦の方が目指して通学しています。
主婦や社会人が予備校に通って勉強しているの?
と思われますが、その通りです。もちろん予備校に通ったからといってしっかりと勉強していなければ合格できませんが、看護受験専門の看護予備校に通えば大半の方が合格しています。
准看護師になるまでの手順としては、
准看護師養成所に合格 → 2年間の学校生活(准看護師受験資格取得) → 准看護師資格取得(各都道府県の試験)
という流れになっています。上記のように、准看護師養成所に合格したからといってまだ准看護師資格を取得できるわけではありません。准看護師養成学校でしっかりと勉強して、その後各都道府県が行っている試験に合格して初めて准看護師になれます。
准看護師養成所の受験資格としては、必ず「中学」か「高校」のどちらかを卒業しておかなければなりません。恐らく、日本は義務教育なので、ほとんどの人が准看護師養成所の受験資格を持っています。ですが、准看護師養成所に合格することは簡単ではありません。
主婦が准看護師の資格を目指す魅力。その1
看護師になるには「正看護師」と「准看護師」の二種類があります。主婦や社会人にとって准看護師の魅力は何といっても、働きながらでも、資格が取得できることです。准看護学校の授業時間は「午後13::00~17:00」ぐらいまでになっているところが多いです。
なので、午前中に働きに行くこともできますし、学校終了後働きに行くこともできます。さらに、准看護師養成学校では、系列の病院などで働く場所を提供してくれるところもありますので、より一層うれしいですよね。
そして、准看護師の魅力は、「中学卒業」もしくは「高校を卒業」していれば、誰にでも受験する権利があります。全ての人に権利があるのと同じですよね。
正看護師であれば、必ず、高卒の資格が必要になりますので、中卒の方にとっては、准看護師資格がなくなる前に取得しておきたいところです。
主婦が准看護師の資格を目指す魅力。その2
主婦の皆様が准看護師資格を取得するには、必ず、准看護師養成所(専門学校)に通わなければなりません。もちろん通うためには受験をしなければなりません。
准看護学校の受験問題って想像できますか?
専門学校の試験なので、面接だけ?受ければ合格?など、簡単に合格できると勘違いされている方もたくさんいます。
実は、准看護師養成所(専門学校)に合格するには、受験勉強は真剣にしなければ試験問題を解くことができません。
そんなに大変なの?と思われましたか?しかし、ここでもう一つの看護資格と比較してみます。
主婦の方は、准看護師資格の取得を考えた時に、必ずと言っていいほど「准看護師資格」と「正看護師資格」と比べてしまいます。もちろん、正看護師資格の方が魅力的かもしれませんが、ここで覚えておいてほしいことは
准看護師資格は高校受験レベルの勉強ができれば合格できます。
しかし、正看護師資格を取得できる専門学校に合格するためには、高校生レベルの数学や英語の勉強が必要になってきますので難易度が上がります。高校レベルの勉強を一年足らずで取得するには、ある程度のコツと努力がいります。
准看護師資格なら、中学生レベルの勉強を復習していけば必ず合格までたどり着くことができるので、一年間もしくは半年みっちりと勉強すれば合格できます。
主婦が准看護師なるために必要な勉強について。
主婦の皆様が准看護師になるためには、准看護師養成所(専門学校)に合格しなければなりませんが、基本的には、高校受験のレベルの問題が解けるようになれば、准看護師養成所の筆記テストは合格できるでしょう。
でも、ここで注意点があります。あくまでも筆記テストに合格できるだけで、二次試験の面接試験には、対策を取らない限り合格できません。これらの対策を取ってくれるところが看護学校の受験を専門に行っている看護予備校ですが、今は筆記テストのことについて書いていきます。
看護学校によっては、過去問を販売しているところもありますので、一度過去問を解いてみて下さい。もし、主婦の皆さんが、看護学校の受験問題の過去問を見て、「これなら解ける」もしくは「全然解けない」によって、対策が変わってきます。
もし勉強に自信がなければ、すぐに中学一年生からの復習勉強を始めましょう。
准看護学校の受験に合格するためには、数学・国語・作文・面接などをクリアしなければなりません。その中でも数学は非常に重要な教科になってきます。数学の能力を手に入れるためには、
中学生一年生からの基礎が大切です。
数学の単元はいくつかに分かれていますが、一つずつクリアすれば、問題なく解けるようになるでしょう。
でも、受験勉強を続けるのって大変ですよ?
これらの看護学校の受験を乗り切るために、多くの主婦や社会人の皆様が看護予備校に通っています。
主婦で准看護師になれる人の適性。
主婦の方で、准看護師になれる人の適性としては、とにかくコツコツと物事を色々調べたり、継続して受験勉強ができる人です。今は、昔と違いインターネットなどで簡単に調べることができるのでどんどん活用することをお勧めします。
当看護予備校でも毎年のように聞かれる質問内容として、
どのように勉強すれば准看護学校に合格できますか?
と聞かれます。もちろん知りたい内容ですよね。准看護師になるための最初の条件は、中学時代の勉強ができていることです。主婦の皆様にとって、中学時代に学んだ勉強なんて忘れていますよね。
准看護師になるための受験勉強は、中学1年生から中学3年生までの内容が入試に出題されます。勉強が苦手な人にとっては、「私には無理かも?」なんて思われますが、安心してください。
勉強は、いきなり難しい問題を解けなくて当たり前です。
中学時代に勉強が得意であった人は、スムーズにできるかもしれませんが、ほとんどの人が、初めは「苦」にしています。しかし、それらを乗り越えるにもコツコツと中学一年生からの復習をしていくしかありません。
当 看護予備校でも、入学時、もともと勉強が苦手な主婦の方であっても、一つずつ単元をこなしていくことにより、ある一定の時がくれば必ず受験問題を解けるレベルにまで成長していいます。
そして、一つずつクリアすることが何よりも准看護師になれる一番の近道です。
准看護学校に合格するには数学が大切ですが、数学は勉強している人と勉強をしていない人の差が大きく開いてしまう教科でもあるので、「やれば合格」「やらなければ不合格」といったわかりやすい教科でもあります。
主婦で准看護師の養成所(専門学校)合格できる人の特徴。
主婦で准看護師の養成所(専門学校)に合格できる人は気持ちを察するのが得意です。人の気持ちを察するのが得意?と言われてもパっとしないかもしれません。ですが、准看護師になるには、准看護師になるための専門学校に合格しなければなりません。
そこで、上記では筆記テストのことを書いてきましたが、一次試験の筆記テストに合格できれば、次に待っているのが二次試験の面接試験です。
主婦の皆様にとって面接試験ってどんなイメージがありますか?
>実は、最大の敵が面接と言っても過言「ついてれる人」か「ついてこれない人」かを見極められるのが面接試験です。面接官の判断一つでいくら筆記試験ができていても不合格になります。そしてその中でも、
面接官が一番確認されているのが主婦の皆様の人間性でしょう。
なぜなら看護師の仕事は、患者様や患者様のご家族との触れ合いが多くなってきます。主婦の皆様は、ある程度社会経験や、人付き合いなどもこなしているので心配はありませんが、絶対に相手を不愉快にしてはいけません。
当たり前のことでは?と思われるかもしれませんが、主婦の皆様の受験生の中には、人の気持ちに気付かない人もいます。残念ながら気付かいのできない人は看護師に不向きです。
看護の世界は患者様の気持ちを考え、看護師同士のコミュニケーションをきっちりととれる人が求められています。
主婦で准看護師なるには計画性が大切。
主婦の皆様の現在の一日はどのような計画になっていますか?なぜこのような質問をするというと、実は、主婦の皆様が准看護師になるためには、計画性をもって准看護学校の受験やその後の生活環境を考る必要があります。
なぜなら、今の環境の中に、受験勉強の時間をしっかりと取らなければならないからです。
もちろん、数年かけて准看護師資格を取得しようと考えているのであれば、ゆっくりと受験勉強をしても可能ですが、基本的には1年から2年の間に准看護学校に合格したいですよね。
例えば、今が12月だったとします。准看護学校の合格に必要な勉強は中学1年生から3年生までの「数学と国語」です。
① 12月から1月まで | → 中学1年生の学習 約2か月間 |
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② 2月から5月まで | → 中学2年生の学習 約2か月間 |
③ 6月から9月まで | → 中学3年生の学習 約2か月間 |
④ 10月から受験問題対策 | → 各教科の発展や応用問題 約2か月間 |
⑤ 12月前後 | → 准看護学校の入試日 |
このように、計画を持った上で、准看護学校の受験に向けて調節していかなければなりません。主婦の皆様にとって、時間を作ることは大変なことですが、昔とは違い、准看護学校も簡単に合格することが難しくなってきています。
当看護予備校でも、毎年准看護学校に合格された方は、喜びのあまり涙を流される方もたくさんいらっしゃいます。それほど、主婦と受験生の二足のわらじを履き頑張っていた証拠でもありますよね。
このように、「正看護師」だけでなく「准看護師育成の看護専門学校」の受験勉強を独学でしていくとなれば、中々一年間での合格は難しのですが、看護学校の受験を専門に扱っている看護予備校では、一年の受験期間で合格されている方がたくさんいらっしゃいます。
短期間での准看護学校の合格を目指しているのであれば、看護予備校に通うことが一番の近道でしょう。
主婦が准看護学校の受験で合格するまでの苦労。
主婦の皆様が、准看護学校の受験に向けべ、受験勉強をしていく時にとうしても、途中で不安になることがあります。それは
- このままの勉強方法でいいのか?
- 本当に合格できるのかな?
- 落ちたらどうすればいいの?
など、マイナスのことを考えてしまいがちです。特に、ある程度受験勉強ができてくると余計に不安になります。そこで覚えておいた方がいいのは、准看護学校に合格するためには、決して筆記試験だけが重要なわけではありません。
看護学校の受験は「筆記試験」と「面接試験」の両方に合格しなければ、准看護師になるための学校に入学することができないのです。そこで、あまりにも不安を抱えて勉強してしまうとどうしても暗い表情になってしまいます。
面接試験で、この子は看護師に向いていないのでは?
と思われてしまいます。それでなくても、病院は、病気を患っている人が集まるところなので、暗い雰囲気になりがちです。あなたは今まで病院に入院したことはありますか?
ほとんどの看護師さんが元気よく「おはようございます。」と声をかけていませんか?
そうなんです。看護師に求められているものは、明るく元気な子が必要とされています。受験勉強で悩む気持ちもわかりますが、決して暗い雰囲気は出してはいけません。主婦の皆様が准看護学校専門学校に合格するためには
筆記試験・面接試験・志望動機書内容など、全ての項目をクリアしてこそ看護学校の受験に合格できます。
主婦が准看護師を目指す現状と将来。
近年、日本の高齢化がどんどん進んでいる中で、看護師の必要性がますます、とりただされています。そして、仕事の安定や給料の安定を求め、非常に多くの方が准看護師や正看護師を目指しています。
准看護師資格について一つ疑問に思われていることがあります。それは、准看護師の資格がなくなるのでは?
と言われています。ではいつなくなるのでしょうか?
残念ながらこれは誰にもわかりません。しかし、現時点で毎年、准看護師を目指す人が減っているわけではありません。当 看護予備校にも、毎年准看護師を目指す20代から40代までが通われています。
確かに、准看護学校の数は年々減っていますが、急に准看護師の資格がなくなるわけではありません。そして、実際医療現場に看護師が不足しているので、簡単にはなくらならいでしょう。
実際に、「日本看護協会」と「日本医師会」が准看護師資格について意見が分かれています。
「日本看護協会」としては、できる限り看護師(正看護師)に一本化にしたい反面、「日本医師会」は地域の定着度が高い准看護師資格を持っている人が減少していることに懸念しています。
心配材料としては、准看護師資格取得者が減少することで、将来医療現場に響いてくるのでは?と考えています。まだまだ双方のの意見が分かれているので准看護師資格を取得するのは今のうちかもしれません。
主婦が准看護師を目指す時の志望動機書の重要性。
主婦の皆様が准看護師を目指して、准看護師養成所を受験する時に、筆記テスト以外につまずくポイントがあります。それは、
出願書類の中に入っている志望動機書です。
今まで主婦の皆様が、就職活動をした経験があれば、どれほど志望動機書が重要なのかわかると思います。しかし、もし、学生時代に就職活動をスムーズに乗り越えてきた方にとっては、安易に考えてしまうことがあります
志望動機書は、自分の看護師になりたい思いをかけばいいのでは?
と思われますが、実は、看護学校の受験にとって、筆記テストはもちろんですが、皆様の准看護学校合格を防いでしまうものが、志望動機書になります。
どういうこと?と思いますよね。
仮に、主婦の皆様が、准看護学校に合格すれば、90パーセント以上の確率で准看護師になることができます。さらに、准看護学校に合格することができれば、現状では、就職もできたも同然です。
なので、准看護学校の面接官も、主婦の皆様が将来本当に看護師として働いていけるのかを、面接ではじっくり見られます。アルバイトなどの面接とは、わけが違います。そして、面接の基盤になるのが、志望動機書になります。
志望動機書に、「書いてはいけない事」や「文字の脱字」など、たくさん気をつけなければならないことがあります。志望動機書で変な言葉遣いや、相手の耳に障ることを書いてしまえば、たちまち不合格になるでしょう。
看護学校の受験前には、最高の志望動機書を作成した上で受験するようにして下さい。志望動機書はあなたの身代りになる大切なものです。
主婦が准看護学校の受験で戸惑う面接。
現在、主婦の皆様が、准看護師になるために、受験勉強に励んでいる方がたくさんいます。准看護師を目指す理由は、主婦それぞれですが、勉強が受験レベルに達しているのに毎年、看護学校の面接で不合格になる方がいます。
試験ができれば合格できるのでは?
と思われますが、看護学校の受験は、高校受験や大学受験とは違い、面接試験のウェイトが非常に重くのしかかってきます。
面接ではどんなことが聞かれるの?
例えば「あなたはなぜ看護師になりたいと思いましたか。」とベーシックな質問から、主婦の皆様が返答に困る質問まで様々です。主婦の皆様が返答に困る質問は、本当に困る内容なので、心して看護学校の面接には向かった方がいいでしょう。
主婦の皆さんが、年齢を重ねれば重ねるほど、人と話すことも苦にならなくなってきたりもします。もちろん、人見知りで受験の時に、何一つ答えられなければ不合格は決定ですが、馴れ馴れしく話すのもまた不合格になります。
看護学校の面接官は、主婦の皆様の生活環境から「本当に看護師として続けていけるのか?」また「看護師としての適性があるのか?」など面接では確かめられるでしょう。面接前には、准看護師を目指す理由をしっかりと考えることをお勧めします。
主婦が准看護学校を受験する時に悩む准看護師資格の価値。
主婦の皆様が准看護師を目指して准看護学校を受験する時に、一度は「准看護師資格は将来なくなるよ。」と聞いたことはありませんか?
そうなんです。実際に神奈川県では、2013年度を期限にを「准看護師を養成すること」を停止しています。これが、主婦の皆さんにとって、頑張って受験勉強をして、資格がなくなるのなら意味がないと思わせる事例でもあります。
しかし、勘違いしてはいけません。
では、准看護師の資格を取得している神奈川県の准看護師はみなさん資格をはく奪されたのでしょうか?
全く違います!!
今でも准看護師という資格を持ちながら、病院勤務や診療所、さらには介護保険施設など様々な場所で、准看護師を必要とされています。重要なことは、准看護師を要請することを止めただけで、准看護師資格を取得している人は、准看護師として勤務しているということです。
また准看護師として、7年間働けば通信課程で正看護師資格の取得も可能です。なので、今准看護師を目指して、准看護学校を受験しようと思っているのであれば、目指した方が、得だと思います。
これに主婦の皆様が惑わされてしまうと、せっかくの准看護師資格の取得ができなくなってしまいます。もちろん、政府と日本看護協会は正看護師の一本化を目指していますが、
来る2025年には、看護系で働く人を200万に必要とされています。
現在看護系ので働いている人は、およそ150万になので、後50万に足りないんですよね。決められたら年数までに、看護系の方を増やさなければならないのであれば、主婦の皆様にとって准看護師を目指すのも今がチャンスかもしれません。
人員が足りてしまえばその時点からは、准看護師であっても、正看護師であっても、募集定員が減ったり、テストがより一層難しくなるかもしれません。
まとめ
主婦が准看護師を目指すためには、どのようなことが必要であるかを書いてきましたが、まず准看護師になるには、「中学生レベルの勉強を完璧にすること」、そして、准看護師を目指すために大切なことは、決して筆記試験だけではないということも覚えておきましょう。
看護学校の受験には、筆記テスト+志望動機書+面接この3点
をできるだけ完璧にしておかなければ、短期間での准看護学校の合格は難しいということです。そして、短期間で准看護学校に合格するために、いちばんの近道は
看護学校の受験を専門に扱っている看護予備校に通うのが一番スムーズです。
最後に、准看護師の資格は、将来的になくなると言われていますが、逆に言えば、早めに取っておかなければ准看護師資格は取得できなくなるかもしれないことも事実です。
そして、准看護師資格が廃止されていても、すでに准看護師資格を取得していれば、看護師としてさまざまな場所で活躍ができるので安心ですね。