看護入試(AO入試・公募入試・社会人入試)の志望動機は合否を大きく左右するものです。
ここでは、「志望動機の内容についてどのような評価を下されるのか」を具体的に見ていきたいと思います。
志望動機書は本当にあなたが看護師になりたいかどうかの判断が下されるもの。
看護学校の受験は、他の大学受験や専門学校受験とは異なり、大半の看護学校で志望動機書の作成が必要となります。
この志望動機書からは、「あなた自身が本当に看護師になりたいのか」を読み取られています。
例えば、
給料が安定しているから。
資格が欲しいから。
親に勧められたから。
この理由では、本当に看護師になりたいとは思ってもらえません。
まだ、志望動機を提出する前ならば、上記の理由は最低限避けておきたいところです。
では、どうすれば印象のいい志望動機を書くことができるのか?
良い印象を与えられる志望動機には看護師に求められることが含まれている。
看護師の仕事は、
・移動の介助
・ベッドメーキング
・身体的なケア
など、治療や健康保持・増進のため、より良い環境を保つことが挙げられますが、これは業務上のことであり
実際に求められていることは、
患者さんが治療についての理解を深められ、前向きに治療に取り組めるようにしてあげる」ことです。
要するに、看護師の言葉1つで患者の命を大きく左右させるということです。
痛みを伴い苦しんでいる患者に対して前向きにさせるというのは至難の業です。
従って、患者やそのご家族とは常に良好な人間関係を築くことが必要なわけです。
一般的に看護師になるには、コミュケーションが大切と言われますが、
本質がここにあるわけです。
よく
人と話すことが得意 = 看護師に向いている
と勘違いしている学生も多いのですが、
話している中で人の気持ちを汲み取ることのできる人 = 看護師として適している
と判断されるわけです。
従って、志望動機でむやみやたらにコミュニケーションが得意と書くのではなく、
「あなたが人の気持ちを汲み取ってあげられる人物像であること」
を文面に含んであげる必要があります。
ではどのように表現してあげるといいのか!?
過去の事例を含むことで表現力豊かな志望動機になる。
下記は当看護予備校の学生で3校受験して全ての看護学校に合格した学生の志望理由を切り取ったものです。
① 活発さをアピール
② 周りからの信頼と周りを思う気持ち
③ 自己分析ができる
④ ちょっとした変化を感じ取れる
⑤ 臨機応変に対応できる
⑥ 頼りがいがある
⑦ 常に学ぶ意識がある
⑧ 相手のことを考えられる器がある
上記の文章は、何気ない文章ですが部分部分で自己を上手にアピールできている文章です。
こんな人であれば、看護師として育成してあげたいなと看護学校の先生方に思ってもらえるわけです。
受験生の大半は志望動機を作ることに追われ、誰もが使っている「思いやり」や「やりがい」を使いがちですが、この言葉を使ってしまうと「本当かな!?」と余計に疑われてしまう可能性があります。
これだけは注意。不合格一直線の志望動機の内容。
志望動機で絶対に書いてはいけない内容は、マイナス思考です。
例えば、
【例1】看護師の仕事は大変そうですが、頑張りたいと考えています。
「大変そう」なんて言葉は必要ないですよね。実際に働くともっと大変なので、この学生には務まらないと判断。
【例2】家族からは自分が看護師に向いてないと言われるが目指したいと考えています。
一般的に、家族はあなたの一番の理解者です。よって、受験生の性格に問題在り・もしくは家庭的に問題在りと思われる可能性があります。
このようにマイナス思考を含むと、いい方向には進みません。
よって、志望動機は極力プラス思考な考えを書くべきです。
まとめ
ここまで、志望動機書の内容について触れてきましたが、合否を決めるのは看護学校の面接官であることから、自分で志望動機の正解はなかなか分かりません。
では、多くの先輩たちはどのようにして看護学校へ向けて志望動機や面接の対策をしていたのでしょうか!?
実は、看護大学や看護専門学校に特化した看護予備校というものが存在します。
看護予備校では志望動機を書くプロなので、あなたがプラス思考で魅力のある看護師である文面の指導をしてくれます。
看護予備校に通うことであなたの看護学校の合格への道のりが身近なものとなります。