ここでは、看護学校の受験を目指す社会人の「大きな壁となる志望動機書」で書いてはいけない「NGワード」と「その内容」について触れます。
当看護予備校でも毎年、たくさんの志望動機書の添削を行いますが、その中でも下記の4つのNGワードには気をつけます。
志望動機書のNGキーワード
- 昔から看護師になりたかった
- 看護師は給料が安定している
- 看護国家資格を他職で利用
- ネガティブな発言
社会人が志望動機書で書いてはいけない「NGワード」その1
昔から看護師になりたかった
初めて看護学校の受験を目指す社会人にありがちな志望動機書のミスです。
昔から思っていた = 強い思いが伝わる
と勘違いしている社会人の学生も少なくありません。
まったく興味がなければ看護師を目指そうと思うことはありませんが、仮に、受験生の年齢が「30歳」だとします。
看護学校の先生からすれば「昔から・・・???」
今受験するには遅すぎませんか?と突っ込まれます。
なので、「昔から看護師になりたいと思っていた。」と書くのではなく
「何故今の年齢で看護師になりたいと思ったのか。」具体的に看護師になりたい理由を書く方が看護学校の面接官にあなたの気持ちは伝わります。
社会人が志望動機書で書いてはいけない「NGワード」その2
看護師は給料が安定している
当看護予備校でも毎年多くの受験生と個別面談を行いますが、
「なぜ看護師を目指そうと思ったのか。」と質問した時に
資格が欲しいから
給料が安定しているから
友達に勧められたから
この理由を答える社会人の学生が多いです。
もしあなたが看護学校の面接官だとすれば、この学生は採用しますか?
看護学校の先生方は「看護師という職業に対して熱い思いがある学生」を探しています。
目先の利益ではなく、「あなたの職業が看護師である必要な理由」を志望動機書に詰め込むことをお勧めします。
社会人が志望動機書で書いてはいけない「NGワード」その3
看護国家資格を他職で利用
(例)私が貴学を受験しようと考えたのは専門学校卒業後、看護国家資格をいかして看護師ではなく「美容系」で働きたいと思います。
これは、完全にNGです。
看護学校の先生方は、「約3年間」あなたを一人前の看護師として働けるように手塩に掛けて指導します。
これは、皆さんが「看護師になる」という前提のお話です。
それにも関わらず、初めから「看護師の職」ではなく「看護国家資格が利用できる職」を選択する学生には、
評価は厳しくなるので気を付けましょう。卒業後は、どこに就職しても自由なので安心してください。
社会人が志望動機書で書いてはいけない「NGワード」その4
「ネガティブな発言」
(例1)継続することが苦手でしたが、今は継続できます。
(例2)幼い頃は病弱でしたが、今は健康的です。
(例3)学生時代は体力に自信ありませんでしたが、今は体力がつきました。
上記の(例)は前半に「ネガティブ」、後半に「ポジティブ」の文脈になっています。
この表現は、日本人特有のものかもしれません。
大切なのは「今、患者様に対して何ができるのか。」です。
「ネガティブ」を文章に含むと、相手を不安にさせ、あなた自身の「ポジティブ」な部分が半減します。
現時点のあなたがどうなのかをアピールしていくことが、志望動機書では重要になります。
まとめ
上記の志望理由を書いたからといって全員が不合格になるわけではありません。
但し、当看護予備校の統計上、看護学校の志望動機や看護面接でネガティブな発言をして合格できる学生は極めて少ないです。
志望動機はあなたの看護受験の合否のカギを大きく握っているので最善には最善を尽くしましょう。
当看護予備校では一人一人の学生の志望動機を確認し安心して看護学校の受験に臨むことができるように指導しております。
看護受験に不安を抱えている学生様はいつでも看護受験専門の予備校 KAZアカデミーにご相談ください。