みなさんこんにちは、「看護予備校のKAZアカデミー」です。
今回は「使役動詞」と「知覚動詞」について説明します。
この授業で絶対に覚えて欲しいラインアップは、
◆ 「使役動詞」と「知覚動詞」 ◆
それでは早速やっていきましょう。
使役動詞について
使役動詞とは、「人(物)に~してもらう/させる」という意味を表すことができる動詞です。
英語の語順は、「使役動詞+目的語+動詞の原形」になります。
使役動詞の種類
代表的な使役動詞は「make、let、have、get、help」で、それぞれニュアンスが異なります。
種類 | 訳 |
---|---|
make | (強制して)~させる |
let | (自由に)~させる |
have | (当然)~させる |
get | (説得して)~させる |
help | 手助けして~させる |
などがあります。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・母は私に勉強をさせる。
日本語から「(強制して)~させる」とわかります。
従って、「make」を利用し、
答え. My mother makes me study.
となります。
もう一つ、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・母は私に外出させてくれた
日本語から「(自由に)~させる」とわかります。
従って、「let」を利用し、
答え. My mother let me go out.
となります。
使役動詞の違いは「強制度」だと考えるとわかりやすいです。
知覚動詞について
知覚動詞とは、五感(聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚)で感じる行為を表す動詞のことです。
英語の語順は、「知覚動詞+目的語+動詞の原形」で作ります。
知覚動詞の種類
代表的な知覚動詞は、「see、hear、smell、taste、feel」などがあります。
種類 | 訳 |
---|---|
see | 見る |
hear | 聞く |
smell | 嗅ぐ |
taste | 味わう |
feel | 感じる |
などがあります。
それでは、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・私は彼が部屋に入るのを見た。
「見る」は「see」を使います。
従って、
答え. I saw him enter the room.
もう一つ、例題を解いてみましょう。
次の日本語を英語に書き換えよ。
・彼はだれかがノックするのを聞いた。
「聞く」は「hear」を使います。
従って、
答え. He heard someone knock.
となります。
使役動詞、知覚動詞の受動態について
「使役動詞や知覚動詞」を「受動態」の文に変える場合は、「動詞の原形」ではなく「to不定詞」の形になります。
例えば、
・Tom made her carry the desk.(通常の文)
(トムは彼女に机を運ばさせた。)
これを受動態に書き換えた場合、
・She was made to carry the desk by Tom.(受動態)
(彼女はトムに机を運ばされた。)
続いて、知覚動詞の例も見ておきましょう。
・Emi saw him enter the room.(通常の文)
(エミは彼が部屋に入るのを見た。)
これを受動態に書き換えた場合、
・He was seen to enter the room by Emi.(受動態)
(彼はエミによって部屋に入るのを見られた。)
このようになります。
「使役動詞や知覚動詞」を「受動態」にする時には、「to」が忘れがちになるのでしっかり覚えておきましょう。
これで今回の説明を終わります。