これから、看護学校の受験をしようと思っている方が、筆記試験の勉強以外に大変苦労するものがあります。それは、受験で提出する志望動機書の作成です。
当 看護予備校でも、毎年多くの志望動機書の添削を行っていますが、学生さんの「看護師になりたい」と思う気持ちと志望動機書に書いている内容が、大きく異なっている場合があるので、添削が必要です。
せっかく看護師になりたいと思い、大切な時間を削って受験勉強に励んでいても、志望動機書で看護学校の面接官に不快な思いをさせてしまっては、努力も水の泡になってしまいます。
ここでは、看護予備校だからわかる「看護学校の受験で志望動機書で失敗した学生」が添削した後、合格に至ったところまでを書いていきたいと思います。
◆ 目次 ◆
看護学校に出願する志望動機書とは?添削してもらうことは必要?
看護学校の受験には、筆記テスト以外に必ず、面接があります。そして、受験に向けて出願する志願書には、「あなたが看護師を目指そうと思った理由」を記述しなければなりません。
ここで一つ大切なことは、
看護学校側は、あなたの人物像が全くわからないということです。
あなたの人物像がわかる唯一の手がかりは、看護学校の受験の時に提出した「入学願書と記述した志望動機書」しかないということです。ということは、この入学願書に記載されているものが・・・
あなたが看護師になりたい自己アピールができる最初のチャンスになります。
そして、ここで皆さんの志望動機を上手にアピールできなければ、次にあなたがアピールできる場所は、最終面接になります。
なんとなく、看護学校の受験時に提出する志望動機書の大切さがわかりましたでしょうか?自分が書いた志望動機書の添削をしてもらうことができればなぁ。なんて思うこともあるかもしれません。
そうなんです。一回目のアピールでつまづいてしまうと、次のチャンスは面接のみとなります。だからこそ、完璧な志望動機書を作るためにも、添削の助けが必要かもしれません。完璧なものを作った上で看護学校の受験に挑みたいものです。
みなさんは、看護学校の面接でアピールできる時間はご存知ですか?
最短でわずか5分です。
びっくりですよね。5分でアピールすることは至難の業です。もはや、志望動機書で半分勝負が決まっているようなものですよね。本当に、看護学校の志望動機書は大切ですよね。志望動機書は、あなた自身の分身であります。
あなたの分身にミスがあれば、たちまちミスの多い子?など、レッテルを張られてしまいます。それを避けるにも、添削してもらえれば安心ですよね。
あなたが「なぜ看護師になりたいのか?」そして「看護師を目指そうと思った本当の理由はなんのか?」看護学校側にわかってもらえるように、志望動機書をきっちりと書いていきましょう。
看護学校に出願する志望動機書の書き方と添削ポイント。
それではどのようにすれば看護学校の志望動機書がスムーズに書くことができるのでしょうか?
ただ単に、思ったことを書いていけばいいの?
と質問されることがありますが、志望動機書には、思ったことを書けばいいわけではありません。
ここで、志望動機書を「スムーズに書くことができいる人」と「間違った方向に行ってしまう方」の二通りに分かれます。
確かに、皆さんが看護学校を受験する理由は、看護師になりたいからですよね。だからといって、好き勝手に書いても相手に伝わる志望動機にはなりません。
大切なことは・・・
あなたが看護師を目指そうと思った理由を読んでくれる相手
にわかってもらわなければなりません。
皆さんの志望動機書の読み手となるのは誰ですか?
そうです。看護学校側、そして、看護学校の受験で行われる面接の面接官などになります。
なので、できるだけ看護学校の志望動機書は、まとまっていて、読みやすい文章にしてあげる必要があります。添削するポイントになってくるのは、
● 意味なく字数が多い文章は添削する必要があります。
● 何度も読まないと意味が伝わらない文章は添削する必要があります。
● 誤字脱字の多い文章は添削する必要があります。
このように添削ポイントがたくさんありますよね。正直、初めて書く志望動機書は酷いものになります。もし仮に、看護師を目指したい気持ちの入った文章であっても、グダグダ過ぎて読む気がしません。
志望動機書は、看護学校の受験において本当に大切なものなので、周りの人に確認をしてもらったり、プロの方に添削をしてもらい相手に伝わるような志望動機書にしましょう。
看護学校の志望動機書で避けたい言葉の使い方と添削ポイント。
看護学校の志望動機書を書く時に、小論文の書き方などに慣れている人は、特に問題ありませんが、小論文の書く練習をしていない方が、志望動機書を書いた場合、必ずといっていいほど、志望動機書に書いている日本語をたくさん添削していかなければなりません。
まず初めに、看護学校の志望動機書は、できるだけ相手に伝わりやすい文章でないといけません。その中で、倒置や比喩は避けた方がいいでしょう。
倒置や比喩を使うと、どうしても文学的な表現になってしまうので、「あなたの看護師になりたい思い」が、半減します。もし仮に、意味を間違って使っていた場合、大失態となりますよね。ここは、添削しておかなければならない重要なポイントでもあります。
当、看護予備校でも、毎年志望動機書の添削した後には、「看護師になりたい思い」を、出来るだけシンプルに書いてもらいます。まわりくどく書くことが、相手に伝わることではありません。とにかく志望動機書はシンプルに相手に伝わる文章を書きましょう。
まわりくどい志望動機書は残念ながら読む気を失います。
志望動機書は、シンプルに書くことを意識するだけで、重複する内容もなくなり減点箇所もなくなります。
看護学校の志望動機書の原稿用紙の使い方と添削ポイント。
看護学校や看護専門学校の志望動機書には、原稿用紙の場合とマス目がない場合があります。そして、各看護学校により、志望動機書の文章量も変わってきますので、それぞれ対応しなければなりません。
志望動機書が原稿用紙の場合の書き方と添削ポイント
段落は作る必要はありません。しかし、文章の最初は一マスあけましょう。
(注意事項)もし仮に、正式な原稿用紙でない時、実際は1マス空けなくていいのですが、採点側がそれを見落とす場合もあるため、どのパターンにも対応できるように、1マス空けておく方がいいでしょう。
できるだけ、2段落で志望理由を書く方がおすすめ。一文で書いてしまうと、ダラダラとした文章になりがちです。
400字~800字ぐらいの志望動機書になると、ほとんど小論文と変わらなくなってきます。このように文字量が多い志望動機書はできるだけ、4段落で書くことをお勧めします。
志望動機が長くなればなるほど、文章をきれいにまとめてあげないと読み手は理解しにくくなるので添削してもらいたいところです。
1000字以上になってくると段落数は5段落は必要です。文字数の多い志望動機書は、段落分けを増やすことにより読み手にわかりやすく伝えます。
志望動機書にマス目がない場合の書き方と添削ポイント
看護学校の志望理由書には、マス目がないパターンも多々あります。その時一番気になるのが一行に何文字書けばいいの?と質問されますが、
志望理由書は、およそ1行に25字ぐらいを目安に書いていけば、問題ありません。そして、添削のポイントとしては字をきれいに書くことを注意しましょう。
志望動機書や志望理由書では、できるだけきれいな字を書き、読み手の気持ちを考えながら、「自分の看護師になりたい気持ち」を伝えて下さい。
看護学校の志望動機書で守っておきたい文章校正と添削箇所。
看護学校の志望動機書を書いていく時に、この言葉は使っていいの?マス目はどうすればいいの?と色々な不安ながあると思います。その中で、言葉に関しては、かなり多くの添削箇所がでてきます。
ここでは、志望動機書を書く時に「最低限守っておいた方」がいいことを説明していきます。
その1:志望動機書の段落は小論文と同じ?
看護学校の志望動機書は、小論文と同じく段落の初めは1文字あけましょう。間違っていた場合、添削する必要があります。
その2:志望動機書の句読点の使い方はどうすればいいの?
もし仮に句点「。」や読点「、」の使い方も原点ポイントになりますので、添削しておいたほうがいいでしょう。句点、読点の位置をきっちりと書くことだけでも、読みやすい志望動機書になります。
その3:志望動機の「数字と英語」の書き方。
志望動機書で、英語と数字の書き方も間違っていれば必ず添削する必要があります。これは、志望動機書を書く上で、一般常識となっていますので、志望動機書一つで勉強してきたかのかしていないのかも見抜ける部分です。
その4:志望動機書で使われる基本的な言葉の注意点①。
「ら抜き言葉」は、認められていないので使うのは止めましょう。
- 【例】 〇 見られる → × 見れる
- 〇 食べられる → × 食べれる
- 〇 走れる → × 走られる
上記は、小論文の使い方と同じなので、基本的なミスを減らすように看護予備校でも、添削時には要チェック部分においています。
その5:志望動機書で使われる基本的な言葉の注意点②と添削ポイント
● 志望動機では自分自身のことは「私」で表現すること。
● 受験する看護学校は「貴校」と表現すること。面接の場合は「御校」と使いましょう。
● 無駄な繰り返しは絶対に避けること。 … 「貴校を志望した理由は、……し、……したことが理由です」
● 近年、略語が通常に使われていますが、志望動機や小論文などでは絶対にNGです。
など添削ポイントが山ほどありますので、受験前に自分自身で全て行うことは、かなりの時間を使ってしまうので、志望動機書を提出する前には、できる限りプロの方に添削をしてもらった方がいいでしょう。