小論文のルール
◆ 小論文のルール ◆
- 1.小論文を書く前に作文との違いを知ろう。|小論文の書き方講座(その1)
- 1-1.小論文と作文の違い
- 1-2.どちらが小論文でどちらが作文なのか当ててみよう。
- 2.原稿用紙の使い方。|小論文の書き方講座(その2)
- 2-1.小論文の書き始めはどこから書くべきか。
- 2-2.促音(っ)や拗音(ゃゅょ)の原稿用紙の使い方。
- 2-3.カギかっこの原稿用紙の使い方。
- 2-4.読点、句点の原稿用紙の使い方。
- 2-5.くりかえし符号は行頭においてはいけない。
- 2-6.原稿用紙での数字の使い方。
- 2-7.原稿用紙での英語の書き方。
- 3.小論文の配点|小論文の書き方講座(その3)
- 3-1.項目ごとに配点が決まっている配点方法
- 3-2.基礎点から加点・減点していく配点方法
- 4.減点されないために気を付ける部分|小論文の書き方講座(その4)
- 4-1.文体ついて
- 4-2.表現について
- 4-3.文字量について
- 4-4.一文の長さについて
- 4-5.段落について
- 4-6.字について
- 5.小論文では絶対にNGなこと①|小論文の書き方講座(その5)
- 5-1.記号
- 5-2.読点(、)句点(。)
- 5-3.禁止されている表現(その1)
- 倒置
- 体言止め
- 直喩(ちょくゆ)
- 隠喩(いんゆ)
- 擬人法
- 諷喩(ふうゆ)
- 声喩法(せいゆほう)
- 会話体
- 6.小論文では絶対にNGなこと②|小論文の書き方講座(その6)
- 6-1.オノマトペ
- 擬声語
- 擬態語
- 擬音語
- 擬情語
- 省略表現
- 略語
- カタカナ
- 商標名
1.小論文を書く前に作文との違いを知ろう。|小論文の書き方講座(その1)

小論文を難しく感じている学生は、小論文と作文の違いがよくわからない方が多いです。
小論文を書く前に、まずは作文との違いを知っておきましょう。
小論文と作文の違い
・小論文とは、根拠と理由を明確にして論述するもの。
・作文とは、自分の思ったことを思ったように書くもの。
大切なことは、結論に対して客観的な根拠が示されているかどうかです。
どちらが小論文でどちらが作文なのか当ててみよう。
次の文章を読んで、AさんとBさんどちらが小論文でどちらが作文なのか当てて下さい。
・テーマ「イチゴについて」
1日あたりの苺の適切な摂取量について考える。
私は苺が好きなので1パック約250gであれば軽く平らげる事ができる。ただし、食べ過ぎると体が冷えたりお腹が痛くなったりするので、いつも我慢して1パックの半分くらいしか食べないようにしている。半パックであれば体に異常をきたす事も無いので丁度よい。
以上より、1日あたりの苺の適切な摂取量は半パック、個数にして約12個くらいが良いと考えられる。
苺は味も去ることながら栄養価が非常に高く人気の果物である。ただし栄養価が高いからと言っていくらでも食べて良いわけではない。今回は1日あたりの苺の適切な摂取量について考える。
苺には、みかんやグレープフルーツの2倍のビタミンCが含まれており、100gあたりのビタミンCの含有量は62mg程度である。厚生労働省によると1日当たりのビタミンCの平均摂取推奨量は成人男性で90mg(成人女性で75mg)なので、1日あたり成人男性は苺を145g(成人女性で120g)まではビタミンC摂取という観点では食べて良いことになる。ただし、それ以上の苺を食べると苺に含まれるキシリトールの影響で腹痛や下痢などの症状が出ることがあるから注意が必要である。
以上より、一般的な大きさの苺一粒を約20gとすると、成人男性は一日7個まで、成人女性は6個までが良いと考えられる。
Aさんは、個人の感想を文章にしただけ。
Bさんは、根拠のある事実のみで構成して論理だてた文章。
小論文は「Bさん」です。
なんとなく、作文と小論文の違いはわかりましたか?
小論文は、自分の気持ちだけ伝えても駄目だということです。
2.原稿用紙の使い方。|小論文の書き方講座(その2)

小論文の書き始めはどこから書くべきか。
看護受験の小論文では、解答用紙に「タイトル」や「受験番号・名前」が印字されていることがあります。
従って、一マスあけて書けば問題ありません。
促音(っ)や拗音(ゃゅょ)の原稿用紙の使い方。
小論文では、小さな文「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」と通常の文字を同じマスに入れてはいけません。
従って、小さな文字は、一マスで使います。

カギかっこの原稿用紙の使い方。
普通は、「カギかっこ」「句読点」は1つのマスを使います。

但し、例外もあります。

文頭に閉じカッコをどうしても使いたい場合には、前の行の最後に書きます。
読点、句点の原稿用紙の使い方。
読点、句点は縦書き、横書きによって書く位置が異なります。
また、カギカッコと併用する時は、同じマスに含みます。

くりかえし符号は行頭においてはいけない。
「人々」の「々」は繰り返し符号といいます。行が変わってもそのまま「々」を書く学生が多いのですが、これは減点対象となります。
従って、行頭に来る場合にはひらがなを使います。

原稿用紙での数字の使い方。
縦書きでは、「漢数字」、横書きでは、「英数字」を使います。
課題文や図表やグラフで、算用数字を使われていたとしても漢数字に直さなければなりません。

原稿用紙での英語の書き方。
英語の書き方は、大文字と小文字によって原稿用紙の使い方が変わります。

3.小論文の配点|小論文の書き方講座(その3)

小論文の配点の方法は、
看護学校によって異なる
採点者によっても左右される
ことを覚えておきましょう。
項目ごとに配点が決まっている配点方法
| 内容 | 点数 |
|---|---|
| タイトルの正確 | 16点満点 |
| 内容の独創性 | 28点満点 |
| 論旨(段落構成) | 28点満点 |
| 文章表現 | 16点満点 |
| 漢字・仮名遣い | 12点満点 |
合計100点満点で、
最後に、文字数を達成していなければ、
95%以上:減点なし
90%以上:6点減点
89%以下:9~15点減点
減点されます。
基礎点から加点・減点していく配点方法
| 文字数 | 点数 |
|---|---|
| 0~400文字 | 0点 |
| 560~640 | 50点満点 |
| 641~720 | 70点満点 |
| 721~800 | 80点満点 |
| 801文字~ | 0点 |
初めに文字数だけで、全体の持ち点を決めます。
「0~400文字」や「801文字~」では、0点スタートになります。
小論文で文字数が必要と言われる理由この部分です。
4.減点されないために気を付ける部分|小論文の書き方講座(その4)

文体ついて
「だ・である」で書くこと。
「だ・である」と「です・ます」の混在は減点。
表現について
「話し言葉」「略字」「漢字間違い」「誤字・脱字」「ら抜き言葉」は全て減点対象。
文字量について
最低限8割書くこと。
半分程度しか書けていない場合は、点数がないと考えてよい。
一文の長さについて
一文40字から60字程度で書くこと。
それ以上は、採点者が読みにくく主語・述語の関係も崩れてくる。
段落について
一マス空けて書くこと。
不自然な段落は文字数稼ぎになるので注意が必要。
字について
きれいな字で書くこと。
字が汚い場合、読んでもらえないと思ってもよい。
小論文では絶対にNGなこと①|小論文の書き方講座(その5)

記号
「!」「?」「・」「”」「~」「・・・」「―」全て利用不可。
注)他文から引用する場合のみ利用可能。
読点(、)句点(。)
読点(、)は文章を読みやすいように適度に利用すること。
句点(。)は文章の終わりに必須。
禁止されている表現(その1)
倒置
倒置とは、普通の順序と逆に書く方法です。
(例)「どこに行くのか、君は」「起きろよ、早く」
体言止め
体言止めとは、名詞で終わる文章のことです。
(例)看護学校から見える夕陽でした。→看護学校から見える夕日。
直喩(ちょくゆ)
直喩(ちょくゆ)とは、何かの物に例えながら伝える文章。
(例)「お盆のような月」「滝のように激しい雨」
隠喩(いんゆ)
隠喩(いんゆ)とは、物に例えず直接、ぶつける方法。
(例)「先輩は私の鏡だ。」
擬人法
擬人法とは、物を人のように例える方法。
(例)「空が泣いている」「風が私の頬を優しく撫でた」
諷喩(ふうゆ)
諷喩(ふうゆ)とは、ことわざ、寓話などで使われる言葉。
(例)「朱に交われば赤くなる」
声喩法(せいゆほう)
声喩法(せいゆほう)とは、声や事物の音を、言葉にしたものです。
(例)「ニャーニャー」「ガタガタ」「ワンワン」「カーン」など・・・
会話体
会話体とは、普段の言葉遣いをそのまま使うこと。
| 利用可 | 利用不可 |
|---|---|
| だ/である | です/ます |
| どちら | どっち |
| きちんと | ちゃんと |
| だが/しかし/けれども | でも/だけど |
| やはり | やっぱり |
| 非常に/きわめて | とっても/すごく |
| ~ではない | ~じゃない |
小論文では絶対にNGなこと②|小論文の書き方講座(その6)

オノマトペ
擬声語
×「ワンワンほえる」 → ○ 「犬がほえる」
擬態語
×「コツコツ」 → ○ 「堅実に」「着実に」
×「ギリギリ」 → ○ 「余裕がない」「直前まで」
×「テキパキ」 → ○ 「迅速に」「素早く」
擬音語
×「雨がざぁざぁ降る。」 → ○ 「雨が激しく降る。」
×「言葉をスラスラ話す。」 → ○ 「言葉を流暢に話す。」
擬情語
×「イライラする」 → ○ 「苛立つ」
×「どきどきする」 → ○ 「緊張する」
省略表現
省略表現例一覧
× 「携帯」「ケイタイ」「ケータイ」 → ○ 「携帯電話」
× 「スマホ」「スマフォ」 → ○ 「スマートフォン」
× 「パソコン」 → ○ 「パーソナルコンピューター」
× 「アプリ」 → ○ 「アプリケーション」
× 「コンビニ」 → ○ 「コンビニエンスストア」
× 「ファミレス」 → ○ 「ファミリーレストラン」
× 「バイト」 → ○ 「アルバイト」
× 「リハビリ」 → ○ 「リハビリステーション」
× 「メール」 → ○ 「電子メール」「迷惑メール」「ダイレクトメール」「エアーメール」
× 「eーメール」 → ○ 「電子メール」
× 「サイト」 → ○ 「ウェブサイト」「○○サイト」
× 「ネット」 → ○ 「インターネット」
× 「就活」 → ○ 「就職活動」
× 「部活」 → ○ 「部活動」
× 「朝連」 → ○ 「早朝練習」
× 「原発」 → ○ 「原子力発電」「原子力発電所」
× 「原爆」 → ○ 「原子爆弾」
略語
× 「UN」 → ○ 「国際連合」
× 「WHO」 → ○ 「世界保健機構」
× 「IOC」 → ○ 「国際オリンピック委員会」
× 「GDP」 → ○ 「国内総生産」
× 「HIV」 → ○ 「ヒト免疫不全ウィルス」
× 「AIDS」 → ○ 「後天性免疫不全症候群」
カタカナ
× 「イジメ」 → ○ 「いじめ」
× 「イス」 → ○ 「いす」
× 「ウソ」 → ○ 「嘘」
× 「キズ」 → ○ 「傷」
× 「ケガ」 → ○ 「怪我」
× 「ケンカ」 → ○ 「喧嘩」
× 「ショック」 → ○ 「衝撃を受ける」「動揺する」
× 「スピーディーにする」 → ○ 「迅速にする」「速やかにする」
商標名
× 「iPhone」 → ○ 「スマートフォン」
× 「iPad」 → ○ 「タブレット端末」「タブレット」
× 「iPod」 → ○ 「携帯音楽プレーヤー」
× 「LINE」「Twitter」「Skype」「カカオトーク」 → ○ 「インスタントメッセンジャー」
× 「Facebook」「Mixi」 → ○ 「ソーシャルネットワーキングサービス」

